今年はたくさん自然の厳しさを体感した年でしたが、だからこそ実りが有難いです。 カテゴリー: ブログ 共同研究農家 2015.10.09 こんにちは! 一気に涼しくなって、いよいよ秋ですね。 皆さん、実りの秋をいかがお過ごしですか? 埼玉県春日部のサンクスアイさんの愛感謝米が実る田んぼも、収穫を終えました。 今年は夏の終わりが涼しく、そのまま秋に突入したので、日照不足は否めませんが、以前も書きましたが、稲が体力消耗していないので、美味しいと思いますよ! ですが、日照不足だと植物が生産をしないといいますか、量も実りませんし、いつまでたっても黄金色に色付きません。 春日部の田んぼも、杉戸も田んぼも・・・どこも軒並み収量が減ってしまいました。 やはり大地に生え、お天気に育まれる、われわれ生きものは、天候の影響が大きく受けますね。 こちら、杉戸の田んぼ、9月4日の様子。 こちらは9月8日。 おや。 あまり変わらないどころか、むしろ4日の方がお日様に照らされ黄色く見える気も(笑) こちらは12日頃まで続いた長雨が開けて、9月14日の写真ですが、晴れただけでも少し色付いています。 人間は日焼けしますが、植物はお日様に照らされて色づき実るんですね。 さて、春日部の田んぼの収穫の様子を写真に収めようとタイミングを見計らっていたのですが・・・ 収穫の作業が溜まっていて、撮る余裕がなかったようで、気がついたら・・・ 稲がない! 刈っちゃった・・・とのことで、 皆さんにお見せできなくて、とても残念です。 収穫後の田んぼになってしまいました。 気をとりなおして。 私の主観でしかないですが、一仕事終わった田んぼは、本当に誇らしそう・・・毎年秋にそう感じます。 春日部の田んぼにも、 ふうーーっと、大きな仕事を終えた、あの心地よい疲労感?達成感?無事終えましたという感謝? なんだか一言で言えない、なんとも表しがたい空気が流れているように感じるのですが・・・ 皆さんはいかがですか? 今年はたくさん自然の厳しさを体感した年でしたが、だからこそ一仕事が終えられること・・・実りをいただけること自体が有難いです。 実りの秋、お米だけでなく、沢山の地球からのプレゼントをゆっくり味わいたいと思います。 網本朝香 サンクスアイ株式会社 〒861-8035 熊本県熊本市東区御領6丁目1-6 TEL.096-285-3910 / FAX.096-285-3513 日本の農業を変えて、世界の食を正す。 サンクスアイは、植物性ミネラル・フルボ酸を通じ、土壌改良を行い、本物の食物が収穫できる愛産物農法の普及を行うことにより、日本の食の明るい未来を応援しています。
先日の雨ではお気づかいおかけし、ありがとうございました。 カテゴリー: ブログ 共同研究農家 2015.09.25 こんにちは。 みなさんはシルバーウィークはいかがおすごしでしたか? 先日の長雨では、皆さんお気づかいありがとうございました。 まだ沢山被害が続いている地域もあるので、手放しで喜べないですが、埼玉のこの地域では、かなり水に浸かった田んぼも数日で水が引き、ぬかるみながらもコンバインでの収穫が続いています。 このところ、秋晴れがしばらく続いているので、大雨の後も水が引くまで作業できなかった分まで巻き返そうと、あちこちで稲刈りをいそぐ音が聞こえます。 そう、シルバーウィークは返上で・・・! 世に言うゴールデンウィークは田植え、シルバーウィークは稲刈りと、稲作農家にとっては作業週間のような期間で、もれなく網本欣一も作業ウィークでしたよ。 夜遅くまで、コンバインが稼働していました。 コンバインにはちゃんとライトがついていて、世の稲作農家の仕事ぶりがうかがえます。 農家のみなさん、夜遅くまでおつかれ様です! 田んぼマンになった以上、ゴールデンもシルバーも返上は覚悟の上、代わりに、冬の農閑期のお休みを満喫することを心に決めて!毎日いそしみます。 そんな中、杉戸の田んぼでは、恒例の田んぼ祭り、稲刈り(手刈り)イベントを行いました! 子ども達は鎌でザクザク刈る感触が面白かったのか、一列あっという間に刈り進んでいましたよ! 画面の右から左へ、一番奥の列は子ども達だけの列。 楽しかったんだね! 労働を楽しんで、おなかをすかせて、お昼には新米の玄米、白米!豚汁! 一年の収穫をみんなでお祝い、ごちそうさまの感謝を田んぼにお返しできました。 サンクスアイさんの愛感謝米の田んぼも、月末までには収穫が出来そうですよ。 今年の恵みは、埼玉では夏の前半が暑かったので、田植え時期が早い稲にとっては大変だったと思いますが、サンクスアイさんの田んぼは、苗をゆっくり育てて田植えが遅かったため、夏の後半の雨がちで涼しい頃に穂を出して、稲が体力消耗せずに実りを蓄えられたので、美味しいと思いますよ! お楽しみにお待ちくださいね! 網本朝香 サンクスアイ株式会社 〒861-8035 熊本県熊本市東区御領6丁目1-6 TEL.096-285-3910 / FAX.096-285-3513 日本の農業を変えて、世界の食を正す。 サンクスアイは、植物性ミネラル・フルボ酸を通じ、土壌改良を行い、本物の食物が収穫できる愛産物農法の普及を行うことにより、日本の食の明るい未来を応援しています。
長雨でしたね。 カテゴリー: 共同研究農家 2015.09.11 こんにちは。 ずいぶん長雨が続きましたね。 皆さんのお住まいの地域はご無事でしたでしょうか。 サンクスアイさんの愛感謝米が育つ春日部の田んぼは、 土地が高いので、大丈夫だろうとのことでした。 (あちこち道路が通行止めになっていて、まだ見に行けておらず、申し訳ありません。) 杉戸では、田んぼの落とし(田んぼの水を排水する小さな用水路)が決壊し、 田んぼとつながってしまったり、道が水没してしまっている所もありました。 この写真のアングルには、本来は田んぼと、 用水路が写っているはずなのですが、つながって一面海のようです。 全国的に農作物への影響も少なからずだとは思いますが、影響がより最小限ですみますように。 秋、刈取りが終わっていない稲が水に浸かると、下手をすると田んぼで穂のまま、 実ったお米が芽を出してしまう場合もあるようで、稲作農家は気を使います。 この台風時期を避けようと、早く植えて早く収穫したりする農家さんが多いようで、 従って杉戸では、年々栽培期間が早くなっているようです。 ですが、最近では、夏の早い段階から台風が発生したりと、予測不可の要素が多く、 栽培時期をずらすことは根本的な解決策ではなくなっているのが現状です。 そこで・・・になりますが、 欣一社長の稲作の先生、稲葉先生が提唱されている、 ポット・露地・成苗稲作での逸話・・・レジェンドを一つ。 (もちろん、欣一社長が、愛感謝米の春日部田んぼや、 杉戸の田んぼで実践させていただいている方法です。) 栃木の先生の田んぼで、以前台風が来た際、 隣の雑木林の大きな生きている樹が倒れても、稲が倒れなかったとか。 稲が、根っこを張って成長し、組織が丈夫で、茎も太く、 更に中干しなどで土の管理ができていると、倒れにくくなるとのことです。 倒伏を防ぐためだけに成苗稲作を提唱されているわけではなく、 稲の本来の力を発揮させる稲作を・・・とのご活動ですが、 本来の力を発揮していると、結果的に倒伏にも強くなるのでしょうね。 写真は、杉戸の自宅横の有機田んぼです。 写真手前に水面が見えて、穂のすぐ下の高さまで水がたまっている様子がわかります。 この手前のあたりは、用水が入る際に地面を削る影響で少し低く、水が溜まりやすいので、 中干しが不完全で、少し倒れてしまいましたが、奥は首まで水に浸かりながらもピンとしています。 2、3日で水が引けば、なんとか無事であると思います。 周りの不確定要素が増えるなら、自身が強く健康であるのが一番の道なのかも知れません。 いつの時代もそうですが、これは稲だけでなく、人間にも言えることかもしれませんね。 網本朝香 サンクスアイ株式会社 〒861-8035 熊本県熊本市東区御領6丁目1-6 TEL.096-285-3910 / FAX.096-285-3513 日本の農業を変えて、世界の食を正す。 サンクスアイは、植物性ミネラル・フルボ酸を通じ、土壌改良を行い、本物の食物が収穫できる愛産物農法の普及を行うことにより、日本の食の明るい未来を応援しています。
稲の花 カテゴリー: 共同研究農家 2015.09.02 こんにちは。 ツバメは南への旅立ちの準備をしているのか前ほど数を見なくなり、 ツクツクボウシが鳴き声を揃えて、夏休みはもう終わりと告げています。 夏休み大好きな私は少しさみしい・・・。 さて、皆さんはいかがお過ごしですか? 前回から今回の二週間の間に、稲の花が咲き、穂が垂れ始めています。 杉戸の田んぼの写真ですがご紹介します。 サンクスアイさんの愛感謝米の田んぼも同じペースで成長していますよ。 関東では最近すっきりと晴れず、曇り空で写真が暗いのですが、稲の花です! まだ天を向いている穂の、緑色のモミの中に雌(め)しべがあり、そのモミの先から出ている、小さな白い粉のように見えているのが雄(お)しべで、一つのモミ単位で受粉(自家受粉)をします。 田んぼで花が咲いているのは数日間ほど。 なので、この光景が見られるのはわずかな期間です。 更にその中でも、一つの花が受粉可能な時間はたったの数時間だそうで、 その花が咲いている間でも、熱風が吹いたりすると、実るお米に影響があったりするそう。 なので暑さを避けて涼しい午前中に穂を出すのだそうです。 曇り空で、写真うつりが良くない・・・などと人間がぼやいている一方で、稲としては涼しくて絶好のタイミングだったのかもしれません。 また、驚きなのは、有機・成苗稲作・ポット苗で健やかに育った稲は、気温が低すぎる(冷害)と、葉を一枚出す養分を使ってまで穂を出すのをこらえ、条件が合うまで遅らせるのだそうです。 植物の知恵なのか工夫なのか、命のプログラムに感服するばかりです。 普段いただくお米は、そんな奇跡を得て実った、命を継ぐ種なのですね。 さて、受粉した稲穂は、太陽を浴びるごとに、中身を詰まらせて頭(こうべ)を垂れ、黄色を帯びていきます。 受粉から約1ヶ月で実りです。 秋の足音が聞こえてくるが早いか、実りが先か・・・。 残暑の折ですので、お体お大事に、残りの夏を楽しんで、豊穣の秋をお迎えくださいね! 網本朝香 サンクスアイ株式会社 〒861-8035 熊本県熊本市東区御領6丁目1-6 TEL.096-285-3910 / FAX.096-285-3513 日本の農業を変えて、世界の食を正す。 サンクスアイは、植物性ミネラル・フルボ酸を通じ、土壌改良を行い、本物の食物が収穫できる愛産物農法の普及を行うことにより、日本の食の明るい未来を応援しています。
葉先のつぶつぶ カテゴリー: 共同研究農家 2015.08.14 こんにちは。 立秋を迎えて、暑さはピークを過ぎた感がありますが、それでもまだまだ暑いですね~。 夏、内陸の埼玉のお天気と言えば、熊谷の気温が有名ですが、やはり同じ埼玉県下、サンクスアイさんの愛感謝米が育つ春日部も暑い! ピーク時は、口を開くと一言目に「暑い~」とつい出てきます。 ですが、春日部杉戸などの田園地帯では、夕方になると涼しい風が吹きわたり、夜になるとクーラーがいらない日も多くあります。 よほどでなければ熱帯夜にならず、夜のお散歩なら羽織るものがいることも。 これは、実は田んぼがもたらす意外な側面で、都会から流れてくる暑い風が田んぼの水や稲でクールダウンして気温が下がり、夜も過ごしやすくなります。 早朝、稲につぶつぶ水滴がついています! 写真の日は曇り空でしたが、晴れると朝日を浴びて一粒一粒がきらきらと、田んぼ全体が煌めいています! 元気な稲は、吸い上げた水を葉で放出しているのですが、夕方から朝にかけては冷えて水滴になり、葉先につきます。この水滴が涼しくなる要因の一つ。 コンクリートは熱持ちが良く、夜になっても熱いままですが、人間など生きものは、汗を出して体温を下げて一定に保っていますね。 稲や植物もこうやって吸った水を放出して温度を下げています。 その冷えた植物の周りを通る風は冷えてゆき、辺り一帯の気温も下がります。 日中ひそやかな蛙も、涼しくなる夕暮れと共に合唱!私達人間も一息つくことが出来ます。 そろそろ酷かった暑さもひと段落して、穂も出て来る頃でしょうか。 次回には穂が出揃っている様子がお届けできると思います。 まだまだ暑いですが、夏後半を元気にお過ごし下さいね。 網本朝香 サンクスアイ株式会社 〒861-8035 熊本県熊本市東区御領6丁目1-6 TEL.096-285-3910 / FAX.096-285-3513 日本の農業を変えて、世界の食を正す。 サンクスアイは、植物性ミネラル・フルボ酸を通じ、土壌改良を行い、本物の食物が収穫できる愛産物農法の普及を行うことにより、日本の食の明るい未来を応援しています。