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あけましておめでとうございます

カテゴリー: 共同研究農家 2015.01.02

明けましてお芽出とうございます。

皆さんの2015年が、素敵な年となりますように!

 

皆さんはお正月はどのようにお迎えでしたか?

田んぼは・・・やはり冬景色ですが、何とも言えないすがすがしさが香ります。

 

 

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お正月は恒例で、社長の欣ちゃんのお里の和歌山と、

私の生まれ育った京都に帰ります。

 

京都の暮れとお正月は、賑やか!

 

埼玉のスーパーでは、設けられたお正月コーナーに、お正月のものが集められていますが、

 

京都ではスーパー丸まるっとお正月仕様です。

じゃが芋などの、普段の食材を探す事が困難なくらい、お正月の食材で埋め尽くされます。

 

紅白の蒲鉾(かまぼこ)、棒鱈(ぼうだら)、昆布巻き、海老、慈姑(くわい)、八頭(やつがしら)、

スーパー内の花屋さんでは、注連縄(しめなわ)、角松、赤い実の南天(難を転じる)…

 

そして大晦日は、市内あちこちにあるお寺から、除夜の鐘が掛け合いのようにゴンゴンと鳴り響き、

(本当にあちこちから聞こえます()

 

明けて元旦からは、これまたあちこちに鎮座する神社のまわりに、

初詣の行列が、それこそ満員電車の中のように連なり、

新年の挨拶に行き交う人々も重なって、ごったごった返します。

 

さすが「生きている伝統」の町。

 

単に「古い=伝統」でなく、今も続けられている習慣が、伝統となって生きていると感じます。

 

 

京都を離れて、素晴らしいなと再認識するのは、

多様さと、暮らしに人々の交流があることでしょうか。

 

例えば買い物スタイル。

 

今、日常の買い物はスーパーやショッピングモールで全て済むようになりました。

スーパーでは全国からの商品が取り寄せられ、

いつでも、どこのものでも買える時代になり、

子育て世代にとっては、1カ所で全て済むので、本当に便利になりました。

 

その反面、そのスーパーが揃える、そのまんまで食卓が構成されてしまうことも感じます。

 

また、スーパーの買い物だと、好きなメーカーはあっても、

その時々の値段次第で、他社のものも買ったり…という、

 

初めに、物と値段ありき、のスタイルになりがちかと思います。

 

また、お店の人と話したりはあまりしないですね。

どこにあるかをたずねる時くらいです。

 

そんな中、京都はまだまだ個人店で手造りのものを出す、

例えばお豆腐屋さん、お味噌屋さん、お魚屋さん、和菓子屋さん・・・といった専門のお店が市内あちこちにあり、

 

同じお豆腐でも、お店の数だけ種類が多様にあり・・・すなわちストーリーと味が多様にあり、

また、個人店なので、お店の人がおススメしてくれたり、質問したり・・・と、会話や交流があります。

 

人々は、お豆腐はここ、鯖寿司はここ、和菓子でも羊羹はここ、豆大福はここ…と、「行きつけの〇〇やさん」といった、付き合いのあるお店に親しみ、多様な食生活があるように感じます。

 

 

「誰がどんな風に作ってくれた〇〇」

 

 

物が、作る側→買う側と、一方通行に流れるだけではなく、

誰かと交流があった上で、品物が行き、声が帰る・・・。

 

行き交う習慣がある事で、

買い手だけでなく、ものづくりも根底から変わってくると思うのです。

 

いえ、「変わってくる」ではなく、元々はそうだったのでしょう。

 

自分達が作ったものを選んでくれて、

わざわざ足を運んでくれるお客さんを想い、応え、感謝し、大事にするものづくり。

 

確かに古い寺社仏閣といった世界遺産が多くある町で、

ものづくり、買い物スタイルも、合理的でなく古いと言われれば、それまでなのかもしれませんが、

 

作り手と買い手の会話、交流・・・

言葉の数と、交わした気持ちが、活気となって町全体に広がっていて、

何とも言えない、歴史すら生きている町になっているのだなぁと感じるのです。

 

地域それぞれが違うことが当たり前で、

そのまま当てはめようとするのはナンセンスですが、

 

農業をやっていても、

人の気持ちが行き交う中で、農産物が流通するにはどうしたらいいか、など、

市場(いちば)や個人店が活き活きする町で育ったことが、考え方に影響したなと自覚したりします。

 

先に気持ちありき、ですね。

毎年帰省して、気持ち新たに一年を想います。

 

今年も皆さんの身体が、健康でありますよう。

 

お米は身体の基礎。

誇りを持って稲作をさせていただき、

 

皆さんの健康な身体の基礎を作る、安心で美味しいお米を届けさせていただきます。

 

また、このような場を与えて下さっているので、

サンクスアイさんと、お買い求め下さる皆さんと、作り手の私達とが、より近づけるように、

 

今年も愛感謝米の田んぼの様子など、オープンにお届けしていきますので、

 

今年もどうぞ、よろしくお願い申し上げます。

 

 

網本朝香

サンクスアイ株式会社
〒861-8035 熊本県熊本市東区御領6丁目1-6
TEL.096-285-3910 / FAX.096-285-3513

日本の農業を変えて、世界の食を正す。
サンクスアイは、植物性ミネラル・フルボ酸を通じ、土壌改良を行い、本物の食物が収穫できる愛産物農法の普及を行うことにより、日本の食の明るい未来を応援しています。

冬の色

カテゴリー: 共同研究農家 2014.12.19

寒くなってきましたね。

 

連日のニュースで、各地の吹雪が取り上げられていますが、

いかがお過ごしですか?

 

事務所がある、埼玉県杉戸町では、雲一つない青空が広がっています。

 

 

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青が濃くて、突き抜けるような、埼玉の冬の空がやってきました!

 

これから春まで、日本海で水分を落とした後の、乾いた強風が吹き抜けます。

埼玉県は内陸のため、南から来る夏の台風は弱まる事が多いですが、

冬の北風を遮るような高い建物群がないので、

風が平地を駆けて行く様・・・風の足跡が見えるかのようです。

 

私の実家は山に囲まれた盆地の京都市内。

山に遮られ、一年を通して強風というより、そよ風しか吹かない地域なので、

 

冬に泊まりにきた親戚は、風音で眠れなかった・・・

と訴える事もしばしば。

 

夏に泊まりにくると、

雨蛙(アマガエル)と「牛」の鳴き声がすごくて・・・

 

と訴え、どちらにしてもうるさいようです()

慣れますがね。

 

ちなみに「牛」は、うちも隣近所も飼っていません。

 

・・・牛蛙(ウシガエル)です。

鳴き声がそっくりなのですよ。

 

 

さて、今回の一枚!数年前の同じ頃の写真です。

 


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前述のように、雪はなかなか降らないのですが、それでも気温は低く、

草木の水分やわずかな夜露が、草のふちや毛に沿って、霜(しも)になります。

 

早朝、日が昇るともやになり、そのもやの中で、霜一粒一粒に朝日が乱反射して、

 

辺りがほんのり柔らかな・・・乳酸飲料オレンジ味色です!

 

自然界の色彩はなんとも見事ですね!

 

 

網本朝香

サンクスアイ株式会社
〒861-8035 熊本県熊本市東区御領6丁目1-6
TEL.096-285-3910 / FAX.096-285-3513

日本の農業を変えて、世界の食を正す。
サンクスアイは、植物性ミネラル・フルボ酸を通じ、土壌改良を行い、本物の食物が収穫できる愛産物農法の普及を行うことにより、日本の食の明るい未来を応援しています。

いよいよ冬です

カテゴリー: 共同研究農家 農業について 2014.12.05

こんにちは。寒くなりましたね!

 

愛感謝米の田んぼがある埼玉県でも、いよいよ冬となりました。

 

うちの田んぼも、11月は緑だった蘖(ひこばえ)が寒さにあたって茶色く枯れてきました。

 

 

AI20141205.jpg

 

 

畦の野草も、種をつけて枯れたりと、

これからどんどん田んぼは茶色くなっていきます。

 

そう、しばらく・・・

早春、枯れ草の下から小さな緑の新芽をだすまで・・・は、

写真を撮っても撮っても、変わらず茶色いという日々が続きます。

 

うーん。

 

ということで、冬の間は、生きものや雑草特集をしていこうと思います。

 

 

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畦のコセンダン草の種です。

 

元々、北アメリカからやってきた外来種だそうで、明治時代に確認されたとか。

時を経て、平地の空き地や畦など、日本全国に増えたようです。

 

 

増えた理由は、この種の先の「フック」!

 

 

Ai2014120503.jpg

 

 

とにかく引っかかるのです!

 

服に!猫に!靴下に!

 

自転車で、車を避けようと畦際を走ろうものなら、

靴下にいっぱい種がくっついちゃった、なんて事があります。

 

もちろん洗濯機では落ちないので、手でぶちぶちと落とす羽目になるのですが、

 

 

賢いのは、夏の間は背丈は、30センチに届くかどうかなのですが、

秋、花をつけ種になりだすと、くっつくぞと言わんばかりに、茎がぐんぐん伸びるのです!

 

最初は出る杭(くい)頭を打たれないよう、平均的な背丈に抑えて、草刈に逢わないように身を潜め、

種をつけると遠方に広げようと背丈を伸ばす・・・。

 

そうして、動いている人間や動物に、ばっちりフック!

 

引っ付かれた私や動物などが嫌がりそうな、「ちょっとチクチク感」満載で、

 

しかも、しばらぁくしてから気づく程度のチクチク感、

気づいた「ちょっと離れた先」で、猫にいにゃ~んと種を落とすよう毛繕いをさせたりして、

 

無事、落とされた先で子孫繁栄を成し遂げるわけです。

 

種の構造からして、フックは移動に徹し、種部分に影響がないような形になっていたりと、

 

生きる事、子孫を残す事へのすごい執念を感じます。

 

 

この執念は、他の植物にも往々にして見られ、

タンポポも、花が終わり種になると、風をつかまえようと、

急に茎が伸び、綿毛を風に乗せようとします。

 

また、移動手段の綿毛と、発芽の為の部分と、二部構造になっているのも似ています。

 

・・・いやいや、やっぱり綿毛とか可愛いもんじゃなく、

もっと凄まじい執念を私が感じるのは、やっぱり

 

フック!

 

だからですかね。

 

 

ちなみに、タンポポにしても、外来種の西洋タンポポの方が、

ザリガニだとアメリカザリガニの方が・・・と、

何にしても、外来種の方が、大型で種の数も多く、強い印象があります。

 

このコセンダン草も、日本の生態系が被害を受けかねないことから、

要注意外来生物に指定されているそうなので、

 

日本固有の草がすみかを失わないよう、

靴下に種がくっついた際は、チクチク感をガマンして、

自宅に帰ってからゴミ箱に捨てるようにしていますよ。

 

 

明治に船でアメリカ、ヨーロッパと視察に海を渡った岩倉使節団・・・

西洋は、人も、生きものも、全部強いとの印象を受けたとのことですが、

 

その頃に、靴下なのか足袋なのかにくっついてきただろう?コセンダン草、

100年を経て、やっぱり舶来ものは強かった!と証明されているのでしょうか。

 

 

網本朝香

サンクスアイ株式会社
〒861-8035 熊本県熊本市東区御領6丁目1-6
TEL.096-285-3910 / FAX.096-285-3513

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サンクスアイは、植物性ミネラル・フルボ酸を通じ、土壌改良を行い、本物の食物が収穫できる愛産物農法の普及を行うことにより、日本の食の明るい未来を応援しています。

冬の訪れ

カテゴリー: 共同研究農家 2014.11.21

こんにちは。

 

北の方で雪が降ったとのニュースを見るたび、冬だなぁと思う一方、

まだギリギリ日中は薄手のコートで過ごせる埼玉です。

 

みなさんの地域ではいかがでしょうか?

 

先週、11月半ばに、外に干してあった社長の欣ちゃんの洗濯物に、秋茜(あきあかね)・・・かな?

赤トンボがとまっていました。

 

 

AI20141121.jpg

 

 

赤トンボの種類、判別は私には大変難しく、明言を避けますが、

もし秋茜だと、赤トンボの括りの中で、一番有名な赤トンボでしょうか。

 

?一番有名な赤トンボ?

 

・・・そう、赤トンボとは、広くは、秋になると赤くなるトンボの事だそうで、

 

一番有名で、全国的に分布している「秋茜」や

 

眉が縦で困り顔の「眉立茜(マユタテアカネ)」

 

羽の先が茶色い「熨斗目(のしめ)トンボ」

 

ほとんど赤くならないですが、主に九州分布の「薄羽黄とんぼ」

 

その他、専門的すぎるので割愛させていただきますが、

広くは、それらも赤トンボと括るのだそうです。

 

あの有名な童謡を聞いて思い浮かぶトンボが、人によって違うと思うとびっくりなのですが、
通常は秋茜を赤トンボと言うそうです。

 

 

さてさて、珍しいなぁと思いながら赤トンボの写真を何枚か撮りました。

 

この赤トンボが秋茜だったとしたら、

秋茜は体が小柄なので、一回り大きな熨斗目トンボに比べて、飛べる時間が長いそうで、
止まってもすぐに飛び立ち、このように落ち着いて写真を撮らせてくれるのは、なかなか珍しいのです。

 

それは、恐らく11月半ばで、寒くなって動きが鈍い・・・

或いは、もうすぐ寿命なのかもしれません。

 

晩秋たまたま撮った写真一枚に、

生きものの寿命と、季節が次に進むことが撮し込まれているんだなぁと、しんみりでした。

 

写真は1週間ほど前のもの、今はまったくトンボを見なくなりました。

 

今回は、小さい秋ならぬ、冬の訪れ見つけた・・・でした。

 

 

網本朝香

サンクスアイ株式会社
〒861-8035 熊本県熊本市東区御領6丁目1-6
TEL.096-285-3910 / FAX.096-285-3513

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蘖(ひこばえ)から

カテゴリー: 共同研究農家 農業について 2014.11.07

11月ですね!

 

朝晩は息が白く見える日もあって、ずいぶん冷え込んできたなぁと感じますが、

日中は汗ばむ陽気だったりで、寒暖の差が激しい埼玉です。

 

皆さんはいかがおすごしですか?

 

秋も深まり、茜色に包まれた田んぼは一仕事終えて、休んでいるかのように見えます。

 

 

20141107.jpg

 

 

が、土の中・・・微生物の世界では、

ワラや根っこなどの残渣(ざんさ)を分解したりと、まだまだ活発に動いています。

 

という理由は蘖(ひこばえ)!

 

難しい字ですね。

 

本来は木の切り株から生える新しい枝の事だそう。

切り株を親、新しい枝を孫(彦、ひこ)と見立てているのだとか。

稲の切り株から、もう一度生える稲にも使う言葉だそうです。

 

さて、この蘖が生えているという事から、

土の中の根っこや、その周りの微生物は、まだまだ活動をして動いているんだなぁと押し量れます。

 

寒さ到来が遅く、いつまでも暖かい年は、蘖はどんどん伸び、

田植え後かと見紛うほど青々として、穂までつける年もあります。

 

 

2014110702.jpg

 

 

写真は二年前、2012116日撮影。蘖伸びてますね!!

青々として、ぱっと見は初夏に見える程です。

中身はスカスカですが、短い穂まで出て、収穫できそうな勢いです。

 

対して下は今年2014116日の写真です。

 

 

2014110703.jpg

 

 

秋の田んぼだと一目でわかりますね。

 

 

蘖の様子から、今年は少なくとも一昨年よりは、寒さが若干早くにやってきたと言えるでしょうか。

 

 

これが、うちの田んぼだけの状況であれば、蘖を伸ばす体力も残っていない程、肥料分が足りなかったとも測れますが、

周りの田んぼも差ほど変わらず、どうやら気候の話のようです。

 

これから寒さが厳しくなると、葉や根っこも寒さに耐えられず、

また、微生物の活動も密やかになり、蘖はこれ以上伸びずに枯れていきます。

 

そうすると、本格的に寒さがやってきた・・・土の中まで冷えてきた、

田んぼも、農作業も、稲作人の気持ちも一休み一息、となります。

 

 

大袈裟ですが、季節をただ過ごすだけでなく、

少し注意して立ち止まってみると、自然が色んな事を現していることに気づかされます。

 

自然、地球の事に、より敏感な生きもの達の様子から、私達人間は知らされる事も多いはずです。

 

四季があり、美しい国土の国に生まれ育った、有り難い瞬間なのでしょうね!

 

 

これから紅葉の美しい晩秋、樹々の鮮やかな色合いに、春から夏、秋の日々が刻まれています。

忙しい中ですが、時には立ち止まって見たいものですね!

 

 

網本朝香

サンクスアイ株式会社
〒861-8035 熊本県熊本市東区御領6丁目1-6
TEL.096-285-3910 / FAX.096-285-3513

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