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稲の花!

カテゴリー: 共同研究農家 農業について 2014.08.15

 




台風一過・・・といいたい所ですが、サンクスアイさんの愛感謝米の農場のある春日部は、一過する雨風があまりなく、雨が1日パラパラと降っただけでした。

 

今年のお盆は台風の影響で少し涼しいようですが、皆さんいかがお過ごしですか。


8月上旬に、稲が穂を出しました!



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周りに白く付いている粉のようなものが、稲の花です。



見えている白い花は雄しべ、

緑色のもみの中に雌しべがあり、

数日で受粉して結実し、役目を果たした花は枯れていきます。



穂は、ほぼ一斉に茎を割って出てくるので、



つまり、稲の花が風に揺れている田んぼの景色も、一夏のうちたった数日しか見れないのです。



私はこの稲の花が大好きです。

何の派手さもなく、自己主張もないですが、大きな一粒を結ぶ小さな花々です。




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中干しした田んぼには水が再び入り、

再び繁茂した浮き草が水面に揺れるのを見ていると、

暑さをしばし忘れます。







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今週の生きもの紹介は、麦わらとんぼ。

茶色ですが、白青いシオカラとんぼのメスです。



夏の夕方、稲の葉の周りをひゅい~ひゅいと飛んでいます。




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そして・・・たそがれの草亀。

背中に何を醸し出しているのでしょうかねぇ。




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夏は日中暑いので、田んぼ周りの生きものも朝夕に活動するようです。

人間もこの暑さ、日中はできれば動きたくないですね。



さて、早稲米の栽培が多い杉戸では、お盆休みが終わったらすぐに稲刈りが始まります。

英気を養って稲刈りシーズンに備えます。



皆さんも残暑厳しい折ですが、ご自愛下さり、収穫の秋をお迎え下さいね。





網本朝香



サンクスアイ株式会社
〒861-8035 熊本県熊本市東区御領6丁目1-6
TEL.096-285-3910 / FAX.096-285-3513

日本の農業を変えて、世界の食を正す。
サンクスアイは、植物性ミネラル・フルボ酸を通じ、土壌改良を行い、本物の食物が収穫できる愛産物農法の普及を行うことにより、日本の食の明るい未来を応援しています。

中干しが始まりました

カテゴリー: 共同研究農家 農業について 2014.07.25

 

サンクスアイさんの、愛感謝米の農場がある埼玉県では、梅雨が明けました!

 

本格的な夏到来!毎日暑いですね!

 

網本欣一が管理する田んぼでは、中干し(なかぼし)が始まりました。

 

お隣り春日部市にある、愛感謝米の田んぼでも、もちろん始まりましたよ。

 

中干しとは、田んぼの水を一度切って、地面を乾かす事です。

 

下の写真は杉戸町の網本欣一の田んぼの様子、まだ始まって数日ですが、水が引いて地表が見えています。

 

 

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中干しの目的は・・・

 

植物は、太陽++肥料がそろうと、成長しますが、稲の場合、収穫(穂、実)が目的なので、

 

茎や葉が伸びる=茎や葉に栄養が使われ過ぎないよう、水を一度切って、背丈の成長をどこかで止めること、

 

根が水を求めて土中深くに伸び、張りめぐるので、これからの台風のシーズンにも倒れない、根っこがしっかりした株に成長させること、

 

また、農作業上は、地面が一度固くなるので、稲刈りの際にコンバインが入りやすくなるそうです。

 

穂が出る30日ほど前から始めて、約1週間~10日間程でしょうか、地表が軽く地割れするまで、慣行栽培、有機栽培かかわらず、行うことが多いようです。

 

ただこれはあくまで目安、稲の生育調査をして行う事が一番!という事で、欣一社長が生育調査をしていました。

 

下の写真は、稲の茎を根元から切ったものと、その断面です。

 

 

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中は空洞なんですね~!

 

一番下の断面の写真で、根元から3~4センチほど上に節があるのが分かりますか?

 

根元からこの節までの長さが短く=腰が低いと、倒伏に強いそうで、水を入れっぱなしにしておくと、この節までの長さも長くなり、結果、上背があり、ひょろっとした形に育ってしまうので倒れやすくなるとの事です。

 

 

さて、中干しの間、生きものはどうしているの?

 

水が無くなるわけですから、水が必要な昆虫などは残念ながら住めなくなってしまいます。

(飛べる昆虫などは、飛んで行ってしまいますし、水に生きるもの達は水を用水に落とす際一緒に流れていきます。ドジョウなどは地中に潜るようです。)

 

 

ところで、近年トンボが少なくなっているそうですが、中干しのタイミングが関係しているそうで・・・。

 

トンボは幼虫のヤゴの頃、田んぼなどの、流れの緩やかな水の中で育ちます。

 

近年、新米を値段の高い早い時期に出荷したい・・・と新米商戦を見た稲作や、台風での倒伏を避けるため、早めに収穫したい・・・と、どんどん田植えが早くなり、したがって中干しも早くなる傾向が関東ではあるようです。

 

早い時期に中干しをする事で、トンボの幼虫のヤゴが、トンボに孵れず死んでしまい、
トンボの数が減っている一因になっているのでは、と言われています。

 

ただ、稲葉先生にお会いし、成苗稲作の体系を教わって、稲が本来育つペースに、できるだけ合わせて農作業するようにしてみると・・・

 

ヤゴが羽化する頃に、ちょうど中干しになり、ヤゴはトンボになれるのです。

 

きっと、日本では、太古の昔から稲作が広い範囲で行われていて、川の急流ではなく、作られた用水や、田んぼ等の溜め水で生きる・・・トンボをはじめとする、生きもの達がいて、彼らは稲の農作業に合わせて進化してきたのではないかと思うのです。

 

 

つまり、稲の成長のペースと、田んぼをすみかにする生きものの成長のペースは、きっとリンクしているのではないかと感じるようになりました。

 

逆に言うと、現代の日本で、人間が本来の稲のペースから外れて農作業をしていることが、生きもの世界のバランスも崩してしまっているのかもしれません。

 

田んぼをすみかにする生きものが生きやすい=稲が生きやすい

 

日本の自然の中の稲作では、切っても切れない・・・生きもの、稲、人の関係があるのかもしれません。

 

全部を大事になんて、なかなか出来ませんが、切り離せないとわかるだけで、何をするかが変わってくるのでは・・・と、稲の葉のまわりを飛ぶトンボを見ながら思うのです。

 

今回の生きもの紹介は、毎年羽化し、いのちを謳歌する糸トンボ。

 

いのちを有機田んぼでつないでいます。

 

 

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網本朝香



 

サンクスアイ株式会社
〒861-8035 熊本県熊本市東区御領6丁目1-6
TEL.096-285-3910 / FAX.096-285-3513

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すくすく育っています!

カテゴリー: 共同研究農家 農業について 2014.07.11

梅雨空の七夕になりましたね。

 

今年はしっかりと降っていて、毎日蒸しますが、いかがお過ごしですか。

 

田植えも無事終わり、苗はすくすくと大きくなっています!

 

 

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上の写真は、627日の、埼玉県杉戸、うちの事務所の東側の田んぼです。

 

一株を見ても・・・立派になってきました!

 

やはり627日の写真です。

 

 

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10日ほどたち・・・七夕の日の写真です。

 

 

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毎日見ていると、少しずつの変化なので分かりにくいのですが、緑率がぐんとアップしていますね!

 

植物が日々成長していることがわかります。

 

田植えをした時は、一株は3粒の種もみが発芽し、茎は1粒から1本、つまり一株あたり3本だったのですが、七夕になった今や、一株が1520本ほどに茎が増えています。

 

つまり、一粒が56本の茎に増えているわけです。まだまだこれから増えますよ!

 

 

さて・・・今回の生きもの紹介!

 

東側の田んぼは・・・今年も野生の夏留鴨(カルガモ)の餌場になっています。

 

 

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夏留鳥(カルガモ)です。

 

カルガモといえば、時々ニュースになる、皇居のお堀で子育てをする、あの茶色い鴨で、渡り鳥ではなく、夏も日本に留まるので夏留鴨(カルガモ)というそう。

 

毎年数にばらつきがあるものの、田植え後しばらくすると、どこからかともなくやってきて、草の若芽や昆虫などを食べ、2週間ほど滞在し、またどこかへ飛んでいくのです。

 

何年か前は、数家族の鴨が子育てをし、大人数(大鴨数?)で、田んぼ中の草を食べつくしたこともありました。

 

その年は、びっくりするほど草が生えなくて、鴨様ありがとう!!といった覚えがあります。

 

今年は、多いときは10羽ちょっと確認しましたが、うちの田んぼには、夜に来るルートにしているようで、主に夜、ぐえっぐえっという鳴き声が聞こえます。

 

大きなお尻をフリフリ・・・とにかくかわいい!!

 

実は、カルガモは、稲作農家ににとっては害鳥の類といわれています。

 

着水がへたくそ??で、2メートルほど苗をなぎ倒して着水するのです。

 

また、草の若芽が好きなので、慣行栽培の稚苗はカルガモの餌にもなりかねません。

 

ところが、成苗稲作になると、苗はもう大きく硬くなるまで育っているので、食べられることもありませんし、大きなお尻で着水しても、根っこがしっかり張っているので、苗がなぎたおされることもありません。

 

それどころか、稲作に困るコナギの若芽を餌にしているので、我々としては大助かりなのです。

 

彼らとしてみれば、自分たちのご飯を夢中で食べているだけなのですがね。

 

 

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写真は、その数年前、たくさん田んぼにいた時の写真です。

 

暑い夏、畔にすっくりと立った親の鴨が一羽いて、どうしたのかと思えば、自分の影に雛を2羽入れ、涼ませていたこともありました。

 

常にカップルで行動し、田んぼに連れ立ってくるときも、飛び立つときも、大概2羽ずつで行動するのです。

 

雛を連れて、田んぼから田んぼを移動するときも、うしろを振り返り、雛がついてきているか何度も確認するのです。

 

なんだか、お互いを大事にする姿に、いつもほっこり和みます。

 

有機稲作の田んぼならではの、生きものと創る風景は、その命の営みも映しこまれていて、ああ、ただお米を育てているだけではないんだ!と嬉しくなります!

 

 

網本朝香

 

サンクスアイ株式会社
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愛感謝米”田植え終了!”

カテゴリー: 共同研究農家 農業について 2014.06.27

 

こんにちは!

 

埼玉では、梅雨らしい梅雨・・・曇り空や、雨がちな日が続きますが、みなさんいかがおすごしですか?

 

埼玉県春日部市にある、サンクスアイさんの愛感謝米の農場の田植えは、6月中旬に無事終わりました!

 

まずは田植えまでの、網本欣一の農作業を埼玉県杉戸町の自宅近所の田んぼの様子もまじえてになりますが、ご紹介しましょう。

 

 

前回で、草いっぱいの杉戸町の田んぼの様子をご紹介しましたが・・・

 

春日部市にある、愛感謝米の農場も・・・やはり草いっぱい!!

 

 

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この農場は、一面田んぼが広がる田園地帯にあり、空も広ければ、田んぼ一枚も広く、その広い田んぼにびっしりと草が生えているので、なんだか一面・・・緑!です!

 

 

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生えに生えた草を泥に練り込み、田植えをする準備の代掻き(しろかき)をしています。

トラクターが通った後と、これから通る所の差がすごいですね。

 

 

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浮いているのは、泥に練り込まれなかった、コナギの芽と根っこです。

 

小さいですが、黒い点のようなものが、種、もしくは発芽した後の種の皮です。

この浮いた芽をそのままにしておくと、再着泥して復活したりするほど丈夫なのも、コナギが強害草と言われるゆえんでしょうかね。

 

 

今回の生きものもご紹介!

 

 

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代掻きをしているトラクターに巣をはっていた黄金蜘蛛(こがねぐも)です。

 

見事な虎カラーをしていますね!

私は関西出身なので、もちろん愛着??がありますよ。

 

メスだけが、この虎カラー、まだ若いようで、胴体が1センチ程ですが、大人になると、メスだと胴体が2センチ越えになる大型の蜘蛛で、生きもの先生が教えて下さった所によると、大食いのため、餌になる虫が沢山いないと生きれないそう。

 

昔は当たり前にいたのですが、今は、特に都市部周辺では減ってしまったのだとか。

それだけ虫が・・・つまりは虫が住める場所が少なくなったのでしょう。

 

 

余談ですが、黄金蜘蛛のメス同士が戦う大会(闘蜘蛛大会??)が鹿児島であるそうで、プロティンを餌に入れて育成している方もいるそうで・・・。

 

数年前まで、うちの庭の、毎年同じ所に、とても大きな巣を張る、庭の主のような大きな黄金蜘蛛がいました。

(調べると1年が寿命だそうですが、庭の主は同じところに二年いたのです。稀に長生きするのがいるのかな?)

 

先生が、わざわざプロティンを餌にしなくても、大会で勝てそうなくらい立派だと、感心されていた覚えがあります。

寿命だったのか見なくなってしまいましたが、おそらく子孫を残したのでしょう、一昨年くらい前から、田んぼの畦などに沢山の黄金蜘蛛を見るようになりました。

 

この小さな黄金蜘蛛も、あの主の子孫なのかな。

 

こうやって生きるもの達は、いのちを継いでいくんだなぁ。

 

風に揺れる虎カラーを見て、久しぶりに会えたような、なんだか懐かしい気持ちになりました。

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さて、杉戸の田んぼでは、成苗まで育った大きな苗を、機械植えしています。

 

その田植え作業を・・・

志通信のブログでも紹介されていたドキュメント制作のために、制作会社の方が撮影中です。

真ん中でうちのスタッフも見学中、貴重な体験をさせていただきました。

 

出来上がるドキュメントには、田植えシーンのみが流れるのかなと思い、

撮影風景は私から披露させていただくことにしました()

 

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6月中旬、愛感謝米の田んぼも田植え終了!

6月23日に、杉戸にある、苗を育てていた苗床にも田植えをして、長かった田植えシーズンがひと段落です。

 

杉戸では、梅雨の合間の晴れの日、風にそよぐ苗を夕焼けが包み込んでいました。

 

 

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隣近所の町、春日部の愛感謝米の農場も、同じ夕焼けに染まっている事でしょう。

今年も稲達が、健やかに育ちますように。



網本朝香

 

 

 

サンクスアイ株式会社
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念願の「奇跡のお米づくり」番組制作クランクイン!!!

カテゴリー: 共同研究農家 農業について 館 幸佑 2014.06.20

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無農薬でお米を作る 安心安全な農法、その実践者、農業維新のサムライとも言うべき、サンクスアイの農育の専門家、網本さんを訪ねてきました。

 

今回お邪魔した目的は、今まで何度もセミナーで語ってまいりました、あの夢を実現させるためです。

 

その夢とは、春から秋までお米がいかにして無農薬で、化学肥料なしで作られるのか?

 

そのお米作りの物語、網本さんのヒューマンドキュメントムービーの制作です。

 

6月10日の撮影初日、記念すべきクランクインは、 梅雨時にもかかわらず青空が広がる晴天に恵まれました。

 

「しろかき」や、「田植え」のシーンもバッチリとカメラにおさめることに成功!

 

セミナーではお伝えできない、網本さんの肉声と映像、感慨深いインタビューも涙ものです!!

 

お米作りに関わった、この十数年を振り返り、無農薬、化学肥料なしで、米づくりに情熱をかけてこられた
物語の裏話なども登場いたします。

 

今年一年かけて、製作に取り掛かります!!

 

ご期待下さいね!!

 

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