2月14日はバレンタインデーでしたね。
バレンタインデーの2月は1年間で1番チョコレートが売れる月なのだそうです。
皆さんは、チョコレートにはどんなイメージをお持ちですか?
甘くておいしい反面、ニキビができる・・・虫歯になる・・・など、食べ過ぎはよくないというイメージがあるのではないでしょうか。
そんな、甘くておいしいチョコレートの原料になっているのが「カカオ」。
実は、様々な働きがあると言われています。


カカオポッドの中にある白いネバネバしたカカオパルプに包まれているのが、カカオ豆です。
カカオ豆には、カカオバターが含まれており、カカオバターの脂肪分は吸収率が低く、体脂肪になりにくいことが実証されています。
また、カカオにはリグニンという食物繊維が多量に含まれる為、肥満や大腸がんの原因になる便秘予防にも効果があります。
さらに、カカオ成分には抗菌作用もあるため、ピロリ菌や大腸菌の抑制効果も認められています。菌の抑制効果という点では、カカオ成分には虫歯の原因菌となるソブリナス菌を抑える働きがあることも歯科医師の研究でわかっているそうです。
このように、私たちの身体に良い様々な働きがあることは、実は、昔の人たちは分かっていたのかもしれません。
4,000年以上も前、紀元前の古代文明のころまで遡り・・・古代アステカ人やマヤ人たちの記した記録書によると、チョコレートは薬として珍重され原料のカカオ豆には貨幣としての価値があったそうです。薬として、カカオ豆をすり潰したものが使われていました。
現在は、薬と食べ物は分けて考えがちですが、昔は食べ物=薬として重宝されていたのですね。「人」に「良い」と書いて「食」。そして、「逍秩iやまいだれ)」に「品」が「山」と書いて「癌」。。。
現代はまさに、「食べ物」でなく「品物」が山のように増えてきました。
あらためて、「医食同源」「薬食同源」という言葉の持つ意味を考えてみませんか。