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身近な果物?イチゴの真実

カテゴリー:その他のスタッフ 2015.01.23

最近、スーパーに出回るイチゴの量が増えてきましたね。

イチゴの旬って今だっけ?と、クリスマスの時期からイチゴを見かける為、本来の旬はいつなのか気になり、調べてみました。

以前は、露地栽培だけしか行われていなかった為、春から初夏に収穫されており、本来のイチゴの旬は4月中旬から5月だそうです。

今では、ハウス栽培が盛んになり、12月以降から私たちの手元に届くようになりました。

 

 

次に気になるのが、

そもそもイチゴは果物なのか?野菜なのか?ということです。

スイカやメロンは野菜に分類されると聞いたことがあったのですが、同様に木に生らないイチゴも野菜に分類されるのでしょうか。

実は、イチゴはバラ科の多年草で、農林水産省では「果実的野菜」に分類されています。

「果実的野菜」とは、ツルもしくはそれに類似するものに生る、果実を食べる果菜類のことを指しています。

スイカやメロンもこれにあたるとのこと。

 

 

また、イチゴは面白い構造をしています。

私たちが口にする赤い部分が、実は「実(み)」でないことをご存知でしょうか。

イチゴのツブツブしている、一見種のようなものが、本当は果実なのです!!

実際に、私たちが食べている赤い実の正体は、「花託(かたく)」と呼ばれる部分で、茎や枝の先端で花をつけるところです。イチゴの赤くておいしいところは、その「花託」が大きくなったものなのです。

種だと思っていた本来の果実の部分は「痩果(そうか)」と呼ばれています。

その小さな痩果の中に、さらに小さな種があるのです。

 

 

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では、なぜそのような構造になったのでしょうか。

それは、子孫繁栄のため、イチゴが身につけた循環のメカニズムでした。

イチゴは、自ら種を飛ばすことができない為、鳥などに運んでもらう必要があります。そこで、赤い実をつけ、自分の存在をアピールすることで、鳥に食べてもらうのです。

鳥がイチゴを啄みながら種を食べ、糞と一緒に排出された種が、落とされた先の大地で根をおろし、またそこで赤い実をつけます。

こうして、イチゴは自分の子孫を絶やさないよう、生きてきたのです。

 

 

動物だけでなく、野菜、植物にも命があり、他の生命体と共存し、命を繋いでいます。

 

色んな形で繋がれた命を私たちヒトは、いただいているのです。

 

食事をする前の『いただきます』という日本人の習慣は、命を「いただく」ということに対する感謝と、敬意を払うことからきています。そこに意識を向けて発すると、単なる音に想いが乗るのではないでしょうか。

 

大切な習慣。

今日も、すべての命に感謝して…『いただきます!!』

 


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