健康的な生活習慣を送るために必須なのが、健康的な食習慣です。
野菜をたっぷり食べたり、量を食べ過ぎないようにしたり、温かいものを食べるなど、心掛けていらっしゃるのではないでしょうか。
健康的な食習慣を意識されていらっしゃる方へご質問です。
食事は、1日何回食べていますか?
朝は食べないという方もいらっしゃるかと思いますが、今回は1日3食、食べる意味合いについてご紹介させていただきます。
(1)体内時計を調整するため
体に備わっている生体リズムを正しく機能させることができます。
生体内には約1日を周期とする「体内時計」があり、このリズムが神経系、内分泌の代謝を調整して体内の恒常性を保っています。
いつも決まった時間帯に食事をとっていると、体はそれを記憶しているため、その食事時間に合わせて消化酵素などを分泌して消化の準備状態に入ります。
そのため、栄養素を効率よく体内にとり込んでくれるようになります。
また、腸の働きが規則正しく活発になるので、便秘解消効果も期待できます。
(2)栄養をコンスタントに供給するため
体が1日に必要とする栄養素を過不足なく補給するためには、1食ごとの栄養バランスの配分を考え、脳や体に一定に栄養を送ることで活発的に活動を行うためです。
(3)肥満の防止のため
食事の回数を減らし、1回の食事の量を多くなってしまうと、かえって食べ過ぎてしまい、血糖とインスリンの量が急上昇して肥満を招きやすくなります。
3度の食事の場合、血糖値を一定に保ってくれたり、食欲のコントロールを行ってくれるので、食べ過ぎや小食の改善にもなります。
(4)体温を上昇させるため
朝食は、睡眠によって下がっている体温を上げたりと日中の活動を行う為の準備を行ってくれます。
(5)朝食・昼食・夕食の役割
朝食は脳を活性化させ、集中力を高めます。
昼食は午後の活動のためのエネルギーを補給します。
夕食は睡眠中に作られる筋肉や骨の材料(栄養素)を補給する役割があります。
そして、3度の食事で気をつけたいのが栄養のバランスです。
ただ、このバランスを食事だけで整えることは、現代の食事では困難です。
特に不足しているのは、ミネラルです。
理想の食事は、1日3回の食事をバランスを考えて食べ、不足しているミネラルを植物性ミネラルなどで補うことをおススメいたします。