本日は、「植物にも人間にも必要なミネラル・ケイ素」というテーマでお届けさせていただきます。
人間は土壌の力を借り、様々な食物を作って食べていますが、その食物が栄養素として取り入れた様々な成分(ミネラル)が人間のエネルギーになると言うのは一般的にご存知だと思います。
その中でも今回注目するミネラルはケイ素です。
ケイ素は土壌の約60%~70%ほど含有されていますが、その大部分が岩石や砂の形態で食物が吸収するのは難しい形の状態で多く土壌にいます。
そのケイ素は、作物にとって優れもので、特にお米(稲)はケイ素を多く吸収すると茎が太くなり、病害虫にも強くなります。
さらには、乾燥や塩害など不良環境耐性がつき、丈夫になるのです。
そのケイ素を含んだお米を主食としている日本人は、お米を主食としていない海外の方に比べ、摂取する事が多く、簡単に摂取出来ていると考えられますが、日本人でもお米の摂取量が減少したことなどがあり、実はケイ素不足となっているのです。
日本人の一日のお米の摂取量は江戸時代に比べ3分の1になっています。
また、日本の食が欧米化しており、パンやフレークを食べたり、また加工食品が多くなってきている事も大きな原因の一つです。
ケイ素などのミネラルは食品を加工していくとその食材からどんどん抜け出していってしまうのです。
玄米と白米だけで比べても玄米は白米の約10倍のケイ素が含まれています。
近年、ケイ素が不足すると、骨がもろくなったり、血管に脂肪がつきやすくなったりすることが分かり、骨粗鬆症や、動脈硬化の原因と深く関わっていることが知られています。
骨粗鬆症ですが、骨を作るミネラルの代表はカルシウムですが、カルシウム摂取量と骨密度上昇の関係は高齢者では認められていない事が多く、野菜や豆類に多く含まれるマグネシウムやカリウム、ビタミンCの摂取量と関係が深いことが認められており、骨を丈夫にするためにはカルシウムなどの他にケイ素が重要だと2004年にアメリカで発表をされるほどケイ素は重要なミネラルなのです。
更には、野菜にも含まれているケイ素ですが、人間に一番吸収されやすい食材はお米です。
ですが、近年は特に土壌自体がミネラル不足なので、お米にも以前に比べるとミネラル不足になっております。
そのため、土壌が元気な環境で育てられた愛感謝米や、パーフェクトミネラルアイをお米を炊く際に入れたミネラルご飯でケイ素不足を乗り切りましょう!