暑さも和らぎ、秋の気配を感じるようになりましたね。
九州の早いところでは新米収穫が始まりました。
これから本格的に迎える全国の収穫期。新米が待ち遠しいですね。
そこで食欲の秋に向けて、ワンポイントアドバイス。
秋になると、ついつい、食べ過ぎてしまうという方いませんか?
そして、お米って太るのではないかと心配されている方もいるのではないでしょか?
そこで、本日は、「お米って太りにくい?」と題してお送り致します。
お米などに含まれる糖質は肉やバターに含まれる脂肪よりも優先的にエネルギーとして消費されやすいという特徴があります。
また、ご飯はお米に水を吸わせて炊きあげるので水分が多く、量のわりにはエネルギーが低い上、粉からできているパンなどとちがって、粒のままで食べるので消化・吸収がゆっくりになり、体に脂肪をためるホルモンの分泌もゆるやかになります。
このことから、ごはんは、太りにくいでんぷん食品といえるのです。
そして、こんな興味深いデータもあります。
筑波大学附属病院の研究では、通院中の2型糖尿病患者、158名を対象に、1日にご飯を食べる頻度等のアンケートと、身体測定、血糖値、血清インスリン値、HbA1cなどの検査を実施しました。
BMI,HbA1c値、総コレステロール値は、1日3回ご飯を食べるグループで低い傾向があり、糖尿病治療においても、インスリン療法が少ないという傾向が認められました。逆に、ご飯を1日2回以下しかとらないグループでは、高脂血症治療内服率が高いことがわかりました。
毎日、家族でお米を食べる習慣を、しっかりとつけていきたいですね。