先日、当社の農育アドバイザー、網本様のブログをご紹介致しましたが、秋の収穫に向けて、本日は、お米の大切さを、題して「日本人の米離れ」としてお届け致します。
牛乳や肉類、卵など、動物性食品の消費量が増加している一方で、日本人の主食であった米の消費量が年々少なくなっています。
日本人は米を主食とし、戦後までカロリー摂取率は炭水化物が約80%を占めてきました。
米は常温でも保存が効く最も優れた食品です。
人類が文明を獲得したきっかけは、米や麦などイネ科植物の栽培に成功したことであったともいわれています。
米の主成分に当たる炭水化物は、1gに4kcalを持つ熱量素(エネルギーを供給する栄養素)の一つです。
食物に含まれる炭水化物はブドウ糖に分解され、さまざまな生命活動を行うための主要なエネルギーになります。
特に脳は炭水化物(ブドウ糖)しかエネルギー源として利用できないのです。
血液中のブドウ糖が減少すると、うつ、イライラ、思考力低下、疲労、根気がなくなるなど、低血糖の症状が起こるようになります。
日本の伝統食から得られるタンパク質(15%)、脂肪(25%)、炭水化物(60%)、の摂取比率は、「黄金比率」といわれる理想的なものです。
かつて長寿の双子姉妹として人気を博したきんさんとぎんさんの食事は、お粥に味噌汁、かわはぎ、梅干、ひじきの煮つけなどで、若いときからずっとそうした食事を続けていたそうです。
バターや肉を使った洋風の食事は一見豪華ですが、食習慣が多様化しているように見えて、実際は貧しくなっているのです。
お米を主食として、伝統食をしっかりと見直していきたいですね!!
サンクスアイ農場の秋の収穫が待ち遠しいです♪