放射性物質による被害は、更なる広がりを見せています。
福島原発から300キロメートルも離れた神奈川県の足柄のお茶から、放射性物質が検出されてしまいました。
決して、避難区域以外であるから、安心とはいえないことが証明されてしまいました。
放射性物質の影響は、大人に比べ、子供たちの方が受けやすいということは、ご存知だと思いますが、そんな子供たちに対して、文部科学省は、こんな通達を出しています。
4月19日、文部科学省は、学校等の校舎・校庭等の利用判断における放射線量の目安として、年20ミリシーベルトという基準を、福島県教育委員会や関係機関に通知しました。
この年20ミリシーベルトは、屋外で3.8マイクロシーベルト/時に相当すると政府は示しています。
これは以下の点で、極めて憂慮すべき基準です。
(1)3.8マイクロシーベルト/時は、労働基準法で18歳未満の作業を禁止している「放射線管理区域」(0.6マイクロシーベルト/時以上)の約6倍に相当する線量である。
(2)20ミリシーベルト/年はドイツの原発労働者に適用される最大線量に相当する。
(3)原発労働などによって白血病を発症した場合の労災認定基準は、5ミリシーベルト×従事年数である。実際に白血病の労災認定を受けているケースで、20ミリシーベルト/年を下回るケースもある。
(4)本基準は、子どもの感受性の強さや内部被ばくを考慮に入れていない。
(5)本基準により、子どもの被ばく量を低減するための取り組みをやめてしまった学校も多い。
(6)3.8マイクロシーベルトを下回った小中学校・幼稚園・保育園・公園におけるモニタリングが行われなくなった。
16日(月)のブログでもご紹介しましたが、フルボ酸は放射性物質から身を守る上で、大いなる可能性を持っています。
神奈川の放射性物質の検出を教訓に、ぜひより広い範囲の皆様に放射性物質からの予防を心掛けていただきたいと思います。