日本人の主食「お米」。
お米は、縄文時代(弥生時代という説もあります)から栽培され、日本人の食を支えてきました。
皆さんは、お米をたくさん食べていますか?
良いお米を食べていますか?
突然ですが、「うるち米」と「もち米」の違いをご存知でしょうか?
それは、でんぷんの性質の違いで決まります。
でんぷんは、アミロースとアミロペクチンとで構成されています。
この二つの配分で「もち米」になったり、「うるち米」になったりするのです。
数字で表すと、アミロペクチンが100%、アミロースが0%の米が「もち米」で、もちの粘りはアミロース0%に起因しています。
一方、「うるち米」は、アミロペクチンの含有量が約80%で、アミロース分が約20%という配分になっています。
つまり、アミロースの量で粘りが多いか少ないかが決まるのです。
アミロペクチンのが割合多いとモチモチ感が出るのですが、消化が悪いというデメリットもあります。
現代のお米は遺伝子操作によって、アミロペクチンの割合を高めています。
その代表格がミルキークイーンです。
低アミロース米といわれ、アミロース値は10~12%。つまりアミロペクチン値は、88~90%です。
その点、米のルーツである「旭1号」は、アミロペクチンの割合が低く、アミロースの割合が高いため、胃腸にもとてもやさしいお米です。
胃腸への負担は、様々な臓器への負担にもつながります。
つまり、様々な病気の原因にもなってしまうのです。
健康を考え、お米を食べる場合は、「旭1号」のように消化に良いお米が良いでしょう。
大正時代、日本人のご飯の摂取量は、平均で一日8膳だったそうです。
今は、平均でたったの2膳半です。
モチモチ感を重視した結果、消化が悪くなり、たくさん食べられなくなってしまったのです。
その結果、日本人の食は、お米中心から脂肪中心の食事となってしまいました。
生活習慣病の増加の原因は、お米の摂取量は減ったことが原因のひとつのように想います。
また、日本人の体質は、元来脂肪過剰になったら、欧米人より太りやすいとも言われています。
それはつまり、日本人の体質に今の食生活が合っていないということです。
お米の量を1日4~5膳に増やしていくと、自ずと脂肪の過剰摂取はなくなり、日本人の摂るべき、本来の食のあり方に戻り、本来の気丈な肉体を取り戻すことが出来るともいわれています。
日本人の皆さん、もっともっと米を食べましょう!