今年よりサンクスアイでは、自然栽培のお米の栽培をスタートいたします。
昨日、その田んぼの視察ならびに、肥毒試験を行って参りましたので、ご報告いたします。この様子は、2度に渡ってご報告させていただきます。
※肥毒とは・・・
過去に使ってきた肥料や農薬が土の中に層を作り、土にとっての毒素となります。その毒素が肥毒です。肥毒は土を健康な状態に保つための微生物の生育をさまたげてしまい、健康な作物を作る力を失わせてしまいます。
右から「藤原社長」「元田さん(自然栽培アドバイザー)」「中島」「宇田川」。これから自然栽培頑張るぞ!という気合のポーズ。
サンクスアイ農場は、2ヶ所ございます。2反の「サンクスアイ農場」、そして3反の「サンクスアイ農場2」です。
まず、「サンクスアイ農場」の肥毒試験をご紹介いたします。
元田さんが、検査のために田んぼを掘っています。
穴を掘り、上の写真のように温度計を指していきます。
検査を行った時点での気温が29.6℃でした。土の表面温度は、29.3℃です。
写真のように深くなればなるほど温度が下がっていきました。深くなれば少しずつ温度が下がるのは、通常のことなのですが・・・
肥毒の層がある場合は、その部分が他の部分に比べ温度が下がったり、土が硬くなったりします。
例えば、25cmのところに肥毒があったとすると、20cmが24.0℃、25cmが20.0℃、30cmが22.8℃というよう肥毒のある層(25cm)は深い層(30cm)の方が温度が下がります。
ただ、このような温度の下がり方は少なく、「サンクスアイ農場」は肥毒の層が少ないか、以前有機肥料を使用していたことにより、肥毒が散っている可能性があります(有機肥料を使うと肥毒が層になりづらいことがあります)。
もし肥毒があれば、田植えを行い、稲が成長する際に分かるはずなので、様子を見ていきたいと思います。
続いて、「サンクスアイ農場2」の肥毒検査のご紹介です。
またまた、元田さんに穴を掘っていただきました。お手伝いせず、すいませんでした。
「サンクスアイ農場2」も先ほどご紹介しました「サンクスアイ農場」と同様に、深くなればなるほど、温度が下がるだけで、特に肥毒の層が見つかることはありませんでした。しかし・・・
こちらをご覧ください。
掘り上げた土の破片です。赤いものが見えますよね。これが肥毒です!
肥毒の層は、このような赤いものが層になっているのですが「サンクスアイ農場2」は、層にはなっておらず、散らばり、層にはなっていませんでした。
散らばっているということは、過去に有機肥料を使っていたからだと思われます。
農業用のミネラルを使用し、肥毒を減らして行きたいと思います。
今回の肥毒検査の様子は次回のブログに続きます。是非、お楽しみに。
最後に問題です。この写真は何だと思いますか?正解は次回のブログにて。