爪(つめ)は健康のバロメーターといわれます。二枚爪などの爪のトラブルは貧血のほか、内臓疾患など体の病気の兆候であることも多い。普段からこまめに手入れをし、爪の色や形状の変化をチェックすることで健康管理に役立てることができます。
爪のトラブルは多岐にわたります。先端の表面が薄くはがれた二枚爪は男女比1対2の割合で女性に多いです。
このトラブルは貧血の人は要注意。爪の生え際から数ミリ内側部分には爪母(そうぼ)細胞(爪を生み出す細胞)があります。この細胞で鉄分が不足すると、二枚爪のほか、スプーンのように爪が反り返る「スプーンネイル」になることもあるそうです。
けがなど明らかな外傷がないのに爪の面積が大きく、指先を包むように丸みを帯びるバチ状爪が両手足すべての指に出ている場合は心臓や肺の疾患が原因。
正常より薄く弱い人は栄養不足や皮膚の病気、爪が白い人は肝硬変や腎障害などの可能性があるそうです。
( 引用 : 平成22年5月11日 毎日新聞 )