化学物質や生活環境が子どもの健康に与える影響を明らかにしようと、環境省は本年度、「子どもの健康と環境に関する全国調査(エコチル調査)」を始めます。
計10万人の子どもを出産前から13歳になるまで長期間追跡し、データや血液などの試料を集める、日本では初めての大規模調査となります。
計画では、化学物質が妊娠・生殖や先天奇形、精神神経発達障害に与える影響を調査。小児ぜんそくやアトピーなどのアレルギーや小児肥満などの代謝・内分泌系の異常との関係についても分析します。調査期間は21年間。本年度の事業費は約31億円で、調査実施にかける費用は総額900億円を見込んでいます。
大変興味深い調査です。しかし、21年間という期間は非常に長いですね。
上記の図のように、ぜんそくや先天異常の割合が増えてきています。
これらの病気は、化学物質だけが原因というわけではないと思われますが、大いに関係しているということは間違いないでしょう。
( 引用 : 「環境省」「2010年4月13日 信濃毎日新聞」 )