サンクスアイでは、無肥料・無農薬で栽培する「自然栽培」の普及活動を行っております。
自然の力で育つ農作物は、とっても美味しく、生命力に富み、もっとも健康のために必要な農作物です。
ただ、まだまだ知名度が低く、自然栽培農家さんも少ないのが現状です。
サンクスアイでは、今年より、当社の自然栽培アドバイザーである元田農園の元田裕次さんのアドバイスのもと、自然栽培の共同研究をスタートいたします。
自然栽培は、とても素晴らしい農法なのですが、これまで肥料や農薬を使用して農業をされていた方が、自然栽培に切り替えることが難しいことが問題となっています。
なぜ難しいかと申しますと、土壌の中にこれまで使用してきた肥料や農薬が「肥毒(ひどく)」として存在し、本来の土壌の役割が果たせなくなってしまっているからです。
そして、その肥毒は、簡単に取り除くことができず、これまでの方法では、状況にもよりますが、8年程度かかっていました。
8年もかかることから、自然栽培が良い!と理解はできても、なかなかこれまでの農法(一般栽培[慣行栽培]、有機栽培)から切り替えることができないという問題があります。
そこで、サンクスアイでは、自然栽培への切り替えをより短期間で、より簡単に行える方法を研究して参ります。
この研究では、土壌改良用の「有機フルボ酸ミネラル」などを活用していく予定です。
これまで8年かかっていたものを、3年以内にできればと考えております。
研究は、元田さん、山形県の農家さん、長野県の農家さん、埼玉県の農家さん、当社で行って参ります。
昨日、共同研究を行うメンバーが、東京に集まり、元田さんから自然栽培についての説明を行っていただき、各農家さんの色々な質疑応答を行う、ミーティングを開催いたしました。
それぞれの農家さんが自然栽培に対する想い、そして現在の農業の問題、そして将来の食料自給率の問題などに強い意識を持たれていらっしゃいました。
共同研究の状況報告は、今後、ブログなどでお知らせしていく予定です。
山形の農家さんより2010年1月29日(金)の日本農業新聞の記事の紹介がございました。
どのような内容かと申しますと、農林水産省の調査で、このままのペースで農業者や作付面積の減少が続けば、日本の農業生産力が10年後の2020年には、現状よりも25%低下する、というものです。
ただでさえ、日本の食料自給率は41%という低い状況なのに、このままでは、どんどん低下してしまいます。
( データ引用 : 農林水産省 HP )
皆様はこの現状とどのように思われますか?
危機的状況だと思いませんか?
世界の人口は増え続けています。今、日本に輸入されている食糧が、輸入されなくなったらどうなってしまうのでしょうか。
国民1人1人が、この問題に対し真剣に考えなければなりません。そして改善のための活動を行なわなければなりません。