長引く不況。
不況は、健康食品業界にも当然、悪影響を及ぼしています。下記に矢野経済研究所の調査結果をご紹介いたします。
◆2008年度の健康食品市場は6,698億円、前年度比1.4%縮小
2008年度の健康食品市場規模は前年度比1.4%減の6,698億円(メーカー出荷金額ベース)で、2006年度以降市場は縮小基調。
その原因として、行政による規制・監視の強化、健康情報番組の減少によるヒット素材の不在などが挙げられますが、加えて景況感悪化による消費者の支出抑制傾向が強まっていることがあげられます。
この結果を皆様はどのようにとられますか?
「不況なのだから仕方がないでしょ!」
なんて思われていませんか?
私は、この結果を見たときに、消費者もより賢くなってきているのかな?と思いました。もちろん不況の影響はあります。しかし、不況であっても健康は大切ですし、優れた健康食品は必要とされます。
つまり、消費者は、これまで以上に「自分には何が必要なのか?」「本物の商品は何なのか?」ということを真剣に考え、良い商品を見極める能力が高まってきているだと感じます。
調査実施企業:矢野経済研究所
1.調査期間:2009年10月~12月
2.調査対象:健康食品メーカーを中心に、一般食品メーカー、製薬メーカー、関連団体、管轄官庁等
3.調査方法:当社専門研究員による直接面談、電話・FAXによるヒアリング、文献調査併用