ユネスコの無形文化遺産として日本の和食が登録されたことが、今年一番の「食」に関する快挙ではないでしょうか。

華麗なる食育のお手本が、和食であることが世界に認められた瞬間です。
しかし、残念ながら・・・
アメリカの食文化の影響を受け始め50年を経過した日本において、若者の間では日本料理の原点ともいうべき「一汁三菜」などという和食の文化はすでに、崩壊の一途をたどっているのが現状です。
一汁とは、発酵食品のみそなどを使い、ワカメや豆腐などの海藻類や植物性たんぱく質を具材とする汁物であり、三菜とは、主菜となる焼魚・刺身、副菜とよばれる野菜の煮物や納豆などの豆類、卵などの二品目、そして主食となる米、とくに玄米です。
一汁三菜の注目すべき点は、栄養価が高いというより、栄養バランスが見事にとれているところです。
さらに、季節感を重要視した「旬」へのこだわり、素材の生命力を最大限に活かした調理と盛り付けは食の美学を極めています。
だからこそ、世界中の人々が最も理想とする食として、「日本の和食文化」が脚光を浴びたのです。
しかし、その本家である日本の現状はというと、肉類を中心とした食生活があたりまえとなり、ハンバーガーやポテトフライ・パスタ・パン・牛乳などで食卓が飾られ、逆に欧米が日本食に注目、実践し、野菜を中心とした食の意識を変えようと取り組んでいるという、なんとも不思議な現象が起きているのです。
今こそ、我々日本人が、「食のあり方」を問われる時代なのではないでしょうか?
私たちサンクスアイは、これから先、「食育セミナー」を通し、植物性ミネラルの摂取の重要性を言及しながら、年々変化する食文化やブームに流されず「食の時流」を正しく導かねばならないと、その使命を深く感得している次第です。
皆さんにおかれましても、忘年会・新年会を称して、くれぐれも暴飲暴食になりませんよう、お身体をご自愛頂き、よいお年をお迎えください。
今年一年、お世話になり、誠にありがとうございました。
◆冬季休暇のご案内
弊社では誠に勝手ながら、年末年始休暇を下記日程とさせて頂きます。
2013年12月28日(土)から2014年1月5日(日)まで
期間中は何かとご迷惑をおかけし、恐縮ではございますが、何卒ご理解、ご承諾を賜りますよう心よりお願い申し上げます。