Ⅰ食育編
今回は五大栄養素のひとつ、「糖質」におけるお話です。
題して、
甘い誘惑に負けない!正しい食育の知識と意識を持って、生活習慣病に喝!勝!克!
厚生労働省(平成20年調べ)によると、全国の糖尿病患者は237万人。
その予備軍となるような強い疑いのある人、可能性を否定できない人を含めると約2200万人とも言われています(2007年国民健康・栄養調査より)。
そして日本では、年間に110万人の方が亡くなり、そのうちの過半数の方が生活習慣病の三大疾患と言われる、癌・心臓病・脳血管疾患でこの世を去っているのです。
つまり、甘いものを過剰摂取した結果、糖尿病に始まり恐ろしい三大疾患に帰結するという歴然とした病気の方程式が存在しているのです。
なぜ糖質の過剰摂取を抑制できないのでしょうか?
それは、本能的な食欲を誘発する「うまみ成分」こそ、この糖質に他ならないからです。
そこで食欲を抑制する、食育の知識と意識が武器となるのです。
知識とは、まず、糖質の過剰摂取は血液中の赤血球を団子状態にさせるということです。
その結果、赤血球ひとつ分しか通れない毛細血管への血流が滞りその先で待つ細胞に必要な酸素と栄養素が運べなくなるのです。
糖質の過剰摂取は、栄養の代謝バランスを崩す科学的ストレスを作り、そこに毒性の活性酸素を大量に発生させてしまい、毛細血管をことごとく破壊してゆくのです。
この毛細血管が密集している腎臓が破壊されると、腎不善となり人工透析を余儀なくされます。
また、目の網膜に密集する毛細血管が破壊されると、失明を招く結果となるのです。
故に「血糖値を管理する」食育の知識と「甘いと感じるものをいたずらに口にしない」という意識、このふたつを持って食欲をコントロールして頂きたいと思います。
「糖を征する者、健康を征する!!」皆さん、がんばりましょう!!!