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生きもの&植物調査が行われました!

カテゴリー:共同研究農家 2016.07.15

みなさんこんにちは。

梅雨らしく、蒸し蒸しする日が続きますね。
いかがおすごしですか?

杉戸では、去る7月9日に、朝香一押しイベントの、生きもの&植物調査が行われました。

今回はサンクスアイさんが協賛して下さいました!協賛ありがとうございました!
サンクスアイの米良さんもご参加下さいましたね!


毎年、今年はどんな方々・・・そして生きもの&植物との出会いがあるか、とても楽しみにして・・・さあ朝!!

予報で分かっていたことなのですが、やはりの雨。


ですが、みなさんが、無事開催できるといいね!と応援して下さって、
そして皆さんが(私も)楽しみにして下さっているので、雨が上がりますように!と私達夫婦の祈る気持ち・・・

が届いたのかな??


最初は小雨でしたが、30分ほどすると雨は上がって、傘もささずに行うことができました!

お天道様、ありがとうございました!

みなさん、応援ありがとうございました!
サンクスアイさんでおなじみの館さんも、応援LINEメッセージ、大阪から届きましたよ(^o^)

そんなこんなで、まずは、林先生(生きもの担当)、関口先生(植物担当)、お二方に、カルガモのヒナが親についていくかのように、傘をさし、手作りゴミ袋レインコートを即席で小雨をしのいで、畦を回りましたよ!

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一番右が、関口先生(植物先生)。
米良さんが隣で何か話していますね!何か見つけたのかな?

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田んぼの中にも入って、金魚網ですくいます。
オレンジ色の、絶対遭難しなさそうな合羽を着ているのが、林先生(生きもの先生)

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ねえねえ、何がつかまえられた??
子ども達もはしゃいでいます!

畦周り、田んぼの中で採取が終わったら、工場で考察です。

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まず、どんな生きものがいたか、バットにあけて・・・

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林先生発案!の毛根ヘアチェックのスコープで、色んな生きものを拡大して見せて下さいましたよ。
写真中央、黒いTシャツの方が林先生です。

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モニター(という名の古いテレビ)に映るのは、

〇ヒラマキミズマイマイ。
モニターなので大きく見えますが、直径が5ミリ〜8ミリ!の小さな貝です。
田んぼに貝がいるって、何だか不思議な感じがしませんか?

カタツムリのようですが、とても平たくて、ツノを出して歩きます。可愛いいですよ!

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〇イトミミズの腸とお尻!
口と腸とお尻!(肛門)の生きものだそうで、
生きものが最大限シンプルになると、このイトミミズの形態になるんだそうな・・・。

うううううーーーーーんん。

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そして、関口先生の・・・美味しい田んぼ周り雑草クッキンッグタイム!

露草、コナギ、ウシハコベのおひたし、ハッカ(ミント)のクレープつつみマーマレード添え・・・

豪華に作って下さいました!!
田んぼの畦には、食べられる草、食べられて更にオイシイ草も意外にあるんですって!


考えてみれば、「野菜」は、もともと「野の菜」を交配したりで品種改良したもの。

おひたしなど、シンプルに10分ほどゆでて、冷水にとって、鰹節で和えただけ、とのことでしたが、普通に美味しかったです!
食糧難になっても、田んぼの周りにいると生きていける!と確信しました。


そして、関口先生の、

「お百姓さんは、稲だけを育てているのではない」とのお話も印象的でした。


本当にそうですね!

古来から、お百姓さんは、里や野山の環境を守り、生きものと植物を守ってきました。


特に稲作にまつわることは、日本古来からの、神さま事、文化、文学、そして生活の根底でもあります。

五穀豊穣を祈り、しめ縄で神様の世界との結界をもうけて神様を敬い、
収穫は天からの恵みで、酒を造り、豊穣のお礼に捧げて、神様と人との巡りがそこに存在しました。

稲のある景色や実りは、古来から歌や作品にたくさん詠まれてきましたし、
冬になるとわらじを編み、俵を作り・・・納豆やカツオのたたきなど、お米以外の稲の副産物(稲わら、もみ)も、余すことなく活用してきました。


そういった、日本の基盤となることを支え守ってきたのが、お百姓さん。


しかし、最近、その「お百姓」さんとしての自覚が薄れ、稲だけを育てている農家が多くなってきたとの事。

つまり、稲だけが育てば・・・お米さえ取れれば・・・環境のこと、生きもの植物のこと・・・は気にしない、という、ざんねんな風潮が広がっているということ。


お「百姓」とは、「百を養える」という語源だそうです。
その中には、百「人」だけでなく、環境や生きもの、文化・・・など、目に見えないことも含めて、大きな意味で「百」と表現したのかもしれませんね。


われわれ現代の農家も、自分たちがどういう農作業をするかで、
環境にも生物多様性についても、良くも悪くも影響を及ぼす、という、責任の大きさに、目を覚ます必要があるのかもしれません。


それは農家だけではなく。


どんな職種であろうと、ひとりひとり、みんなで地球人としての自覚を失わないでいれば、

未来の子ども達に、ちょっとは違った結果を残せるのではないか・・・と、私も切に思います。


先生方にはもう8年お世話になっていますが、実は、単なる生きもの植物調査をするだけでなく、お二方ともそんな深ーーーい話をいつもして下さいます。


毎回心に深く響いて、よし、地球人として、お百姓さんとして、また一年顔晴ろう!と、


先生方、そしてご参加くださる皆さんの笑顔、そして躍動している生きものと植物達に、個人的にはとても励まされているのです!



まあ、深い話をしている間、もちろん子どもたちは黙って付き合っているわけもなく。



話を聞きたい大人たちにとって、誰が一番の功労者って、子ども達の相手をしてくれた??いえ、させられた・・・


アメリカザリガニでしょうね。


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遊ばれまくって、さぞかし疲れたでしょうね、ごめんね・・・助かりました。ありがとね。




網本朝香

サンクスアイ株式会社
〒861-8035 熊本県熊本市東区御領6丁目1-6
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