こんにちは。
立秋を迎えて、暑さはピークを過ぎた感がありますが、それでもまだまだ暑いですね~。
夏、内陸の埼玉のお天気と言えば、熊谷の気温が有名ですが、やはり同じ埼玉県下、サンクスアイさんの愛感謝米が育つ春日部も暑い!
ピーク時は、口を開くと一言目に「暑い~」とつい出てきます。
ですが、春日部杉戸などの田園地帯では、夕方になると涼しい風が吹きわたり、夜になるとクーラーがいらない日も多くあります。
よほどでなければ熱帯夜にならず、夜のお散歩なら羽織るものがいることも。
これは、実は田んぼがもたらす意外な側面で、都会から流れてくる暑い風が田んぼの水や稲でクールダウンして気温が下がり、夜も過ごしやすくなります。
早朝、稲につぶつぶ水滴がついています!
写真の日は曇り空でしたが、晴れると朝日を浴びて一粒一粒がきらきらと、田んぼ全体が煌めいています!
元気な稲は、吸い上げた水を葉で放出しているのですが、夕方から朝にかけては冷えて水滴になり、葉先につきます。この水滴が涼しくなる要因の一つ。
コンクリートは熱持ちが良く、夜になっても熱いままですが、人間など生きものは、汗を出して体温を下げて一定に保っていますね。
稲や植物もこうやって吸った水を放出して温度を下げています。
その冷えた植物の周りを通る風は冷えてゆき、辺り一帯の気温も下がります。
日中ひそやかな蛙も、涼しくなる夕暮れと共に合唱!私達人間も一息つくことが出来ます。
そろそろ酷かった暑さもひと段落して、穂も出て来る頃でしょうか。
次回には穂が出揃っている様子がお届けできると思います。
まだまだ暑いですが、夏後半を元気にお過ごし下さいね。
網本朝香
葉先のつぶつぶ
カテゴリー:共同研究農家 2015.08.14