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田植えが終わりましたよ!

カテゴリー:共同研究農家 2015.06.19

梅雨空が続きますね。
みなさんいかがおすごしですか。

前回の記事の少し後に、
サンクスアイさんの愛感謝米が育つ田んぼ・・・埼玉も入梅しました。

雨が降らない日も、カラッと晴れないのが梅雨ですね。
特に今年はどんよりとして、今のところ梅雨らしい梅雨です。

さて、遅くなりましたが、愛感謝米が育つ、埼玉県は春日部市、金崎の田んぼの田植えが終わりました。

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晴れていれば空の広い、大きな田んぼですよ!

苗は、稲葉先生提唱の成苗稲作の体系で、ポット苗箱で成苗(4.5枚葉っぱが出る)まで育ち、

サンクスアイさんのミネラル、アースジョイが、苗箱35枚につき1リットル散布された苗です。

ベージュの粉っぽく見えるものは、米ぬかを発酵した肥料で、田植えと同時に散布されています。

まだ、植えたてで傾いたりしていますが、苗は成苗まで大きく育っているので、すぐに根っこを張り、根付くとまっすぐ天を向くようになりますよ!

おや、よく見ると・・・葉っぱの上が切れていますね。

今年の育苗期間の気候は順調で、苗はぐんぐん大きくなり、
その一方で、作業上の都合として、お世話させていただく田んぼが突然増え、田植えが遅遅になってしまい、
田植えをする際に苗が田植え機に引っかかってしまうようになったので、上をカットすることにしました。

つまりは散髪の後です。

そんなことをして大丈夫かしら、ですが、大丈夫なんだそうですよ

稲は、葉先から伸びていくのではなく、根元から押し出すように成長するそうなので(成長点が下にある)、
また、この葉齢になっていると、葉先が切られても光合成量は十分確保されるため、
問題ないそうです。

もちろん手間もかかるし、そのサイズまでに植えられたらやらなくていいことなので、出来ればしたくないですが、作業が追いつかず、うちの杉戸の田んぼもそうですが、散髪の苗となってしまいました。

猫の手も借りたい・・・。

ちなみにですが、苗の散髪といえば、

埼玉は日本一、夏の日照量が少なく、稲作期間に曇天が続く地だそう。
(冬場は見事な快晴なんですがね)

曇り空だと植物は、もやしのように縦に縦に背丈を伸ばしてしまう特徴があるのは、理科で習った記憶のあるところです。

そのため、自身が光合成するエネルギーを背丈、つまり葉っぱ・・・稲作だとつまりはワラに費やしてしまい、実であるお米に栄養がいかないのが埼玉の稲作、「埼玉のワラ育て」と、一般的に言われるそうです。

このワラ育ての対策として、もっと大きくなった頃、田んぼの中で葉っぱを散髪する農家もあるんだとか。
機械植えのための散髪とは意味が違いますが、すごいことを思いつくものです。

農作業において、昔から、経験的に良かれとされて実践されていた事には、それなりに意味があることが多く、
感性と経験の蓄積は時代を超えて大切にしていきたいものです。

ところで、こんな綺麗な若草色の葉っぱを散髪と聞くと、思わずかわいそう・・・なんて思ったりするのが人の心情かもしれません。

今回の散髪はせざるを得なかったわけですが、全体の流れや、稲がどこまで大丈夫なのかを大切にして作業しました。
その植物にとって最終的に子孫繁栄になって、こちらも意味があって、意味を持ってやることなので、
どうぞ、かわいそう・・・でなく、微笑ましく見守って下さいね!

・・・ちょっと見た目がアレですが(笑)

さあ、梅雨の雨をぐんぐん吸って、健やかに育ちますように!

網本朝香

サンクスアイ株式会社
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