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水が来た!

カテゴリー:共同研究農家 2015.04.24

杉戸の田んぼに水が来ました!


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水が勢いよく出る音・・・「じゅぼじゅぼ」に混じり、
土に染み込む「じゅわじゅわ」が微かに聞こえ、
音楽を奏でて田んぼに水が広がっていきます。

サンクスアイさんの愛感謝米が育つ、春日部の田んぼに水が入るのも間もなくですよ。


さて、この後、トラクターで代掻き(しろかき・泥を平らにならす作業)をしてしばらく置きます。

新人君が練習中。


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一方種もみは・・・前回、種もみを塩水の浮力を使って選別している様子を紹介しました。

もう一度写真です。


IMG_8192


塩水選(えんすいせん)という広く普及しているやり方だそうで、

塩水に入れて・・・

〇浮く種もみ
=軽く、未熟粒であったり、場合によっては稲の病気の因子を持っている種
→取り除く

〇沈む種もみ
=重く詰まっている成熟した粒、健康
→種もみに

なんだそうです。

薬剤を使う一般的な稲作だと、病気になる/ならない、草が生える/生えない関係なく、最初から農薬、除草剤を使う前提なので、種の選別はさほど気を使わなくても良いとのこと。

ですが、薬剤を使わない稲作では、病気になりにくく、草に飲まれない、健康で勢いのある苗を植える必要があり、
種もみの段階で厳しく選ぶ必要があるそうです。
(塩水を濃くすると厳しく選べます。)

ちなみに、種もみには向かなくても、食用には全く問題ないそうです。
それほど種は厳しく選ぶ必要があるという事なんでしょうね。


ところで、昨秋の出来が分かるのも塩水選です。

毎年、同じ濃度の塩水を用意し、種もみを入れるのですが、

ほとんどが浮いてしまう年もあれば、
かなりの量が沈む年もあります。

今年は後者。

栃木の先生から分けていただいた種も、別から仕入れた種も、うちで採取した種も・・・
収穫地、品種問わず、軒並み沈む量が多かったですよ。
つまり、詰まった重いお米が多かったということ。

もちろん、粒が詰まっていると味が良い傾向もあるので、昨年秋の実りが良かった・・・と言えそうです。

選んだ後は、温湯での消毒を経て、芽がでるまで冷水に浸します。


さて、今週の一枚!


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雨がちだった4月の夕空に、見事な虹が架かりました!
空の端から端まで、このあたりの地域がすっぽり収まるかのような、大半円の光の橋でした!

今年は本当~に春先に降ったので、ちょっと和むひと時でしたよ。



網本朝香

サンクスアイ株式会社
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