暖かくなりましたね!
桜の開花も間近、日差しも眩しくなって、気持ちいい季節になりました。
稲作もスタートしましたよ!

写真は肥料の仕込みです。
幼い苗にはオカラ肥料が適しているそうで、その仕込みをしています。
発芽したての種はとてもデリケート。
経験上、肥料の大きい粒が当たるだけでも良くないようなので、肥料の大きい粒を崩して粉々にしている最中です。
けっこうな量があり、大変なようですが、お料理と一緒で、下ごしらえを十分にしておくと、後がスムーズになり、結果うまく行きます。
娘も粉遊び。全身粉々でした・・・。
こういう時、安全なものしか使っていないと安心ですね。
もちろん作業をしている大人にとってもです。
化成肥料だと手袋をしないと肌があれてしまったり、吸い込むのも良くないので、小さい娘とは一緒に作業はできません。
農業は食べるものを育てる業ですから、触って安全なものを田んぼにも使いたいですね。

一方、田んぼでも準備が進みます。
前回、畦で仕切り、苗床を作り始めていましたが、
その畦で仕切った中に水を入れ、トラクターで平らにならしています。
乾かして固めると、苗床完成です。
米作りは八十八手間と言われるように、準備の段階でも沢山の手間ひまがかかっています。
有機での稲作だと尚更です。
さて、畦にも花々が咲くようになり、生きものも活発に動くようになってきました。

眩しいですね!
シロバナタンポポ!
突然変異で色素が薄く生まれるアルピノ・・・ではなく、
掛け合わせで生まれた日本の在来種だそうです。
白いタンポポでシロバナタンポポ。分かりやすい名前ですね。

きれいな紫色がちょこちょこひらひらしていると思ったら、シジミチョウでした。
ヤマトシジミチョウかな?
貝のシジミに似ているのでシジミチョウと、やはり分かりやすい名前ですね。
確かにシジミの内側の紫色と似ている・・・。
これから作業が増え、文字通り、心が荒れて慌ただしくなりがちですが、
たまには畦を彩る生きものに心を合わせたりして、穏やかに乗りきりたいものです。
網本朝香