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すくすく育っています!

カテゴリー:共同研究農家 農業について 2014.07.11

梅雨空の七夕になりましたね。

 

今年はしっかりと降っていて、毎日蒸しますが、いかがお過ごしですか。

 

田植えも無事終わり、苗はすくすくと大きくなっています!

 

 

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上の写真は、627日の、埼玉県杉戸、うちの事務所の東側の田んぼです。

 

一株を見ても・・・立派になってきました!

 

やはり627日の写真です。

 

 

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10日ほどたち・・・七夕の日の写真です。

 

 

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毎日見ていると、少しずつの変化なので分かりにくいのですが、緑率がぐんとアップしていますね!

 

植物が日々成長していることがわかります。

 

田植えをした時は、一株は3粒の種もみが発芽し、茎は1粒から1本、つまり一株あたり3本だったのですが、七夕になった今や、一株が1520本ほどに茎が増えています。

 

つまり、一粒が56本の茎に増えているわけです。まだまだこれから増えますよ!

 

 

さて・・・今回の生きもの紹介!

 

東側の田んぼは・・・今年も野生の夏留鴨(カルガモ)の餌場になっています。

 

 

AI2014071104.jpg

 

 

夏留鳥(カルガモ)です。

 

カルガモといえば、時々ニュースになる、皇居のお堀で子育てをする、あの茶色い鴨で、渡り鳥ではなく、夏も日本に留まるので夏留鴨(カルガモ)というそう。

 

毎年数にばらつきがあるものの、田植え後しばらくすると、どこからかともなくやってきて、草の若芽や昆虫などを食べ、2週間ほど滞在し、またどこかへ飛んでいくのです。

 

何年か前は、数家族の鴨が子育てをし、大人数(大鴨数?)で、田んぼ中の草を食べつくしたこともありました。

 

その年は、びっくりするほど草が生えなくて、鴨様ありがとう!!といった覚えがあります。

 

今年は、多いときは10羽ちょっと確認しましたが、うちの田んぼには、夜に来るルートにしているようで、主に夜、ぐえっぐえっという鳴き声が聞こえます。

 

大きなお尻をフリフリ・・・とにかくかわいい!!

 

実は、カルガモは、稲作農家ににとっては害鳥の類といわれています。

 

着水がへたくそ??で、2メートルほど苗をなぎ倒して着水するのです。

 

また、草の若芽が好きなので、慣行栽培の稚苗はカルガモの餌にもなりかねません。

 

ところが、成苗稲作になると、苗はもう大きく硬くなるまで育っているので、食べられることもありませんし、大きなお尻で着水しても、根っこがしっかり張っているので、苗がなぎたおされることもありません。

 

それどころか、稲作に困るコナギの若芽を餌にしているので、我々としては大助かりなのです。

 

彼らとしてみれば、自分たちのご飯を夢中で食べているだけなのですがね。

 

 

AI2014071105.JPG

 

 

写真は、その数年前、たくさん田んぼにいた時の写真です。

 

暑い夏、畔にすっくりと立った親の鴨が一羽いて、どうしたのかと思えば、自分の影に雛を2羽入れ、涼ませていたこともありました。

 

常にカップルで行動し、田んぼに連れ立ってくるときも、飛び立つときも、大概2羽ずつで行動するのです。

 

雛を連れて、田んぼから田んぼを移動するときも、うしろを振り返り、雛がついてきているか何度も確認するのです。

 

なんだか、お互いを大事にする姿に、いつもほっこり和みます。

 

有機稲作の田んぼならではの、生きものと創る風景は、その命の営みも映しこまれていて、ああ、ただお米を育てているだけではないんだ!と嬉しくなります!

 

 

網本朝香

 

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