5月2日(水、熊本県にて共同研究を行っていただいている、坂梨様の田んぼへ「肥毒検査」の為、お伺いさせていただきました。
「肥毒」とは肥料や農薬などが、土壌中から排出されないまま農地に蓄積することを指します。
肥毒によって、植物の自然な成長が阻害されてしまいます。
肥毒がある部分(肥毒層)は他の部分より温度が低くなります。
地表から10センチ・20センチ・30センチと温度を測っていくと肥毒層が無い場合は地表から徐々に温度が下がっていきます。
ですが、肥毒層が20センチの部分にあった場合、10センチは20度・20センチは15度・30センチは18度と温度が下がり、肥毒層の部分には赤色や緑色の層ができ、土が固くなります。
坂梨様の田んぼでも肥毒検査を行いましたので、ご紹介させていただきます。
穴を掘っていただいたのですが、この周辺の土地が川だったために50センチの部分は砂利が混じってきました。
温度は徐々に下がっているのですが、20センチより下の部分は硬く、度計が刺さらない部分もありました。
さらに、下の写真をご覧ください。
(25cm付近)
赤丸の部分に若干赤みのある土が固まっておりました。
掘り上げた土がこちらです。
去年まで、肥料や除草剤を使われていたので、それが肥毒として蓄積されているようです。
農業用ミネラルを使っていただき、肥毒の部分を減らしていきたいと想います。
今後も、サンクスアイブログにてご報告をさせていただきます。
※今回は、検査日に雨が降ってしまったのですが、本来であれば、肥毒検査は土が雨で湿っていない状態で行う必要があります(雨により土の温度が低下してしまうため)。