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サンクスアイに農育の新たなパートナーが加わりました!

カテゴリー:共同研究農家 農業について 2011.07.25

農育のアドバイザー、そして共同研究のパートナーとして、埼玉県の稲作農家でいらっしゃる網本様が新たなパートナーに加わりました。
サンクスアイでは4つの共育の1つである農育の考え方として、ただ単に効率を求めた、自分達の都合の良い育て方や、見た目など外見上の品の良い物を目指すのではなく、地球そのものである土壌を甦らせ、それぞれの作物が生き生きと育ち、大きさや色などの個性を認めてあげる、そんな農業を皆様と一緒に育んで参りたいと考えております。
また、農業だけでなく、畜産や酪農なども含め、地球と他の生き物達を最大限に尊重し、愛情と感謝の想いを注ぐ育て方を『愛が産み出す物』と捉え、『愛産物』という基準をこれから構築して行く所存です。
これまでは、「無肥料・無農薬」という栽培方法にこだわって参りましたが、網本様が実践されている農法の方がより、サンクスアイの理想的な農法であると考えています。
その農法とは、田んぼや畑に生えた草などの有機物に関しては、乾燥や発酵などの工程を経た上で、田んぼや畑の大切な栄養源として、戻すという方法です。
従来の自然栽培では、田んぼや畑に生えた草は、無駄なものと考え、廃棄をしていましたが、それは決して無駄なものではなく、より自然なかたちの農法のために必要だったのです。
今年は、サンクスアイ農場も網本様と共に作り上げて参ります。
秋になりましたら、美味しい新米をお届けできますので、楽しみにしていてください。
網本様より素敵なメッセージが届きましたので、ご紹介をさせていただきます。
網本さん夫婦.jpg
サンクスアイの会員の皆さん、はじめまして。
今回、「自然な農業」ということで、サンクスアイさんと、ご縁を頂きました、埼玉県杉戸町で、農薬、除草剤、化成肥料を使わない稲作を営む、夫の網本欣一(あみもときんいち)と、私、妻の朝香(あさか)です。
他にもスタッフが数名いて、稲作を支えてくれています。
「田んぼにまつわるたくさんの命と、稲が、共生できる農業」
「稲の持つ本来の力・・・可能性を100%引き出せるような農業」
この二つを可能にする、「心ある農業人」をめざして、日々奮闘中です!!!
奮闘中に、今回のご縁をいただき、このような機会をいただき、ありがとうございます!!
まずは自己(?夫?)紹介をしましょう・・・。
夫は大学卒業後、父親の営む自営業で、玄米などを扱う仕事をしていました。
その玄米の仕入れ先である、杉戸町のお米屋さん・・・約30年間、安心安全なお米を目指し、糠発酵肥料を研究されていて、農家でもあった木村氏のもとを訪ねたところ、熱心さをかわれ、突然後継ぎに任命されます。
幼少の時から、両親の方針で玄米を食べて育った夫は、自分で美味しいお米を育てられるなら、と丁稚奉公からスタート。
約4年弱の見習い期間を経て、お米屋さんの業務と、田んぼを完全に引き継ぎます。
最初は見よう見まね、我流で、近所から化成肥料で、ハウスで育った、慣行栽培用の苗を買って来て植え、そこから農薬、除草剤、化成肥料を使わない稲作をやってみました。
すると・・・先代までは除草剤で草を抑えて、草が生えていなかった田んぼが、瞬く間に草だらけ・・・。
情熱だけあって、それを実現するやり方を知らなかったのですね。
とても稲作とは言える状態ではなく、草を栽培しているかのようでした。
暑い夏のさなか、広い田んぼを ひたすら1人で草をとるようでは・・・情熱だけでは続かない・・・と思いつつも、情熱だけで草だらけ田んぼを5年も繰り返したその矢先、テレビで除草剤をまかなくても草が抑えられる稲作を紹介しているよ、と知人が教えてくれました。
そこから栃木県の民間稲作研究所の稲葉先生にたどり着きます。
☆除草剤を使わなくても草に負けない稲作は、苗づくりから。
☆苗を通常より大きくなるまで、しかも田んぼの環境と変わらない露地で育てる。(成苗稲作=「大きい苗」で稲作をする)
☆大きく丈夫になった苗を 本当に苗が育ちやすい時期に田植え。
☆草を抑えるには、まず草の特性を知ることから。
☆田んぼは稲のためだけの場ではなく、たくさんの生きものが育つ場でもあり、それを無視するような農作業をすると、稲にとってもよくない。
つまり、稲と生きもの達が自然と共生出来ている環境こそが、稲にとっても一番いい環境なのだ、ということ。
たくさんのこと・・・
技術的なことはもとより、どうやったら、自然を大切にすることから、外れない稲作が出来つつ、草と折り合いをとれるか・・・を教えて頂き、目からうろこでした。
心から、稲や、生きもの・・・自然、地球が好きだった私達夫婦は、ようやくパズルのピースがうまったような気持ちでした。
2年間、栃木まで研修に通い、稲葉先生の推奨する、成苗稲作に切り替え、(ちなみに使う農機具、器材など、成苗稲作用に換えたり、買いそろえる必要がありました)その間、そんな自然に添った稲作に共鳴してくれて集ってくれたスタッフも増え、ようやく芯の通った農業が出来るようになりました。
生き生きとした、近代では見なくなった、勢いのある大きく垂れる稲穂。
重い稲穂を支える、株元からぶあっと生えた太い茎。
更に、それを支える、慣行栽培より、桁違いに多く長い根っこ。
除草剤は撒いていないけれど、草が抑えられて、田んぼに生きもの達が戻ってきました。 
準絶滅危惧種に指定されている、藻なども帰ってきました。
そこにいろんな立場の人の笑顔も集ってきました。
育てる農家、食べる消費者の方・・・
みんな、自然や稲の生理リズムを無視したような現代

サンクスアイ株式会社
〒861-8035 熊本県熊本市東区御領6丁目1-6
TEL.096-285-3910 / FAX.096-285-3513

日本の農業を変えて、世界の食を正す。
サンクスアイは、植物性ミネラル・フルボ酸を通じ、土壌改良を行い、本物の食物が収穫できる愛産物農法の普及を行うことにより、日本の食の明るい未来を応援しています。

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