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自然栽培は、自然と循環の理解が必要

カテゴリー:共同研究農家 2011.05.05

 

自然栽培に関わって、多くの時間を過ごしてきました。
多くの疑問を自分なりに解明し、突き進んできたわけですが、ある疑問にぶつかってから色々と考えるようになりました。

40年も自然栽培で米を作っている人の米が、食べられないという話でした。

そんなに前からやっていた人は、私は知りませんでしたが、それだけの時間を一生懸命やってきた人のようです。
ある日、その米を販売する人に、アレルギーの人から問い合わせがあり、自信をもって紹介し販売したのですが、「食べられない」という答えだったのです。

いったいなぜ?

締めくくりは、水ではないのか?という風に括ってありました。

40年もの時間はいったい何だったのか?
時間は、指標のひとつになりえます。
しかし、時間だけが価値ではないことに気がついたのです。

実はその話を聞く前に、気が付いていたのですけど、土に絡む循環が理解できていないから、対処が出来ていないという事です。
その時には、半分ほどの理解でしたが、この話で納得したことを覚えています。

現在の自然栽培は、実は何かしら片手落ちの感じがしています。
自然の循環を利用すると言いながら、実はその循環を、理解できていないと思えるのです。

自然とは?

この問いにすぐに答えられる人はいますか?

循環とは?

自然の循環を利用する生産方法が、自然栽培であるとすれば、その答えはすぐに出てこなければいけないはずです。
理解し活用できる人の生産物は、自然栽培と言えます。

肥料と農薬を使わないだけで、自然栽培とは言えない気がします。

言葉だけに捉われないことも必要であると思いますね。

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