地震津波そして原発事故という史上最大災害に合われた被災者の方々に
心よりお見舞い申し上げます。
今なおその惨状の中必死に生きる為に頑張っていらっしゃる方がいるのに
心痛むも何もできないでいる自分に腹立たしい限りです。
本当に頑張って頂きたいです。
私のところに来ている研修生は、宮城の石巻が実家です。
実家は津波からの被害は免れたみたいですが
揺れが一番激しかったところで家は崩壊にちかいそうです。
すぐに帰ったがいいのでは思いましたが、今の状態では何もできないからと
毎日農業の勉強と現場を手伝っていただいています。
将来を農業に向けると決めている若き研修生は
親の思いを受け心に決めたものを守るべく必死にやってくれています。
今なお原発の不安が残っている災害現場ですが
きっと見事に復旧していくものだと思っています。
その時がきっと来る。
そこに研修生自身の活躍の場所が出てくるはずです。
それを思うと、私ものんびりとしてはいられません。
私の持つ技術の全てを持ち帰って頂き
それをもとに自分で地元で頑張ってくれることを願います。
今回の災害で思ったことは
自然には勝てない事、そしていったんそれが引き起こってしまうと
甚大な被害が生じ、そして経済が、生活が脅かされてしまう事です。
日本は農産物の生産に適した地域ですが、それをおざなりにしてしまったために
何かあるといきなり物資が不足します。
食糧はあっという間に無くなってしまい、ひっ迫してしまいます。
今後は世界的に食料の不足が見込まれています。
それを考えると、日本では農業に対する自覚が足りないと思います。
あっというまに食料が無くなってしまうのに
いつでも買えると高をくくっているのでしょうか?
多大な被害と人命を失ったこの災害を見て
これからどうするべきかを考えることが必要です。
我が家の研修生はそれを考えています。
今は心痛むも
自分のやるべきことに目を向け
必死に頑張っているのです。
こうゆう若者がたくさん出てくれれば
日本は今後安泰になっていくでしょう。
被害にあわれた方々にこれからの希望を与えてくれるのは
彼らです。
食は国家の要です。
それに向かう人がいることを
私は嬉しく思っています。
そして全ての知識を持ち帰って頂きたいと思っています。