自然栽培において、慣行農業から移行するときに
必ずといっていいほど土が苦しみ
作物が出来なくなってきます。
そこをどうすべきか?
悩み苦しみ先人の知恵を考えていたのですが
昨年、サンクスアイさんと手を組んだときに
藤原社長からヒントを頂き
そこから一気に解消方法が出来上がってきたのです。
自然栽培は考えるより大変な生産方法です。
よく耳にするようになってきましたが
その生産物は一部を除いて半端なものばかりです。
完成されていると思われるものは
苦しんだ時期を通り抜け、土が自然の循環になってきているところです。
その解消方法を探すべく、昨年は3件の農家と私とで実験をやってきました。
私は他にもいろいろ試験をし、結果が出てきています。
その理論もしっかりとしていて
対応方法もわかってきました。
出てくる生産物は安心安全を通り越して
健康になれる食材になります。
こうゆう基盤を固めていくことで
そこから多くの人が自然栽培に参入できる形を作り上げようとしているのです。
もっと多くの事象を集め、検証し、確固たる方法を作り出せそうです。
そこまでいくと、日本の農業も変わっていくことになります。
地域、行政にも働き掛け
動きが出てきていますが、現在の流れによって食べている人もいるわけで
かなりの抵抗もあります。
話が簡単に進まないのはそういう抵抗勢力があるからです。
しかし、変えなければいけない状況でもあります。
本当に安心して食べることができるものを
全ての人に提供できるようになるまでやらねばなりません。
技術的にはすぐ近くまで来ています。
その後は、いかにそのことを多くの人に伝えていくかになります。
そして最高の品質で世界に負けないくらいにコストも押さえていかねばなりません。
需給バランスも必要ですが
その知識が多くの人と共有できるようにならねばなりません。
それらを一気に解消することはできないですが
少しでも進められるように頑張る。
ある時期が来れば雪崩を打って方向が変わってくると考えます。
そしてその先は世界に向かうのです。
世界の食事情を変えていくのです。
それが出来るのは、この技術しかないと思っています。
そしてそれを担うのは
協力していただく消費者の方です。
食の将来を一緒に考え、体現していきましょう。