九州の中で、私のいる地域は盆地で
夏は暑く冬は寒いというところです。
ここ数日は氷点下5度以下が続いています。
その温度差があるというのは作物には美味しいものを作りだせるところでもあります。
ハウスとかを利用した季節をずらしたものを作ったりもしますが
基本は旬に美味しいものをという自然栽培です。
それに思うのは寒い時期は土をいじらないということです。
いじってもいいことはあまりないということから
休んでいる事が多いです。
それは土の表面の菌も動かないですから
土の中での寒くない環境で活動し土を熟成してもらったがいいと思うからです。
節分が過ぎたら始めるのですがれまでは我慢ですね。
そういう時期を使って、勉強を行うなどしています。
寒い時期はまた使い方も変えていかなければ
これからの農はいけないと思っています。
生産するだけが仕事ではない。
そこからさらに先の流通に繋がる部分も積極的に取り込んで
数字の管理までやっていくのがこれからの農業ですね。
しかしながら、農の世界はやることが多い。
それだからこそ楽しい仕事になるのです。
技術を作り出し、現場をこなし、管理をし、営業までやっていくのですけど
今まではやはり技術が大変だったと思います。
土の事が解っていなかったのですから
何を目標にやっていいのかがわからなかった。
今それが解明され、新しい技術を作り上げていくところです。
こんな寒い時期はそういうことを良く考える時間でもあるのです。