
大豆
昨日大豆の収穫をしました。
収穫というより引き抜いて干したという作業です。
全て手作業なのでけっこう大変です。
これで乾かして脱穀すれば大豆になります。
当然肥料も農薬も使っていないのですが
見事に出来てくれます。
この畑では比較試験をやっているので、実は食べてみるまで結果はわかりません。
しかしながら、その過程での変化も驚く事がありました。
その話は東京でお話しさせていただきたいと思ってます。
大豆には自然栽培を始めた時に洗礼を受けましたから
印象が深いのです。
この大豆が味噌になったり、豆腐になったり、納豆になったりします。
自家採取で20年以上のものです。
現在の日本で流通してる大豆は9割は輸入品です。
しかもGMO(遺伝子操作されたもの)品が混じっているらしいです。
多国籍企業モンサント社の種の独占方針により
自然からかけ離れたものが流通するようになってしまっています。
このままでは日本の文化さえ海外に押さえられてしまうことになります。
日本の農家はすでに種は買うものとして捉えていますが
その種は輸入に頼ってしまっています。
ただ効率だけを追いかけてきた付けが日本の食を危険にさらしているのです。
元田農園ではできるだけ自家採取にこだわり
主要なものは自分で種を残していくようになっています。
種を残す作業も結構大変です。
面倒だから買った方がいいとなってきているのですね。
今、種の輸入が何かの問題が起きて止まったら
日本の農業は止まってしまうのです。
私は大豆が好きですから、絶対に絶やさないように
毎年作っていきます。
麦も同じ状態なんです。
自家採取20年以上の自然栽培の大豆はなかなか無いですよ。