農業は休む暇がありません。
その変わりいつでも休めます。
しかしちょっと気を緩めると適期を逃してしまったりします。
天候との駆け引きを余儀なくされますので、ノンビリするということは無いですね。
人が休もうが何しようが、彼らは生きるために頑張っています。
人から見れば生産物でも、そこには生きているという命の現場があるのです。
そこには到底理解できないほどの活動があり
その一部を見て管理していると思いこむ農業者があります。
自分でやってみて感じることは、「わからないことだらけ」です。
科学的に見ていかなければ、観察だけではわからない。
たくさんの技術の積み重ねが今になっていますが
それを解っている人はあまりいないでしょう。
自然農に向かった先人たちは、継承した理論と技術に自分の実践からの情報を重ね合わせ
さらに技術を向上させてきたと思います。
しかしながら、頭に置いておく知識の幅があまりに多く
なかなか繋がっていかないと思われます。
農大の学生によると、専門知識は関連との並びが解らず理解しにくいらしいです。
総合的に見る方法を取らなければ、大事な順番がわからない。
農の現場に要求される一番大事な部分です。
何故、農?
そこから考えることが大事なのですが
そういうことを考えることが無いに等しいのではないでしょうか?
食は体を作る事。
食は心を満たす事。
それはそれは大事な事であるはずなのに
間違っている人が多くなっていないでしょうか?
何かがおかしいからいろんな病気とかアレルギーとかが出てきているのかもしれません。
このまま突っ込んで行くと、生きるということ
命とは何か?というところにまで行き着きそうです。
そこまで考えなくても
せめて自分が生きているのは
食べるという事で成り立っているということを考えてみましょう。
植物は自分で糧を作れますが、動物はその植物が作ったものを
食することで生きていけるのです。
その大事な事をたまには考えてみましょう。