来月には稲刈り
近づくとだんだん気持ちが昂ぶってくるんです。
始める前にやっておくことはなかったか?って考えながら
忙しく時間を過ごしています。
今日はその前に種の話をします。
我が家での米は自家採取
自分で種を残していくようにしています。
収穫時に良さそうなところを選んで別に保存し
次の年の為に備えておくのです。
種は歴史を遺伝子に残していくので
ずっと自家採取を続けるとその土地に合うものになっていきます。
種を残す意味合いは作物自身が一番解っているはず。
子孫を残すだけではなく、さらに続いていくだろうの先の為に
情報も残してくれるのです。
その情報から生き残りやすいように仕向けているのではないでしょうか?
人の手が入るようになって、今や種は買うものになってきています。
米も品種がばらつかないようにとの理由で
毎年買い換えるのが当たり前に推奨されています。
ほとんどの米が違うところで出来たものを種として作付するのが当たり前。
米にとっては迷惑なことですよね。
しかもその種は誰が作ったかはわかりますが、どうやって作ったかはわかりません。
その種の歴史がわからないままに生産に入るというのは何かおかしいですね。
加えて、種の交配の歴史すら知らない人がほとんどでしょう。
今の米は交配して「良かったもの」を選んできています。
その作業は大変なもので、ひとつの品種を作り出すのに10年ほどかけていると聞いたことがあります。
凄い努力です。
でもそれは農業研究センター当たりでの仕事なんですけどね。
我が家の旭1号は120年もの歴史がありますが
交配は全くありません。
選抜での継承ですから、環境に応じた変化はあるかもしれませんが
人為での変化が無いのです。
さて
その種、最近は扱いがひどい状態です。
一番わかりやすいから、とうもろこしを持ってきました。
これは最近は作りやすくするために、遺伝子までいじってあるみたいです。
たとえば普通の草を枯らす農薬を使っても枯れないものとかが出来るみたいです。
これはある意味便利です。
とうもろこしを作りたいから、種まきして
草が出てきたら枯れ草用農薬を蒔く。
とうもろこしは枯れないから草だけが枯れて収穫は楽になります。
これだけならば素晴らしい事ですが
それってなんでなの?って思いませんか?
最終的に人の口に入るものに変わっていくものですから
そこに何があるの?
大丈夫なの?
最近の農薬は安全ですと言っていますが
単体では安全でも、何かしらと複合されたらどうなの?って事があります。
やはり農薬は恐いのです。
それに肥料にだって何が入っているのやら・・・
ここに比較写真があります。
見て解りますか?
右が処理済み(ほとんどこんなものです)
左は処理してありません(探すのに苦労するんです)
販売されている種にはすでに農薬処理がしてあるものが大半です。
こんな赤いものが土に入るなんて気持ち悪いです。
今の世の中、便利さと引き換えに
自分の身を壊しているのかもしれないですよね・・・・
誰も守ってはくれないのです。
自分の体は自分で守っていかねばならないのです。
便利だけど恐い世の中になってしまいましたね。
だからこそ自然栽培を応援いただきたいのですよね・・・・