もう少しでお米の収穫時期が来ます。
今年はアースジョイの試験を踏まえ、色々考えてきました。
肥料にも農薬にも頼らないで、いかに美味しいお米を生産できるか?
自然栽培での米作りは思ったよりも簡単です。
田植えした後はほとんど手をかけないのですから
簡単に思えてしまうのです。
(実はそれなりに葛藤が待っているんですけどね)
慣行で肥料農薬を使うのは何故かわかりますか?
戦後(第2次世界大戦の後)の食糧不足から来ているみたいですね。
そこから米の増産に激しく時代は動いていきます。
そして化学肥料と農業の普及活動が行われ機械化が進んで行きます。
農家は日本の主食である米の生産に燃えていたのでしょう。
その当時は米を5反も作ればなんとか食べれる状況だったと聞きます。
今では信じられないくらい米は高かったのでは?
いかに多くの米を作れるかが農家の自慢話。
それは今でも同じようです。
その為に品種も作りだされてきました。
調べてみると、2000種以上の名前が出てきました。
その中から美味しいと思われるもの、大量に生産できるもの
作りやすいものなどが残ってきたのです。
考えてみると、そこに消費する人の事を考えているようなところがあまりありません。
今では慣行での考え方は、土は根を支えるものとの見方です。
肥料で育てるのだそうです。
そこに自然の循環などありません。
自然を無視して生産されたものに、自然の美味しさを求めること自体おかしなことです。
しかしながら日本はその技術はもの凄いものがあります。
自然栽培をやっていて、それだけでは片手落ちだろうと
慣行の勉強もしましたが、いやはや、凄いなあ~~って感心します。
その力を自然に向けていたならどんなにすごかっただろうかと思います。
現実に今の食に関して情報を集めると
見た目は凄いが、中身はどうなんだろう?という物ばかりになってきました。
それどころか、アレルギーの基になってしまっている。
自然を制御できると思った人間の奢りです。
肥料農薬に頼らないならどうするか?
自然の循環を考えて効果のある事だけしか手は出せません。
人は米を作り出すことはできません。
米は稲が作り出しているのです。
稲は土が育ててくれるのです。
その原点に返り
土がいい状態になってくれるにはどうすべきか?
土の事を知らなくてはいけませんが、
今まではほとんど土の事が知られていませんでした。
その土をしっかりと考え
ちゃんとした土になってもらうために出来てきたのが
アースジョイです。
今年試してみて、もっといい使い方がる事が解りましたが
それは次回以降にまた試験をやっていきます。
アースジョイは土を考えています。
土が良くなれば生産物も良くなってきます。
なぜか?
土が良くなれば、水が綺麗になり、触れる空気が綺麗になります。
昔から知られている土の緩衝作用
それが最大限に発揮されてくるからです。
それが土の偉力と言われるものです。
自然栽培に最大限に力を発揮させてくれるのですね。
そして一度土が出来上がってくれば、使い続ける必要も無くなります。
自然の中で力を発揮できる土になってしまえば。
美味しいお米が出来てくるはずですね。
自然のバランスが取れたものだからでしょう。
食べて極端な美味しさみたいなものを感じることは少ないですが
体の中に溶け込んでくるような感覚になります。
食べ続けると不思議に思う時がきっとあります。
それを楽しんでいただきたいですね。