田に水を入れ始めました。
鋤き戻しした後には何もしないままなので
ガタガタの土の状態にそのまま水を入れます。
そして代掻きでは簡単に済ませます。
これには理由があります。
あまり丁寧に代掻きをするとせっかくの大きな塊が壊れてしまいます。
塊があると隙間ができているので水も入りやすいけど
酸素も入りやすいのです。
稲の根が成長するには酸素が必要です。
そして土の中に残っていた残渣とか草などが完全に風化出来ずに残っていたものが
分解するときに出すガス(メタンなど)を抜くのにも役に立ちます。
代掻きは表面だけをトロトロ状態にするだけでいいのです。
その下はガタガタの塊のままがいいのです。
丁寧に見える仕事は実は人間の勝手な思い込みでしかありません。
しっかりとした根を伸ばせる状態を作り出すことが
私の仕事なんです。
これからしばらく忙しくなります。
そうはいっても慣行の人たちから比べれば簡単な作業になるんですけどね。
代掻きは大雑把に大胆に。
これがコツですね。