ずっと考えていた。
土が出来てくるとはどういうことなのか?
作物を生産するということは生産物に合う土作りが必要・・・
言葉で言うのは簡単だけど、実際にはどうなっているのか?
目の前の土に何をすればいいのか?
土が出来上がっていく行程は土壌生成理論からわかるのだけど
それを畑での実際に生産に向けられる土を作るということになると
簡単ではなかった。
それが実は何も使わず自然の流れに任せることで出来てくることが分かった。
ではそれはどうして出来てくるのだろう?
自然の不思議は悩ましい限り。
いったい何故?
特定の生産物に向けて作り込んだ土は特定の生産物に合う土になるが
そこで他の物を作ろうとすると出来なかったりする。
かとおもえば、何でも出来てしまう土になったりもする。
その状態を見て明らかに違う方向性を合わせもつ土の不思議。
それを追求すべく
片っぱしから資料を集め考えていた。
そういうことか!
光のエネルギーを光合成で有機物に変え
それで根を作りながら、さらに根から土を作っていくのではないのか?
そういう能力が植物が持っているとしたら
群生していくことも理解が出来る・・・
植物は土に根を下ろすために動物みたいに動くことが出来ない。
そこで子孫を残すべく種を作り土に落としたらいい・・・だけではなかったのだ。
子孫が生き残っていくための土に変えたうえで種を落とせば生き残る確率は格段に上がる。
つまりは自分が生息しやすい状態の土に変えていくことで
子孫の繁栄が期待できる。
そういう土にかえるには微生物、それも自分が住みやすくするはたらきの微生物を呼び込めば
土は特殊な方向、自分が住みやすくなる土に変わっていくのではないか?
それが進めば特殊な土に変わっていくのも理解が出来る。
さらに何でも出来る土とは
今ある植物では同じ傾向を持ったものが多いのではないか?
と考えればそれに合うものは出来てしまうではないか・・・・
それらが群としているのならば
何でも出来ると思うのも当たり前か?
その働きは根が持っているのであれば
土は根で作られていると考えることが出来るのだ。
これは確認が取れている話ではないが
科学では、理論から検証するという方法は一般的である。
そういう目で見てもらって考えていただくのは
もしかしたら役に立つかもしれない・・・・・