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自然栽培の意義

カテゴリー:共同研究農家 2010.04.04

 

日本は戦後の食糧不足をくぐりぬけてきた後大きな発展をし、
当時50%を超えていたエンゲル係数は20%ちょっとにまでなっている。
エンゲル係数とは家計における食費の占める割合である。

一般的に裕福になると食費にかかる割合が小さくなるため
エンゲル係数は小さくなる傾向にある。

今は不況に陥り、この数字が当てにならなくなってきたみたいだが
(最近の統計では所得が低くなってもエンゲル係数は20%ちょっとくらい)
一般的にはそういう傾向にあるとされている。

食糧不足から日本の農業は増産に向かい
それに向けた技術が発展し今に至る。
その技術の大本はアメリカからの進駐軍に提供する食から始まっている。
専門技術を研究する施設が作られ、今に至る技術の基本になっているのだ。
そこから肥料農薬は生まれてきた。

それにより食糧不足の解消はなされてきているのである。
肥料と農薬は時代の要請でもあったわけだ。

 

 

日本の今は世界中から食料を集め、何でも手に入る時代になっている。
そんな中で食の問題が出てきて、その原因に農薬がやり玉にあがるようになった。
それから化学肥料にも原因があると言われ
ついには肥料自体が問題であると言われるようになってしまった。

 

そこには何の問題があるのだろうか?

効率だけを追いかける経済社会
はたしてこれでいいのか?という問いかけでもある。
自然はその中で上手くバランスを取ろうとしているようにも思う。
何かが偏るとそれをそうならないように何かが起きてくる。
今地球はどうなっていこうとしているのだろうか?

人間は知恵で便利なものを作りだしてきた。
それで便利な暮らしを手に入れてきた。
そこに何かが足りなかったのではないか?

それがエゴであるのかもしれない。
自分さえよければ・・・

自然と協調するものがもっと必要だったのか?

便利なものを手に入れた代わりに何かを失ってきているのではないか?
その失っていくものに危惧する人が出てくる。
そこに何かを感じて何かの行動が必要なのかもしれない。

 

自然栽培はそういった流れが表面化した一部にすぎない。
食の問題はこれからもずっと続く。
地球人口に比例してこれからも供給の体制の問題がある。
地球人口が増えすぎてきたときには自浄に働く力があるかもしれない。

それを考えた時に、今何故自然栽培が注目されてきたかに気がつくのである。
私は思う。
地球のいろんな変動、気候異常、災害などは自浄作用ではないかと。

しかし地球の歴史を考えると、地球にとってはわずかな変化でしかない。
異常と思っているのは人間だけであって、他の生物はそれに合わせて変化していくだけなのだと。

自然の流れを考えて生きればいいだけなのに
人間は何かを忘れている。

 

そういう問いかけをするにも
自然の流れに沿った生産方法である自然栽培をやっていく意義があるのでないかと考えているのである。

 

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