自然栽培の元田です。
春に向かいつつあるこの時期、種まきとかの作業が出てきます。
それでも内容はたいしたことないので
今日は自然栽培に欠かせない条件の話です。
自然栽培というか自然の成り立ちを理解しないとこの栽培は出来ないのですが
そうそう簡単に自然は理解できるものではありません。
実は自然をすべて理解しようなんて誰にもできないです。
せめてその法則を見て、それを利用させてもらうというのが本当のところですね。
自然って何だろう?
考えたことがある人はそんなにはいないでしょう。
生れた時から存在するものですから気にもしないというか考えることもないです。
その自然によって自分が生かされていることに気がつかなければ考えないことでしょう。
最近は科学が発達してきたので、いろんなことがわかってきています。
その分野に足を入れてしまうと奥が深いことにビックリするんです。
それをうまく利用できることで、便利な生活に活かされてきています。
その自然の中のほんの一部を理解することでとんでもないことが起きるんですよね。
人間の存在がいかに小さいものなのかと思ってしまうほどです。
その自然の基はどこにあるのか?
誰もが知っている太陽ですね。
その太陽は地球から1億5000万K離れています。
地球の赤道を一周すれば4万Kですから、とんでもない距離があるのは理解できますが
とても感覚では追いつけない数字です。
太陽からの光エネルギーがあるからこそ人間は生きていられる。
まずはそこに感謝しなくてはいけないです。
その光エネルギーが地球に届くのに8分くらいかかるのですが
その距離がちょうどいい位置になるために地球上の生物が生きれるんですね。
まさに奇跡の場所に地球はいます。
その場所で生物が長い時間をかけて今の地球になってきました。
その成長してきた時間は46億年
理解しがたい時間をかけて今の地球になっているんです。
その地球は出来上がる時に多くの小惑星のぶつかりあいから成り立ち
成長してきたときに大きな天体とぶつかりました。
そこで再び再構築されて地球と月が出来たのです。
地球と月は互いに影響しあいながら現在に至ります。
出来た当時は2万キロほどしか離れておらず
潮汐の影響は想像を超えるほどだったと推測されています。
互いの潮汐の影響で段々離れていき、現在は38万キロに距離を持っています。
今人間が生活するのにも地球と月の関係は切り離しはできません。
月がなければ現在の地球の環境は維持できないだろうと言われています。
この太陽、月、地球の関係を考えることから自然栽培は始ります。
作物を栽培するための土も全てがここから始まるのです。
土が出来てきたのは4億年前から。
それまで海でしか生活できなかった生物が陸に進出した時に土が出来てくる環境になってきたのです。
土を理解しないで栽培はできません。
その歴史に目を向けることこそ、自然栽培の原点なのです。
宇宙の法則から土を考える。
これこそが作物を栽培するための第一歩だったのですね。
奇跡の重なりあいが今の地球に存在する。
大きな条件は宇宙からの贈り物だったのです。