共同研究農家
2015年3月27日
Posted time: 08:55
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Author : 共同研究農家
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暖かくなりましたね!
桜の開花も間近、日差しも眩しくなって、気持ちいい季節になりました。
稲作もスタートしましたよ!
写真は肥料の仕込みです。
幼い苗にはオカラ肥料が適しているそうで、その仕込みをしています。
発芽したての種はとてもデリケート。
経験上、肥料の大きい粒が当たるだけでも良くないようなので、肥料の大きい粒を崩して粉々にしている最中です。
けっこうな量があり、大変なようですが、お料理と一緒で、下ごしらえを十分にしておくと、後がスムーズになり、結果うまく行きます。
娘も粉遊び。全身粉々でした・・・。
こういう時、安全なものしか使っていないと安心ですね。
もちろん作業をしている大人にとってもです。
化成肥料だと手袋をしないと肌があれてしまったり、吸い込むのも良くないので、小さい娘とは一緒に作業はできません。
農業は食べるものを育てる業ですから、触って安全なものを田んぼにも使いたいですね。

一方、田んぼでも準備が進みます。
前回、畦で仕切り、苗床を作り始めていましたが、
その畦で仕切った中に水を入れ、トラクターで平らにならしています。
乾かして固めると、苗床完成です。
米作りは八十八手間と言われるように、準備の段階でも沢山の手間ひまがかかっています。
有機での稲作だと尚更です。
さて、畦にも花々が咲くようになり、生きものも活発に動くようになってきました。

眩しいですね!
シロバナタンポポ!
突然変異で色素が薄く生まれるアルピノ・・・ではなく、
掛け合わせで生まれた日本の在来種だそうです。
白いタンポポでシロバナタンポポ。分かりやすい名前ですね。

きれいな紫色がちょこちょこひらひらしていると思ったら、シジミチョウでした。
ヤマトシジミチョウかな?
貝のシジミに似ているのでシジミチョウと、やはり分かりやすい名前ですね。
確かにシジミの内側の紫色と似ている・・・。
これから作業が増え、文字通り、心が荒れて慌ただしくなりがちですが、
たまには畦を彩る生きものに心を合わせたりして、穏やかに乗りきりたいものです。
網本朝香
豊かさの先に、食べられる喜びを
サンクスアイは、植物性ミネラル・フルボ酸を通じ、土壌改良を行い、
本物の食物が収穫できる愛産物農法の普及を行うことにより、
日本の食の明るい未来を応援しています。
サンクスアイ 株式会社
〒861-8035 熊本県熊本市東区御領6丁目1-6
TEL:096-285-3910 FAX:096-285-3513
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2015年3月13日
Posted time: 09:00
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Author : 共同研究農家
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急に春の陽気になって来ましたね。
茶色かった景色に、少しずつ草花の色が見え隠れするようになりました!
みなさんいかがお過ごしですか?

上の写真は、前もご紹介したオオイヌノフグリ。
陽に照らされ、空が地上にこぼれ落ちたかのような青色です!
さて、庭先の沈丁花(じんちょうげ)の花が咲きました!

通るだけで、空気の移動にのって香りが辺りに広がります。
この沈丁花が咲き始めると苗床の準備。
春の田作業を告げる花です。
これは苗床を作り始めるタイミングの気温が、ちょうど開花に必要な気温と同じだからでしょう。
このように、農作業のタイミングは、カレンダーや参考書を見るより、生きものや植物を見ている方が正確だったりします。
それは稲も生きものも植物も、そして人間も、
同じようにその年の気温、日照量、雨量・・・の中で育つからです。
机上でお米は実りませんね。
急に春らしい陽気に心持ち焦りながら、さあ苗床の準備!
トラクターの後ろの土を混ぜる刃と、真新しい畦塗り機が交換され、装着されました!
畦で田んぼの一角を仕切り、苗床を作ります。
今年は世話をさせていただく作業委託の田んぼの量がずいぶん増えました。
したがって、苗の量も増え、かなりの苗床を作るとのこと。
沈丁花の「咲き始め」に間に合わず、すでに「五分咲き」の可憐な姿に、急ピッチで作業は続きます。
次回は、苗床を作る作業の途中を紹介させていただきます。
作業が進んでいることを願って!
網本朝香
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2015年2月27日
Posted time: 09:00
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Author : 共同研究農家
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寒さ暖かさが繰り返しますね。
みなさん、いかがお過ごしですか?
寒暖を繰り返しながら、少しずつ春に向かっているこの頃、
田んぼでは、トラクターで耕し、肥料をまく作業が続きます。
ところが・・・
春は一雨ごとにやってくるのです。
埼玉ではこの一週間の半分は雨が振り、田んぼに出られない日々が続きました。
雨の翌日晴れたとしても、土が濡れているとダマになってしまうので、土がある程度乾いてからでないと作業ができないそう。
天気予報を見ながら一週間の予定を立て、準備を進めています。
今年からスタッフとなった二人もトラクターデビュー!
比較的穏やかな日、背中を陽射しが包むのどかさ、トラクターの上も気持ち良かったようですよ。
耕した後は、独特の土の香りが立ちのぼり、湿り気で土の色も黒っぽくなります。
早春の色と香りです。
網本朝香
豊かさの先に、食べられる喜びを
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2015年2月13日
Posted time: 09:00
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Author : 共同研究農家
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こんにちは。
立春を過ぎ、春らしい日も訪れるようになりました。
2月12日の埼玉はぽかぽか陽気です。
皆さんはいかがおすごしですか?
田んぼの畦には小さな春の花が咲き始めました!

群青の空色はオオイヌノフグリ、指の先には小さなサイズのハコベです。
まだ春早いので、ハコベのサイズも小さいのでしょうか・・・。
見えますか?
寒さに比較的強く、春の花々の先陣です。
道端で命を脈々と継いでいる野草を見ていると、
小さい頃、祖母たちが花々での遊び方を教えてくれて、
それを隣で見よう見まねして、空き地の花畑で遊んだことを思い出します。
稲が活き活きと輝いていて、その周りに生きものが躍動している、
当たり前だけれど、豊かな風景を大事にしたいと思うのは、
キラキラの花畑で、隣におばあちゃんがいて遊んでいる
小さいころの記憶を大事に持っていて、
それが私の原点だからかもしれません。
そう思うと、私もたくさんの子ども達に、車のスピードだと通り過ぎがちな
小さな命に触れ合う機会を提供したいと思うのです。
自然の中で、誰かと遊び遊んでもらった記憶があることで、
自然に沿った生き方も選べるんだと、
生きものが輝く景色を大事にする気持ちで大人になれるんだと、
子ども達の中での気持ちの幅が広がればと思います。
七星天道虫!
ぽかぽか陽気だからか、一気に草むらに出てきました。
これから、春、田んぼのあぜは、
野草の花々で、宝石箱をひっくり返したように色とりどりになり、
花々に集う虫たちでそれはそれは賑やかになります。
皆さんも機会があれば、少し歩みを緩めて、草むらをのぞいて耳を澄ましてみてくださいね!
網本朝香
豊かさの先に、食べられる喜びを
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2015年1月30日
Posted time: 09:00
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Author : 共同研究農家
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こんにちは。
埼玉県杉戸町では、ようやくの冷え込みになってきました。
今冬は、早くから気温は低めだったものの、
くぅぅぅ~という本格的な冷え込みが、未だに訪れていなかったような気がします。
関東の稲作農家にとって、冬が関東らしく寒いのは、とても有り難いことです。
冬は栽培期間ではありませんが、冬の冷え込みで、「害がある」と言われる虫や草がある程度淘汰され、
冬があけた春夏に、大発生することが少なくなるそうです。
「害がある」と書きましたが、生きもの先生達によると、
害虫、害草といわれていても、大発生しなければただの虫、ただの雑草とのこと。
そうですよね、自然界がバランスをとっている状態では、基本大発生はありませんし、大発生こそが問題となって、ただの虫や草に「害」がつくだけのこと。
関東らしい冬の寒さで、関東のバランスが保たれるのでしょう。
また、最近は気温が上がっていて、南からの生きものや植物が、生息地を北上させ、北上した先の固有種が脅かしたりもあるようですが、
その地らしい冬の寒さがあれば、北上してきた種は越冬できず、固有種が守られます。
関東が関東以上の寒さも暑さも求めるのはおかしいですが、その地らしい冬が訪れることは、実は恩恵なのでしょうね。
とはいえ、気候の変動に関しては、なかなか人知を超えるところ。
もちろん、ヒートアイランドや都会の建造物が熱を蓄えたりと、局地的豪雨、温暖化は人的要素も言われますが、現時点では、農家はお天気に合わせて行くしかなく、
だからこそ、こうやって懐かしい寒さが訪れると、ほっとします。
今回は、水たまりの氷模様!

定規で引いたかのような直線になったり、天気図の等高線のような曲線があったり。
何が違って模様が多様になるか分からないのですが、同じ水たまりの氷でも、一つとして同じ模様がないのが不思議です!
こんな氷ができた朝は、冷え込んだ証拠。私の中の冷え込み目安です。
美しさと一緒に、ほっとした朝となりました。
網本朝香
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2015年1月16日
Posted time: 08:55
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こんにちは。
関東、今日は久しぶりの雨ですが、みなさんいかがお過ごしですか?
とはいえ、お正月からしばらくスカッと晴れた冬の日が続きました。
乾燥している地域の特徴で、
空気中の水分が少ないと、水分の粒に光が乱反射せずに通って、空の青色が深くなるそうです。
カレンダーの写真などでおなじみの、
ヨーロッパ地中海の空や、ハワイ島の空が濃い理由ですね。
確かに杉戸の冬空は、実家の関西の色より濃く、
確かに乾燥していて洗濯物も乾きやすいですよ。
そして・・・日が暮れる頃には、あまりにも綺麗な夕焼け空!

遠くの樹々の梢(こずえ)が、光にシルエットで浮かび上がり、影絵を見ているかのよう!
広い関東平野、富士山も近くの田んぼから見えるので、美しい姿が夕焼けに浮かび上がりますよ。
冬空からのプレゼントな光景です。
さあ年も明け、田んぼを耕したり、肥料を撒いたり、畦(あぜ)を高く補強したり・・・
少しずつですが春への準備も始まります。
網本朝香
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2015年1月 2日
Posted time: 08:55
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Author : 共同研究農家
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明けましてお芽出とうございます。
皆さんの2015年が、素敵な年となりますように!
皆さんはお正月はどのようにお迎えでしたか?
田んぼは・・・やはり冬景色ですが、何とも言えないすがすがしさが香ります。
お正月は恒例で、社長の欣ちゃんのお里の和歌山と、
私の生まれ育った京都に帰ります。
京都の暮れとお正月は、賑やか!
埼玉のスーパーでは、設けられたお正月コーナーに、お正月のものが集められていますが、
京都ではスーパー丸まるっとお正月仕様です。
じゃが芋などの、普段の食材を探す事が困難なくらい、お正月の食材で埋め尽くされます。
紅白の蒲鉾(かまぼこ)、棒鱈(ぼうだら)、昆布巻き、海老、慈姑(くわい)、八頭(やつがしら)、
スーパー内の花屋さんでは、注連縄(しめなわ)、角松、赤い実の南天(難を転じる)...
そして大晦日は、市内あちこちにあるお寺から、除夜の鐘が掛け合いのようにゴンゴンと鳴り響き、
(本当にあちこちから聞こえます(笑))
明けて元旦からは、これまたあちこちに鎮座する神社のまわりに、
初詣の行列が、それこそ満員電車の中のように連なり、
新年の挨拶に行き交う人々も重なって、ごったごった返します。
さすが「生きている伝統」の町。
単に「古い=伝統」でなく、今も続けられている習慣が、伝統となって生きていると感じます。
京都を離れて、素晴らしいなと再認識するのは、
多様さと、暮らしに人々の交流があることでしょうか。
例えば買い物スタイル。
今、日常の買い物はスーパーやショッピングモールで全て済むようになりました。
スーパーでは全国からの商品が取り寄せられ、
いつでも、どこのものでも買える時代になり、
子育て世代にとっては、1カ所で全て済むので、本当に便利になりました。
その反面、そのスーパーが揃える、そのまんまで食卓が構成されてしまうことも感じます。
また、スーパーの買い物だと、好きなメーカーはあっても、
その時々の値段次第で、他社のものも買ったり...という、
初めに、物と値段ありき、のスタイルになりがちかと思います。
また、お店の人と話したりはあまりしないですね。
どこにあるかをたずねる時くらいです。
そんな中、京都はまだまだ個人店で手造りのものを出す、
例えばお豆腐屋さん、お味噌屋さん、お魚屋さん、和菓子屋さん・・・といった専門のお店が市内あちこちにあり、
同じお豆腐でも、お店の数だけ種類が多様にあり・・・すなわちストーリーと味が多様にあり、
また、個人店なので、お店の人がおススメしてくれたり、質問したり・・・と、会話や交流があります。
人々は、お豆腐はここ、鯖寿司はここ、和菓子でも羊羹はここ、豆大福はここ...と、「行きつけの〇〇やさん」といった、付き合いのあるお店に親しみ、多様な食生活があるように感じます。
「誰がどんな風に作ってくれた〇〇」
物が、作る側→買う側と、一方通行に流れるだけではなく、
誰かと交流があった上で、品物が行き、声が帰る・・・。
行き交う習慣がある事で、
買い手だけでなく、ものづくりも根底から変わってくると思うのです。
いえ、「変わってくる」ではなく、元々はそうだったのでしょう。
自分達が作ったものを選んでくれて、
わざわざ足を運んでくれるお客さんを想い、応え、感謝し、大事にするものづくり。
確かに古い寺社仏閣といった世界遺産が多くある町で、
ものづくり、買い物スタイルも、合理的でなく古いと言われれば、それまでなのかもしれませんが、
作り手と買い手の会話、交流・・・
言葉の数と、交わした気持ちが、活気となって町全体に広がっていて、
何とも言えない、歴史すら生きている町になっているのだなぁと感じるのです。
地域それぞれが違うことが当たり前で、
そのまま当てはめようとするのはナンセンスですが、
農業をやっていても、
人の気持ちが行き交う中で、農産物が流通するにはどうしたらいいか、など、
市場(いちば)や個人店が活き活きする町で育ったことが、考え方に影響したなと自覚したりします。
先に気持ちありき、ですね。
毎年帰省して、気持ち新たに一年を想います。
今年も皆さんの身体が、健康でありますよう。
お米は身体の基礎。
誇りを持って稲作をさせていただき、
皆さんの健康な身体の基礎を作る、安心で美味しいお米を届けさせていただきます。
また、このような場を与えて下さっているので、
サンクスアイさんと、お買い求め下さる皆さんと、作り手の私達とが、より近づけるように、
今年も愛感謝米の田んぼの様子など、オープンにお届けしていきますので、
今年もどうぞ、よろしくお願い申し上げます。
網本朝香
豊かさの先に、食べられる喜びを
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2014年12月19日
Posted time: 08:55
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Author : 共同研究農家
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寒くなってきましたね。
連日のニュースで、各地の吹雪が取り上げられていますが、
いかがお過ごしですか?
事務所がある、埼玉県杉戸町では、雲一つない青空が広がっています。
青が濃くて、突き抜けるような、埼玉の冬の空がやってきました!
これから春まで、日本海で水分を落とした後の、乾いた強風が吹き抜けます。
埼玉県は内陸のため、南から来る夏の台風は弱まる事が多いですが、
冬の北風を遮るような高い建物群がないので、
風が平地を駆けて行く様・・・風の足跡が見えるかのようです。
私の実家は山に囲まれた盆地の京都市内。
山に遮られ、一年を通して強風というより、そよ風しか吹かない地域なので、
冬に泊まりにきた親戚は、風音で眠れなかった・・・
と訴える事もしばしば。
夏に泊まりにくると、
雨蛙(アマガエル)と「牛」の鳴き声がすごくて・・・
と訴え、どちらにしてもうるさいようです(笑)
慣れますがね。
ちなみに「牛」は、うちも隣近所も飼っていません。
・・・牛蛙(ウシガエル)です。
鳴き声がそっくりなのですよ。
さて、今回の一枚!数年前の同じ頃の写真です。
前述のように、雪はなかなか降らないのですが、それでも気温は低く、
草木の水分やわずかな夜露が、草のふちや毛に沿って、霜(しも)になります。
早朝、日が昇るともやになり、そのもやの中で、霜一粒一粒に朝日が乱反射して、
辺りがほんのり柔らかな・・・乳酸飲料オレンジ味色です!
自然界の色彩はなんとも見事ですね!
網本朝香
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2014年12月 5日
Posted time: 08:55
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Author : 共同研究農家
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こんにちは。寒くなりましたね!
愛感謝米の田んぼがある埼玉県でも、いよいよ冬となりました。
うちの田んぼも、11月は緑だった蘖(ひこばえ)が寒さにあたって茶色く枯れてきました。
畦の野草も、種をつけて枯れたりと、
これからどんどん田んぼは茶色くなっていきます。
そう、しばらく・・・
早春、枯れ草の下から小さな緑の新芽をだすまで・・・は、
写真を撮っても撮っても、変わらず茶色いという日々が続きます。
うーん。
ということで、冬の間は、生きものや雑草特集をしていこうと思います。
畦のコセンダン草の種です。
元々、北アメリカからやってきた外来種だそうで、明治時代に確認されたとか。
時を経て、平地の空き地や畦など、日本全国に増えたようです。
増えた理由は、この種の先の「フック」!
とにかく引っかかるのです!
服に!猫に!靴下に!
自転車で、車を避けようと畦際を走ろうものなら、
靴下にいっぱい種がくっついちゃった、なんて事があります。
もちろん洗濯機では落ちないので、手でぶちぶちと落とす羽目になるのですが、
賢いのは、夏の間は背丈は、30センチに届くかどうかなのですが、
秋、花をつけ種になりだすと、くっつくぞと言わんばかりに、茎がぐんぐん伸びるのです!
最初は出る杭(くい)頭を打たれないよう、平均的な背丈に抑えて、草刈に逢わないように身を潜め、
種をつけると遠方に広げようと背丈を伸ばす・・・。
そうして、動いている人間や動物に、ばっちりフック!
引っ付かれた私や動物などが嫌がりそうな、「ちょっとチクチク感」満載で、
しかも、しばらぁくしてから気づく程度のチクチク感、
気づいた「ちょっと離れた先」で、猫にいにゃ~んと種を落とすよう毛繕いをさせたりして、
無事、落とされた先で子孫繁栄を成し遂げるわけです。
種の構造からして、フックは移動に徹し、種部分に影響がないような形になっていたりと、
生きる事、子孫を残す事へのすごい執念を感じます。
この執念は、他の植物にも往々にして見られ、
タンポポも、花が終わり種になると、風をつかまえようと、
急に茎が伸び、綿毛を風に乗せようとします。
また、移動手段の綿毛と、発芽の為の部分と、二部構造になっているのも似ています。
・・・いやいや、やっぱり綿毛とか可愛いもんじゃなく、
もっと凄まじい執念を私が感じるのは、やっぱり
フック!
だからですかね。
ちなみに、タンポポにしても、外来種の西洋タンポポの方が、
ザリガニだとアメリカザリガニの方が・・・と、
何にしても、外来種の方が、大型で種の数も多く、強い印象があります。
このコセンダン草も、日本の生態系が被害を受けかねないことから、
要注意外来生物に指定されているそうなので、
日本固有の草がすみかを失わないよう、
靴下に種がくっついた際は、チクチク感をガマンして、
自宅に帰ってからゴミ箱に捨てるようにしていますよ。
明治に船でアメリカ、ヨーロッパと視察に海を渡った岩倉使節団・・・
西洋は、人も、生きものも、全部強いとの印象を受けたとのことですが、
その頃に、靴下なのか足袋なのかにくっついてきただろう?コセンダン草、
100年を経て、やっぱり舶来ものは強かった!と証明されているのでしょうか。
網本朝香
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2014年11月21日
Posted time: 08:55
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Author : 共同研究農家
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こんにちは。
北の方で雪が降ったとのニュースを見るたび、冬だなぁと思う一方、
まだギリギリ日中は薄手のコートで過ごせる埼玉です。
みなさんの地域ではいかがでしょうか?
先週、11月半ばに、外に干してあった社長の欣ちゃんの洗濯物に、秋茜(あきあかね)・・・かな?
赤トンボがとまっていました。
赤トンボの種類、判別は私には大変難しく、明言を避けますが、
もし秋茜だと、赤トンボの括りの中で、一番有名な赤トンボでしょうか。
?一番有名な赤トンボ?
・・・そう、赤トンボとは、広くは、秋になると赤くなるトンボの事だそうで、
一番有名で、全国的に分布している「秋茜」や
眉が縦で困り顔の「眉立茜(マユタテアカネ)」
羽の先が茶色い「熨斗目(のしめ)トンボ」
ほとんど赤くならないですが、主に九州分布の「薄羽黄とんぼ」
その他、専門的すぎるので割愛させていただきますが、
広くは、それらも赤トンボと括るのだそうです。
あの有名な童謡を聞いて思い浮かぶトンボが、人によって違うと思うとびっくりなのですが、
通常は秋茜を赤トンボと言うそうです。
さてさて、珍しいなぁと思いながら赤トンボの写真を何枚か撮りました。
この赤トンボが秋茜だったとしたら、
秋茜は体が小柄なので、一回り大きな熨斗目トンボに比べて、飛べる時間が長いそうで、
止まってもすぐに飛び立ち、このように落ち着いて写真を撮らせてくれるのは、なかなか珍しいのです。
それは、恐らく11月半ばで、寒くなって動きが鈍い・・・
或いは、もうすぐ寿命なのかもしれません。
晩秋たまたま撮った写真一枚に、
生きものの寿命と、季節が次に進むことが撮し込まれているんだなぁと、しんみりでした。
写真は1週間ほど前のもの、今はまったくトンボを見なくなりました。
今回は、小さい秋ならぬ、冬の訪れ見つけた・・・でした。
網本朝香
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2014年11月 7日
Posted time: 08:55
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Author : 共同研究農家
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11月ですね!
朝晩は息が白く見える日もあって、ずいぶん冷え込んできたなぁと感じますが、
日中は汗ばむ陽気だったりで、寒暖の差が激しい埼玉です。
皆さんはいかがおすごしですか?
秋も深まり、茜色に包まれた田んぼは一仕事終えて、休んでいるかのように見えます。
が、土の中・・・微生物の世界では、
ワラや根っこなどの残渣(ざんさ)を分解したりと、まだまだ活発に動いています。
という理由は蘖(ひこばえ)!
難しい字ですね。
本来は木の切り株から生える新しい枝の事だそう。
切り株を親、新しい枝を孫(彦、ひこ)と見立てているのだとか。
稲の切り株から、もう一度生える稲にも使う言葉だそうです。
さて、この蘖が生えているという事から、
土の中の根っこや、その周りの微生物は、まだまだ活動をして動いているんだなぁと押し量れます。
寒さ到来が遅く、いつまでも暖かい年は、蘖はどんどん伸び、
田植え後かと見紛うほど青々として、穂までつける年もあります。
写真は二年前、2012年11月6日撮影。蘖伸びてますね!!
青々として、ぱっと見は初夏に見える程です。
中身はスカスカですが、短い穂まで出て、収穫できそうな勢いです。
対して下は今年2014年11月6日の写真です。
秋の田んぼだと一目でわかりますね。
蘖の様子から、今年は少なくとも一昨年よりは、寒さが若干早くにやってきたと言えるでしょうか。
これが、うちの田んぼだけの状況であれば、蘖を伸ばす体力も残っていない程、肥料分が足りなかったとも測れますが、
周りの田んぼも差ほど変わらず、どうやら気候の話のようです。
これから寒さが厳しくなると、葉や根っこも寒さに耐えられず、
また、微生物の活動も密やかになり、蘖はこれ以上伸びずに枯れていきます。
そうすると、本格的に寒さがやってきた・・・土の中まで冷えてきた、
田んぼも、農作業も、稲作人の気持ちも一休み一息、となります。
大袈裟ですが、季節をただ過ごすだけでなく、
少し注意して立ち止まってみると、自然が色んな事を現していることに気づかされます。
自然、地球の事に、より敏感な生きもの達の様子から、私達人間は知らされる事も多いはずです。
四季があり、美しい国土の国に生まれ育った、有り難い瞬間なのでしょうね!
これから紅葉の美しい晩秋、樹々の鮮やかな色合いに、春から夏、秋の日々が刻まれています。
忙しい中ですが、時には立ち止まって見たいものですね!
網本朝香
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2014年10月24日
Posted time: 08:55
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Author : 共同研究農家
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こんにちは。
埼玉県では、このところずっと雨が降り、田んぼも洗濯物もなかなか乾かない毎日です。
皆さんはいかがおすごしですか?
稲刈りが終わると、お礼肥・・・一年のお礼を込めて肥料をまき、固まった田んぼを耕します。
長かった栽培期間が終わり、一息です。
・・・と言いたいところなのですが、この長雨で田んぼに入れず、お礼肥や耕すこともまだ先になりそうです。
さて先日、社長の欣一が、お米の袋詰めの行程での講習を受けに、栃木に行ってきました。
稲作の先生にも久しぶりにお会いしてきました。
私達に成苗稲作の体系を教えて下さった稲葉先生です。
数年ぶりになってしまったので、私も娘を連れて同行してきましたよ。
お元気に海外も飛び回ってらっしゃって、ご活躍何よりでした!
講習を受け終わって雑談の中で、
事務所の南側の田んぼに、今年は随分草が生えてしまったので、原因について質問したところ、
即答で、田植え直前の「代掻き」に問題があるのでは?とアドバイス下さいました。
代掻き・・・田んぼに水を入れ、トラクターで耕し泥を均(なら)す作業で、
慣行栽培では、田植えがしやすいように準備として、「田植え直前に一回」が通常ですが、
先生の成苗稲作の体系では、
泥を均すだけでなく、「草を抑える意味がある代掻きを田植え前に数回」との事なのです。
慣行栽培とは代掻きの目的も変わってくるので、そのやり方が特徴的なのですが、
どうやら私達の2、3回目の代掻きの仕方がまずいのでは、と教えて下さいました。
また、杉戸あたりの田んぼの特徴でもあるのですが、ねっとり粘土質な田んぼの場合、
土の中の酸素が少なくなりやすいので、稲の根っこが酸欠を起こさないよう、
耕し方や肥料にも工夫が必要だとのアドバイスも下さいました。
さすがは先生、即答でした。
研究に研究を重ねられ、
全国、または海外の津々浦々の田んぼをみてこられたこと、それだけでなく、
この原因があると、この結果になる・・・
理路整然と、稲と田んぼや草、生きものの関係が、
順序立てて、体系だって、先生の中にはあるのだろうなぁと、改めて感服!!
さぁ、教えて下さったので、後は情熱をもって実行するのみ、来年は抑草できるはず???
こうご期待!!ですね!
豊かさの先に、食べられる喜びを
サンクスアイは、植物性ミネラル・フルボ酸を通じ、土壌改良を行い、
本物の食物が収穫できる愛産物農法の普及を行うことにより、
日本の食の明るい未来を応援しています。
サンクスアイ 株式会社
〒861-8035 熊本県熊本市東区御領6丁目1-6
TEL:096-285-3910 FAX:096-285-3513
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2014年10月10日
Posted time: 08:55
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Author : 共同研究農家
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こんにちは。
朝晩がずいぶん涼しくなりましたね。
皆さんは、10月8日の皆既月食をご覧になりましたか?
愛感謝米の田んぼがある埼玉県では、
夕風に雲が払われて透き通った夜空に、薄く地球の影が映り込んだ、見事な満月が見れましたよ!
大昔では月が欠けると、不吉の予兆とされたそうですが、
先人達が宇宙の事、天体の事を研究され、世に広まったので、珍しい天体の出来事として私達は楽しめますね!
明るい知に不安が照らされ、不吉な出来事だと捉えなくなったのでしょうか。
さてさて、田んぼの話です。
今年、草が稲より栄えた部分があると前回書きました。
その部分を刈りました!
稲刈り最中の写真です。
やはり下草が生い茂っています。稲がひょろひょろですね。
切り株をみると、分けつ(茎が増える事)した茎が4~5本です。
(通常は一株あたり15~25本になります。)
草が生えた事自体ではなく、収量が少なくなった事が問題、
つまり、草が生えても収量が確保されれば問題ではないと捉えていますが・・・
これは、
★稲が弱かったから草が生えたのか
★草が生えたから稲が弱くなったのか
★はたまた両方か
・・・どちらが鶏か玉子か、ですね!
網本朝香
豊かさの先に、食べられる喜びを
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2014年9月26日
Posted time: 08:55
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Author : 共同研究農家
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こんにちは!
お待たせしました!
埼玉県春日部市にある、サンクスアイさんの愛感謝米の収穫が無事終わりました!
台風16号がもたらす雨になる前、お天気のうちに刈れて良かったです!
稲穂の様子です。
明るい黄金色になりました!前号にも書きましたが、葉はまだ緑色が残っていますね。
事務所がある杉戸では、サンクスアイさんから撮影隊がいらっしゃって、稲刈りの撮影も行われました。
撮影風景です!
今年は、埼玉では、夏の後半が割と涼しく、稲が夏バテや夏やせをしなかったようで、粒の状態は丸く太っているようです。
加えて、今年もサンクスアイさんが、ミネラル(アースジョイ)を使っての稲作共同研究の提案を下さったので、
田植え前の田んぼに撒かせていただいたのですが、
この効果で、粒が大きくなる結果がみられたようで、ダブルで芽出度しめでたしでした!
・・・ところが粒は良かったようですが、草との兼ね合いと肥料不足の関係か、
植え付け本数(田植え時に、苗をどのぐらいの密度で植えるか)と、お天気との関係か・・・
収量が思った程多くなかったという問題も出ました。
稲刈りが落ちついたら今年の考察を行い、来年への課題を検討します。
さて、今回の生きもの紹介!
毎年、秋にしか撮れない、とっておき!の写真がこちら!↓
白鷺(しらさぎ)達です。
一緒に有機稲作をしている近所の農家さんの田んぼの稲刈りに集まってきました。
春日部、杉戸町のある埼玉東南部は、一面広い田んぼが広がる地域、
そのどこからやってくるのか、三々五々と空の端から集まってきます。
なぜこの白鷺の群れが、秋のとっておきかと言うと・・・
本来白鷺は警戒心が強く、近くに人間が寄ると、人影と気配にすぐ飛び立ってしまい、なかなか写真に撮れないのですが、
稲刈り機=コンバインがバックをする「ピーッピーッピーッ」という音が、白鷺達には「ごはんですよ~」に聞こえるようで、
コンバインに乗っている人間は、「コンバインと一体」と思っているのか、一向に警戒しない様子、
その美しい姿を間近で、しかも昼間は単体で活動するのですが、辺り中から集まるので、群れの写真が撮れるのです。
なので、秋、収穫期だけのとっておき写真になるわけです。
なぜコンバイン音=ごはんですよ~になるかですが、
白鷺は、田んぼを住処にするイナゴやバッタ、カエル達が好物。
稲刈で突然住処が丸裸にされ、慌て驚くところを狙っているのです。
イナゴやカエル達にしてみれば、寝込みを襲われたようなもの、
慌ててワラの下に潜り込む前を狙って大量捕獲、ごはんですよ~となるのです。
白鷺達にしてみれば、親鳥に若鳥がついて行って、それを代々繰り返し・・・と、口伝のような、
遺伝子に組み込まれたような、音に基づく習慣になっているのでしょうか。
こちらは、ワラの下に素早く隠れようとするトウキョウダルマガエル。
食べられないよう逃げます。
まだまだ稲刈り真っ最中、もう少し秋が深まる頃まで体力勝負な日々が続きます。
豊かさの先に、食べられる喜びを
サンクスアイは、植物性ミネラル・フルボ酸を通じ、土壌改良を行い、
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2014年9月12日
Posted time: 08:55
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Author : 共同研究農家
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こんにちは。
前回、「次回は収穫のお知らせが出来るかも・・・」なんて書きましたが、サンクスアイさんの愛感謝米が育つ、埼玉県春日部市の田んぼ周辺では、しばらく曇り空や雨がちなお天気が続き、思ったより熟すのがゆっくりで、稲刈りはまだ少し先のようです。
しかしよく雨が降る年ですね・・・。
事務所がある杉戸町の田んぼでも、重くなってきた穂が雨に濡れて、さらに頭を垂れています。
さて、「熟すのがゆっくり」と書きましたが、稲にも熟すってあるの?
あるんです。正確には登熟(とうじゅく)といいます。
実である稲穂が充分に実り、味ものったことを指します。
そういうと黄金色の田んぼ・・・なんて連想しますね。
ただ、成苗稲作では、葉や茎が最後まで丈夫で枯れず、実りの景色も、生きている色・・・黄金色より緑を帯びた色が特徴です。
考えてみれば、トマトでも茄子でも、葉や茎が青く瑞々しい状態でも実が熟れますしね。
最後まで葉が生きていることで、栄養や旨味が、刈られるぎりぎりまで穂に送られ続けるのだとか。
一般的な栽培では、穂が熟す云々カンヌン前に、葉や茎は枯れて黄色くなるので、もしかしたら、今まで熟した色だと思っていた黄金色は、あと少し栄養がほしかった色だと言い換えられるかもしれません。
その違いは、色味だけでなく、音にも反映されます。
稲刈りは、コンバインが稲の根元から刈り取っていくのですが、成苗稲作の田んぼでは、生木を刈るかの様にバリバリと音を立てていて、一般的な栽培とは一味(一音?)違います。
もちろん、葉が青く生きていても、トマトの実が赤くなるように、穂は黄金色に登熟していきます!
上は9月2日、下は9月9日、一週間でも穂の色が違いますね。
毎年何枚もの田んぼを見る欣一社長、それでも実りは待ち遠しい!!
これからは晴れの日が続くようで、そうなると日に日に黄色味を帯びていきます。
朝と夕で違うほどです。
さすがに次回は収穫のお知らせが届けられると思うのですが・・・。
今度こそ、待て次回!
網本朝香
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2014年8月29日
Posted time: 08:55
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Author : 共同研究農家
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雨がちだった今年の夏休み、お盆休みも雨だったり涼しかったりで、サンクスアイ農場のある、埼玉県春日部市でも雨曇りがちな夏の終わりです。
皆さんいかがおすごしですか?
周りの田んぼは、早くも稲刈り真っ盛り!年々収穫が早くなっているようです。
網本欣一がさせていただいている、サンクスアイさんの農場の収穫は・・・9月半ばあたりになるでしょうか。
楽しみですね!
さて、前回稲の花をご紹介しましたが、花は散り、穂らしく、少しずつカーブにを描くようになってきました!

実るほど頭を垂れる稲穂かな・・・のとおり、稲の花が結実して、実が詰まってくると、重さで垂れてきます。
同じ品種でも、育ち方によって軽い重いとあるのですが、習った成苗稲作の特徴は、何と言っても大きな穂。
ところで、垂れるほど大きな穂を実らせるには、「穂首=穂の根元にある、茎との境目の節」が丈夫でないと、穂の重みに耐えられないそうです。
指先がさしている節が穂首です。
では、この「穂首」がどうしたら丈夫になるかというと、「茎が太く育つ」と丈夫になるそうです。
では、「茎」がどうしたら太く育つかというと、「根がたくさんでて、地中深く張る」と、太く丈夫な茎が育つそうです。
何事も土台から・・・とは昔からよく言われていることですが、稲の場合も、実る穂の一目には見えない根っこのところ・・・土台や基礎が肝心になるのは、全てに共通するところなのでしょうか。
では・・・その、「根」がどうしたら地中深く張るかというと、稲葉先生は、ご指導くださる成苗稲作の体系の中で「苗八割」といって、苗が本来の育ち方をして、すくすく丈夫に育てば、根が張り、茎が太く育ち、大穂を実らせる。
苗で八割稲作が決まるようなものだと、苗の大事さをおっしゃっています。
「土台が大事」
「幼いころの育ち方が大きく影響する」
・・・私は子育て最中なので、どうしても子育てと稲育てが似ているとなぁと見てしまいます。
人間にも稲にも、自然全てに流れる、理のようなことがあるように感じるのは大げさでしょうかね?
さて、稲の根っこの話から膨らみましたが、次回には、ちょうど収穫の様子をお届けできるかもしれませんね。
夏休みも終わり、ちょっぴり・・・いや、かなり名残おしいですが、収穫の秋はすぐそこです。
網本朝香
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2014年8月15日
Posted time: 08:55
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Author : 共同研究農家
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台風一過・・・といいたい所ですが、サンクスアイさんの愛感謝米の農場のある春日部は、一過する雨風があまりなく、雨が1日パラパラと降っただけでした。
今年のお盆は台風の影響で少し涼しいようですが、皆さんいかがお過ごしですか。
8月上旬に、稲が穂を出しました!

周りに白く付いている粉のようなものが、稲の花です。
見えている白い花は雄しべ、
緑色のもみの中に雌しべがあり、
数日で受粉して結実し、役目を果たした花は枯れていきます。
穂は、ほぼ一斉に茎を割って出てくるので、
つまり、稲の花が風に揺れている田んぼの景色も、一夏のうちたった数日しか見れないのです。
私はこの稲の花が大好きです。
何の派手さもなく、自己主張もないですが、大きな一粒を結ぶ小さな花々です。

中干しした田んぼには水が再び入り、
再び繁茂した浮き草が水面に揺れるのを見ていると、
暑さをしばし忘れます。
今週の生きもの紹介は、麦わらとんぼ。
茶色ですが、白青いシオカラとんぼのメスです。
夏の夕方、稲の葉の周りをひゅい~ひゅいと飛んでいます。

そして・・・たそがれの草亀。
背中に何を醸し出しているのでしょうかねぇ。

夏は日中暑いので、田んぼ周りの生きものも朝夕に活動するようです。
人間もこの暑さ、日中はできれば動きたくないですね。
さて、早稲米の栽培が多い杉戸では、お盆休みが終わったらすぐに稲刈りが始まります。
英気を養って稲刈りシーズンに備えます。
皆さんも残暑厳しい折ですが、ご自愛下さり、収穫の秋をお迎え下さいね。
網本朝香
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2014年7月25日
Posted time: 08:55
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Author : 共同研究農家
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サンクスアイさんの、愛感謝米の農場がある埼玉県では、梅雨が明けました!
本格的な夏到来!毎日暑いですね!
網本欣一が管理する田んぼでは、中干し(なかぼし)が始まりました。
お隣り春日部市にある、愛感謝米の田んぼでも、もちろん始まりましたよ。
中干しとは、田んぼの水を一度切って、地面を乾かす事です。
下の写真は杉戸町の網本欣一の田んぼの様子、まだ始まって数日ですが、水が引いて地表が見えています。
中干しの目的は・・・
植物は、太陽+水+肥料がそろうと、成長しますが、稲の場合、収穫(穂、実)が目的なので、
茎や葉が伸びる=茎や葉に栄養が使われ過ぎないよう、水を一度切って、背丈の成長をどこかで止めること、
根が水を求めて土中深くに伸び、張りめぐるので、これからの台風のシーズンにも倒れない、根っこがしっかりした株に成長させること、
また、農作業上は、地面が一度固くなるので、稲刈りの際にコンバインが入りやすくなるそうです。
穂が出る30日ほど前から始めて、約1週間~10日間程でしょうか、地表が軽く地割れするまで、慣行栽培、有機栽培かかわらず、行うことが多いようです。
ただこれはあくまで目安、稲の生育調査をして行う事が一番!という事で、欣一社長が生育調査をしていました。
下の写真は、稲の茎を根元から切ったものと、その断面です。
中は空洞なんですね~!
一番下の断面の写真で、根元から3~4センチほど上に節があるのが分かりますか?
根元からこの節までの長さが短く=腰が低いと、倒伏に強いそうで、水を入れっぱなしにしておくと、この節までの長さも長くなり、結果、上背があり、ひょろっとした形に育ってしまうので倒れやすくなるとの事です。
さて、中干しの間、生きものはどうしているの?
水が無くなるわけですから、水が必要な昆虫などは残念ながら住めなくなってしまいます。
(飛べる昆虫などは、飛んで行ってしまいますし、水に生きるもの達は水を用水に落とす際一緒に流れていきます。ドジョウなどは地中に潜るようです。)
ところで、近年トンボが少なくなっているそうですが、中干しのタイミングが関係しているそうで・・・。
トンボは幼虫のヤゴの頃、田んぼなどの、流れの緩やかな水の中で育ちます。
近年、新米を値段の高い早い時期に出荷したい・・・と新米商戦を見た稲作や、台風での倒伏を避けるため、早めに収穫したい・・・と、どんどん田植えが早くなり、したがって中干しも早くなる傾向が関東ではあるようです。
早い時期に中干しをする事で、トンボの幼虫のヤゴが、トンボに孵れず死んでしまい、
トンボの数が減っている一因になっているのでは、と言われています。
ただ、稲葉先生にお会いし、成苗稲作の体系を教わって、稲が本来育つペースに、できるだけ合わせて農作業するようにしてみると・・・
ヤゴが羽化する頃に、ちょうど中干しになり、ヤゴはトンボになれるのです。
きっと、日本では、太古の昔から稲作が広い範囲で行われていて、川の急流ではなく、作られた用水や、田んぼ等の溜め水で生きる・・・トンボをはじめとする、生きもの達がいて、彼らは稲の農作業に合わせて進化してきたのではないかと思うのです。
つまり、稲の成長のペースと、田んぼをすみかにする生きものの成長のペースは、きっとリンクしているのではないかと感じるようになりました。
逆に言うと、現代の日本で、人間が本来の稲のペースから外れて農作業をしていることが、生きもの世界のバランスも崩してしまっているのかもしれません。
田んぼをすみかにする生きものが生きやすい=稲が生きやすい
日本の自然の中の稲作では、切っても切れない・・・生きもの、稲、人の関係があるのかもしれません。
全部を大事になんて、なかなか出来ませんが、切り離せないとわかるだけで、何をするかが変わってくるのでは・・・と、稲の葉のまわりを飛ぶトンボを見ながら思うのです。
今回の生きもの紹介は、毎年羽化し、いのちを謳歌する糸トンボ。
いのちを有機田んぼでつないでいます。
網本朝香
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2014年7月11日
Posted time: 08:55
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Author : 共同研究農家
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梅雨空の七夕になりましたね。
今年はしっかりと降っていて、毎日蒸しますが、いかがお過ごしですか。
田植えも無事終わり、苗はすくすくと大きくなっています!
上の写真は、6月27日の、埼玉県杉戸、うちの事務所の東側の田んぼです。
一株を見ても・・・立派になってきました!
やはり6月27日の写真です。
10日ほどたち・・・七夕の日の写真です。
毎日見ていると、少しずつの変化なので分かりにくいのですが、緑率がぐんとアップしていますね!
植物が日々成長していることがわかります。
田植えをした時は、一株は3粒の種もみが発芽し、茎は1粒から1本、つまり一株あたり3本だったのですが、七夕になった今や、一株が15~20本ほどに茎が増えています。
つまり、一粒が5~6本の茎に増えているわけです。まだまだこれから増えますよ!
さて・・・今回の生きもの紹介!
東側の田んぼは・・・今年も野生の夏留鴨(カルガモ)の餌場になっています。
夏留鳥(カルガモ)です。
カルガモといえば、時々ニュースになる、皇居のお堀で子育てをする、あの茶色い鴨で、渡り鳥ではなく、夏も日本に留まるので夏留鴨(カルガモ)というそう。
毎年数にばらつきがあるものの、田植え後しばらくすると、どこからかともなくやってきて、草の若芽や昆虫などを食べ、2週間ほど滞在し、またどこかへ飛んでいくのです。
何年か前は、数家族の鴨が子育てをし、大人数(大鴨数?)で、田んぼ中の草を食べつくしたこともありました。
その年は、びっくりするほど草が生えなくて、鴨様ありがとう!!といった覚えがあります。
今年は、多いときは10羽ちょっと確認しましたが、うちの田んぼには、夜に来るルートにしているようで、主に夜、ぐえっぐえっという鳴き声が聞こえます。
大きなお尻をフリフリ・・・とにかくかわいい!!
実は、カルガモは、稲作農家ににとっては害鳥の類といわれています。
着水がへたくそ??で、2メートルほど苗をなぎ倒して着水するのです。
また、草の若芽が好きなので、慣行栽培の稚苗はカルガモの餌にもなりかねません。
ところが、成苗稲作になると、苗はもう大きく硬くなるまで育っているので、食べられることもありませんし、大きなお尻で着水しても、根っこがしっかり張っているので、苗がなぎたおされることもありません。
それどころか、稲作に困るコナギの若芽を餌にしているので、我々としては大助かりなのです。
彼らとしてみれば、自分たちのご飯を夢中で食べているだけなのですがね。
写真は、その数年前、たくさん田んぼにいた時の写真です。
暑い夏、畔にすっくりと立った親の鴨が一羽いて、どうしたのかと思えば、自分の影に雛を2羽入れ、涼ませていたこともありました。
常にカップルで行動し、田んぼに連れ立ってくるときも、飛び立つときも、大概2羽ずつで行動するのです。
雛を連れて、田んぼから田んぼを移動するときも、うしろを振り返り、雛がついてきているか何度も確認するのです。
なんだか、お互いを大事にする姿に、いつもほっこり和みます。
有機稲作の田んぼならではの、生きものと創る風景は、その命の営みも映しこまれていて、ああ、ただお米を育てているだけではないんだ!と嬉しくなります!
網本朝香
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2014年6月27日
Posted time: 08:55
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Author : 共同研究農家
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こんにちは!
埼玉では、梅雨らしい梅雨・・・曇り空や、雨がちな日が続きますが、みなさんいかがおすごしですか?
埼玉県春日部市にある、サンクスアイさんの愛感謝米の農場の田植えは、6月中旬に無事終わりました!
まずは田植えまでの、網本欣一の農作業を埼玉県杉戸町の自宅近所の田んぼの様子もまじえてになりますが、ご紹介しましょう。
前回で、草いっぱいの杉戸町の田んぼの様子をご紹介しましたが・・・
春日部市にある、愛感謝米の農場も・・・やはり草いっぱい!!
この農場は、一面田んぼが広がる田園地帯にあり、空も広ければ、田んぼ一枚も広く、その広い田んぼにびっしりと草が生えているので、なんだか一面・・・緑!です!
生えに生えた草を泥に練り込み、田植えをする準備の代掻き(しろかき)をしています。
トラクターが通った後と、これから通る所の差がすごいですね。
浮いているのは、泥に練り込まれなかった、コナギの芽と根っこです。
小さいですが、黒い点のようなものが、種、もしくは発芽した後の種の皮です。
この浮いた芽をそのままにしておくと、再着泥して復活したりするほど丈夫なのも、コナギが強害草と言われるゆえんでしょうかね。
今回の生きものもご紹介!
代掻きをしているトラクターに巣をはっていた黄金蜘蛛(こがねぐも)です。
見事な虎カラーをしていますね!
私は関西出身なので、もちろん愛着??がありますよ。
メスだけが、この虎カラー、まだ若いようで、胴体が1センチ程ですが、大人になると、メスだと胴体が2センチ越えになる大型の蜘蛛で、生きもの先生が教えて下さった所によると、大食いのため、餌になる虫が沢山いないと生きれないそう。
昔は当たり前にいたのですが、今は、特に都市部周辺では減ってしまったのだとか。
それだけ虫が・・・つまりは虫が住める場所が少なくなったのでしょう。
余談ですが、黄金蜘蛛のメス同士が戦う大会(闘蜘蛛大会??)が鹿児島であるそうで、プロティンを餌に入れて育成している方もいるそうで・・・。
数年前まで、うちの庭の、毎年同じ所に、とても大きな巣を張る、庭の主のような大きな黄金蜘蛛がいました。
(調べると1年が寿命だそうですが、庭の主は同じところに二年いたのです。稀に長生きするのがいるのかな?)
先生が、わざわざプロティンを餌にしなくても、大会で勝てそうなくらい立派だと、感心されていた覚えがあります。
寿命だったのか見なくなってしまいましたが、おそらく子孫を残したのでしょう、一昨年くらい前から、田んぼの畦などに沢山の黄金蜘蛛を見るようになりました。
この小さな黄金蜘蛛も、あの主の子孫なのかな。
こうやって生きるもの達は、いのちを継いでいくんだなぁ。
風に揺れる虎カラーを見て、久しぶりに会えたような、なんだか懐かしい気持ちになりました。
さて、杉戸の田んぼでは、成苗まで育った大きな苗を、機械植えしています。
その田植え作業を・・・
志通信のブログでも紹介されていたドキュメント制作のために、制作会社の方が撮影中です。
真ん中でうちのスタッフも見学中、貴重な体験をさせていただきました。
出来上がるドキュメントには、田植えシーンのみが流れるのかなと思い、
撮影風景は私から披露させていただくことにしました(笑)

6月中旬、愛感謝米の田んぼも田植え終了!
6月23日に、杉戸にある、苗を育てていた苗床にも田植えをして、長かった田植えシーズンがひと段落です。
杉戸では、梅雨の合間の晴れの日、風にそよぐ苗を夕焼けが包み込んでいました。
隣近所の町、春日部の愛感謝米の農場も、同じ夕焼けに染まっている事でしょう。
今年も稲達が、健やかに育ちますように。
網本朝香
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2014年6月20日
Posted time: 08:55
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Author : 共同研究農家
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無農薬でお米を作る 安心安全な農法、その実践者、農業維新のサムライとも言うべき、サンクスアイの農育の専門家、網本さんを訪ねてきました。
今回お邪魔した目的は、今まで何度もセミナーで語ってまいりました、あの夢を実現させるためです。
その夢とは、春から秋までお米がいかにして無農薬で、化学肥料なしで作られるのか?
そのお米作りの物語、網本さんのヒューマンドキュメントムービーの制作です。
6月10日の撮影初日、記念すべきクランクインは、 梅雨時にもかかわらず青空が広がる晴天に恵まれました。
「しろかき」や、「田植え」のシーンもバッチリとカメラにおさめることに成功!
セミナーではお伝えできない、網本さんの肉声と映像、感慨深いインタビューも涙ものです!!
お米作りに関わった、この十数年を振り返り、無農薬、化学肥料なしで、米づくりに情熱をかけてこられた
物語の裏話なども登場いたします。
今年一年かけて、製作に取り掛かります!!
ご期待下さいね!!

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2014年6月13日
Posted time: 08:55
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こんにちは。
愛感謝米の農場(埼玉県春日部市)では、晴れると夏のように暑い日になり、一足早く夏気分!です。
みなさん、いかがお過ごしですか?
さて、田んぼは・・・

緑です!田植えをしたのか?と見まごうほど緑ですが・・・全て草です。
下の代掻き直後の写真と比べると、ずいぶん生えましたね。
前にも多少触れましたが、田んぼに水を張ったら代掻きをし、通常は、その後田植えなのですが、植えずにしばらく水を張りっぱなしにします。
そうすると、ヒエ、コナギ、ホタルイなどの、いわゆる強害草といわれる、稲作に困る草が芽を出し、写真のように緑いっぱいの状態になります。
田植え前に、二度目の代掻きをして、この生えた草を泥に練り込むと、草は種をつける前に練り込まれる事になるので、土中の種の数が減り、抑草になるそうです。
強害草・・・ずいぶん強そうで迷惑そうな名前ですが、ヒエやコナギ、ホタルイがそう言われるゆえんは、稲より成長速度が早く、稲を越して立派な株に育つからでしょう。
また虫にも強く、田んぼの肥料食い・・・大食いで、種を大量につける子だくさん、文句なしに丈夫なのです。
食べられれば言うことなしですね(笑)
ちなみに、雑穀として食べる稗(ひえ)とは種類が違い、食べられない犬稗(いぬびえ)だそうです。

写真は、強害草の中でもトップ争い間違いなし!の、コナギです。
今はまだ幼く、とんがった葉っぱですが、大きくなると、ハート型の艶のあるきれいな葉っぱになり、紫色の花を咲かせます。
とにかく肥料分を食らうので、コナギが繁茂すると稲が全く育たなくなります。
一般的な稲作では、まだまだ小さい稚苗を植え、強害草の成長速度に負けるので、除草剤を使い、害のない草も枯らして米の収量を確保します。
教わった成苗稲作では、強害草が追いつけない大きさ=成苗まで、露地で丈夫に育て、田んぼでは、二度(~三度)の代掻きで抑草する事で、出来るだけ生きもの世界と、収量が確保された稲作との共存が両立できるような体系となっています。
薬剤を使わないので、田植え後、藻や草がどんどん生えてきます。
また、抑草の対象の強害草・・・ヒエやコナギ、ホタルイも生えてきます。
ですが、稲が成苗まで育っているので、草は追いつけず、数が少ないか、小さくしか育たず、田んぼの主役は稲になります。
要はそこが大事なのです。草を枯らす事が目的ではなく、お米を必要量収穫できれば、草も生えていていいと思っています。
有機栽培の、恐らく一番のネックが、草との兼ね合い。
除草剤で枯らしてしまうのは簡単なのですが、除草剤は強く、稲作に害を及ばさない草や藻、また昆虫など生きものも激減してしまいます。
また近年、除草剤に耐性のある強害草も出てきているようで、薬の種類を変えたり強くしたり、それでも生えてきたりと、いたちごっこになってきているようです。
では薬剤を使わず草を一網打尽にしようと、紙マルチという方法もあるそうです。
紙を田んぼ一面に敷き、その上から苗を植えると、土の中の種は発芽しても紙に阻まれ、光合成や呼吸が出来ないため、抑草になるという農法だそうですが、紙の下は、生きものにとっても光がなく、呼吸が出来ないわけで、生きものの数の激減、多様性も失われてしまう問題があるそうです。
私達人間だけが安全であればいいのか。
無農薬の食べ物が食べられれば、他の生きものが激減してもいいのか・・・
という問題に突き当たります。
有機農業の中でも、生きもの世界との両立を目指す場合、大変な手間がかかります。
その手間を惜しまない事で、稲も立派に育ち、同時に植物や生きものの住処が広がるなら、出来るだけの事がしたいと思う、毎日、朝から晩まで、暑い日も雨天でも作業をしている旦那様は、生きもの達が好きなのですね。同時に稲作も好きなのです。
世には色んな「方法」があります。
農業だと○○農法、子育てにも教育法、勉強にも○○法・・・。
でも、「好き」「大事にしたい」が一番の理由で、根底の原動力だからこそ、次に、多々ある方法が生きてくるのだと痛感します。
売れるための農法、恰好だけの教育法、勉強法・・・だと、かける手間が面倒になりがちです。それが自然と結果に出てしまいます。
大好きで大事にしたいから、手間暇を惜しまなくなるのでしょうね!
これから、梅雨が始まり気温も高くなると、沢山の生きものや草が、生命を謳歌しだします。
それはそれは賑やかになりますよ!
豊かさの先に、食べられる喜びを
サンクスアイは、植物性ミネラル・フルボ酸を通じ、土壌改良を行い、
本物の食物が収穫できる愛産物農法の普及を行うことにより、
日本の食の明るい未来を応援しています。
サンクスアイ 株式会社
〒861-8035 熊本県熊本市東区御領6丁目1-6
TEL:096-285-3910 FAX:096-285-3513
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2014年5月23日
Posted time: 08:55
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Author : 共同研究農家
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こんにちは。
いかがお過ごしですか?
苗床に水を張ると、5月の強い日差しの中でも苗が涼しそうです!
写真では分かりにくいですが、苗箱ひたひたに水が張ってあります。
防鳥ネットの中は・・・。
苗もずいぶん大きくなりました!
ただ今、3枚葉が出ている頃合いです。
実は、お天気が安定している割に、今年の苗はずいぶん成長が遅いような気がしていたのですが、どうやら日没後、夜の気温が低いようなのです。
成長が遅い分、最初の一葉目がでる所が低く、組織も丈夫に育ちます。
昼も夜も暑くて背丈が伸びるよりも、倒伏に強く、台風の時期に違ってきます。
ただ、もしかしたら、5月の低温は冷夏になりやすいとアドバイス下さる方もいて、さあ、今年はどんな一年になるでしょうね。
成苗は生きる力が強く、冷夏、高温にも順応して育つそうで、特に冷害には強いそうです。
稲本来の力が発揮され育つと本能も健全で、「生きよう」とする力があり、梅雨が長引く年は、梅雨明けまで穂を出さなかったり・・・と、見ていて本当に生きている!!という感じがあり、力強さを感じます。
本来の姿で育つと、逆境にも順応して生き抜いていける所など、稲には人間とも共通する所がたくさんあるように感じます。
一方、田んぼは、と言えば...
水を張っていると、草がずいぶん生えてきました!
写真ではまだわかりづらいですね・・・。
あと10日もすれば、草でびっくりするほど緑色を帯びた田んぼになっていますよ!
さて、今週の生きもの達!
暑い日中は・・・かわず飛び込み・・・脱力休憩中。
昼夜の気温差が激しいですが、皆さんもお体ご自愛くださいね。
豊かさの先に、食べられる喜びを
サンクスアイは、植物性ミネラル・フルボ酸を通じ、土壌改良を行い、
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2014年5月16日
Posted time: 08:55
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Author : 共同研究農家
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トンネルを抜けると、そこは、美しい田園風景・・・
目の前に広がる、新緑の山々が奏でる、緑の風のシンフォニーに、思わず感嘆の声をあげました!
四国の軽井沢と呼ばれる、「久万高原(くまこうげん)」はまさしく、美しい日本のふるさとの代名詞のようです。

山頂から溢れ出す山の水!
天然のミネラル水、これが、煌めく清流となりメロディーを作る。
サンクスアイのアースジョイが投入される。
さらに、こだわりのミネラルのひとつ、ブラックシリカに、この水を通過させてゆく。
棚田が極上の水の宝庫となる。
棚田に、水をひく用水路も、家族総動員で作ったというから、さらに、驚きではありませんか!!
5月10日・・・田植祭
この地域で作られるお米は、全国でも高級米として名を馳せているのです。
その名も「清流米」。
その名にピッタリのネーミングに「う~ん、納得!!」

谷田さんファミリーが棚田に繰り出す。
長男の憲也(のりや)さんが、田植え機に乗り込み、15センチに育苗された苗を手際よく植えてゆきます。
妹の幸希(ゆき)さんが苗を運び、準備を手際よく整えてゆきます。

私、館もお手伝い!
見る見るうちに、腕が日焼けしてゆく。
普段、都会で暮らしているので、こうした大自然とのふれあいに、身も心も喜んでいるのを実感、本当に癒されますねぇ。
そして、この田植祭に、地元でも、有名な農業ガール「愛の葉(えのは)ガールズ」が駆けつけてくれました。
なんとこのユニットは、NHKにも出演するエンターテイナーで、地元でご家族が農家を営む中学生の編成チーム、「農業の素晴らしさ」を歌って踊って伝える「愛の伝道師」だったのです。
いやあ、素晴らしい!!
彼女たちの情熱に負けないように、サンクスアイも頑張りますといいましたら・・・・

な、な、な、なんと、谷田さんファミリーが、棚田の一番いいところの一画に「サンクスアイ農場」と白い看板に書いて、立てて下さり、サンクスアイの会員様の専用の農場として確保しますと仰って下さいました。
やっぱりサンクスアイはついてます!強運ですね!
秋を待たずして、大きな実り「清流米のサンクスアイ農場」の誕生の瞬間でした。
今年もいい年になりそうです。
いやあ、なってます!!
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サンクスアイは、植物性ミネラル・フルボ酸を通じ、土壌改良を行い、
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2014年5月 9日
Posted time: 08:55
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Author : 共同研究農家
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田んぼに水が入って水鏡のように空を映し、杉戸では空が二倍!の季節になりました!
青空も、曇空も・・・夕焼けも二倍で、私の大好きな季節です。
皆さんはいかがお過ごしですか?
さてさて、愛感謝米の育苗ですが、写真は苗床の様子です。
左の2列は早く播種した別の品種ですが、中央から右はコシヒカリで、この中の一部が愛感謝米の苗になります。
青いネットは、防鳥のため・・・前回も書いた、主にスズメ除けです。
・・・スズメだけではなく、鳩に雉(きじ)も狙っています。
そして、雉を追い払うつもりの、愛猫マメ太の足跡も何気に迷惑で(笑)
つまりは諸々の生きもの除けです。
ネットの中は・・・
かわいい芽が土の中から出てきました!
2.5葉・・・二枚半、葉が出るまでは、種もみの栄養を使って育つそうで、さしずめ理科の教科書でみた、鮭の赤ちゃんが、お腹のイクラの養分で育っているような状態でしょうか。
稲は、非常に規則正しく成長をする植物だそうで、お天気が良ければ5日で一枚葉を出すのだそうです。
同時に、低温や高温などの非常事態にも、かなり幅広く順応する植物でもあるそうで、(低温だと、自身の保護のため、葉をなかなか出さなかったりします。)規則正しく、且つ、臨機応変に、順応しながら子だくさん(種=お米をたくさん実らせる)に育つ・・・という、
稲は人類が授かった、奇跡の植物ですね。
一方、田んぼには水を入れ、代掻き(しろかき)をしました。
慣行栽培では、一度の代掻きで田植えですが、教わった成苗稲作では、このまま置いて、稲作に困る草が発芽するまで待ち、もう一度代掻きをするので、代掻きの回数が多いことになります。
田んぼはシードバンク、種の銀行と言われるほど無数に雑草の種があるそうで、土の表面の草の種が発芽してから、もう一度代掻きをして芽のうちに泥に練り込めば、種の数が減って抑草効果が期待できるそうなのです。
除草剤を使わない知恵ですね!
水が入ると、土深くで眠っていたドジョウが動き出します!
(ドジョウは秋に田んぼの水が乾いても、湿り気のある土深くに潜り込み、保湿膜で体を包み、冬越し・・・というか、乾期越しができるそうなのです!すごい!自身を保湿するために、保湿成分・・・コラーゲンたっぷりな魚だそうですよ。)
さらにドジョウを狙った鷺(さぎ)達などが、一日中夢中でハンティングするようになります。
欣一社長が瞬間を撮りました!くちばしにくわえています・・・。
見ていると、相当数のドジョウやカエルを食べているようで、農薬、除草剤を使わない田んぼは、生きものパラダイスに戻ることがわかります。
地球上の生きものが、人間の効率生産に追いやられている現代。
少しでも、生きものにとって住みやすい環境が保てるような、そんな農業が広がることは、同じ生きもの、生きる者としての願いです。
余談ですが、このような田んぼのドジョウは、昨今の養殖輸入ドジョウより、本当に美味しいそうで・・・
(取引先のおばあちゃんが、ペットボトルでビクを作ってまで頼んでこられたそうで、
欣一社長が、バケツに泳いだまま届けた事があります。本当に美味しい、昔食べたドジョウの味だった!と感動して下さったとのこと。
どぜうと言えば、東京は浅草、行商しに行けるでしょうか・・・??)
家の裏の林には、きじのカップルに、どうやら狸も住んでいるようなので、リアル昔話もできそうですが、ドジョウ鍋、きじ鍋、狸汁・・・と、鍋つながり、おいしいつながりでもあります?!
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2014年4月25日
Posted time: 08:55
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Author : 共同研究農家
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見えますか・・・?
ぽちっとかわいい芽が出ています!
前回に浸水した、コシヒカリの種もみが発芽しました!
胚芽のところから、白くとんがって出ているのが芽です。
さて、杉戸(埼玉県)では春本番になりました!
樹や草の若芽がまぶしいほど鮮やかです!いかがおすごしですか?
田んぼの作業も立て込んできましたよ!
上の写真は・・・
苗箱の各穴に、発芽した種もみ、土、肥料を入れています。
一穴に2~3粒入っていて、この中で大きく育ちます。
近所で一緒に成苗稲作にチャレンジしている農家さんの親戚の方々が手伝いに来て下さっています。
昔から田作業は、近所親戚・・・と、総出だったそうですが、
私達・・・よそ者新参者の作業にも来てくださって、ありがたい限りです。
下の写真は、苗箱を苗床に並べる作業です。
並べて水を与えると、一連の種まき作業が(播種...はしゅ、といいます)終わりです。
最初の一週間程(芽が顔を出すまで)保温、保水にシートをかぶせますが、
シートを外してからは露地で、自然環境の中での育苗です。
苗床にはオカラ肥料が敷いてあり、並べ終わった後、畔で仕切った苗床に水を入れ、プール状態にすれば・・・
水やりをしなくても(苗箱の底にはスリットが入っているので)水や肥料の養分を必要なだけ吸収することができるそうです。
慣行栽培での、ハウスの中での苗の水やりは本当に大変。
暑い日には、一日3回は必要になります。蒸し風呂の中にいるようなもの・・・
近所のおばあちゃんが汗だくになっているのをたまに見かけます。
教わった、この「露地栽培+プールでの育苗」のやり方は、苗床を作ったり下準備は大変なのですが、苗が自然な形で、外気温の中で育つことができる事と、さらに水やりの作業がなく、楽である事も良い点です。
ハウスと違って・・・スズメとの攻防戦が繰り広げられますがね。
発芽したやわらかい種もみは、おいしいよう!
最初にかけるシートを外してからは、防鳥のために網をかけるのですが、上手に隙間から入って、種もみをつついて、食べ放題バイキング状態になっていることもたまにあります。
我が家の番猫が見張ってくれたりもしますが、基本猫は気まぐれ、スズメはかしこくすきを狙っています。
スズメに限らず、たくさんの障害?を乗り越え・・・約40日、葉が4枚半になるまで育てば、愛感謝米が育つ田んぼにデビュー、田植えです!
こんな小さい種が、土と水と風と太陽と・・・人と肥料と、虫や鳥や番猫と・・・に包まれながら、大きな稲株に育って、何粒もの実りに頭を垂れます!
人も苗も、たくさん包んでもらいながら、大きくなるんですね!
網本朝香
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2014年4月11日
Posted time: 08:55
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Author : 共同研究農家
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埼玉は杉戸町で、農薬、除草剤を使わない稲作を営んでいる網本欣一・・・・・の嫁の、網本朝香です。
今年も、サンクスアイ様の「愛感謝米」が育つ田んぼのお世話を夫の網本欣一がさせていただきます。
よろしくお願いします。
さらに今年は、私、嫁の朝香が、愛感謝米の稲達の様子をここで紹介させていただくことになりました。
以前書かせていただいたことと重複するかもしれませんが、前回から時間があいたので、簡単に私達の紹介から始めさせていただきます。
夫の網本欣一は、農家の生まれではありません。
幼少より玄米食で育った夫は、体に最高にいい玄米を世に届けたいと志すようになり、杉戸町の方にご縁があったことをきっかけに、13年前に脱サラというものをして、稲作農業の世界に飛び込みました。
最初はわけもわからずに、買ってきた、化成肥料で育った苗を田んぼに植え、農薬、除草剤、化成肥料は使いたくありませんでしたから、そのままでいると・・・
早々に、田んぼは草だらけ、稲は何処?な有様となりました。
暑い夏、人力で草取りをしても追いつかず、それはそれは草ぼうぼうの経験を情熱と根性だけで数年繰り返しました。
5年ほど繰り返したでしょうか、友人がテレビで有機稲作農家の番組をやっていると教えてくれ、たどって、栃木の稲葉光國先生(稲の葉が光る国、本名です!)とのご縁をいただきました。
2年かけ、稲葉先生に、有機稲作の根本や、基礎から応用まで教わり、実践も早や8年経ち、今年で9年目となりました。
先生に教わり、実践していくうちに、自分達が稲作を知らずに闇雲な事をしていたということ、
本来の稲作は、
「稲が本来の姿や100%の力を発揮できるためのお手伝い=稲作農業」
なのだと気づかせていただきました。
今も、常に立ち還る原点となっています。
先生にまず、稲がどんな条件の時にどう育っていくかを教わりました。
稲が本来の力を発揮して育つ姿、
その姿に対し、
現代農業において、ハウスで温度をかけ時間短縮な育苗をしたり、
機械の作業効率のため、苗を田植え機のサイズに合わせて育てる・・・といった、
人の都合に稲をあわせ、
稲本来の姿からかけ離れてしまった慣行栽培の姿も知らされました。
また、私達がそうだったのですが、
「有機稲作」と一言で括ってしまうと、単純に農薬、除草剤、化成肥料など、化学合成されたものを使わないだけ、と思ってしまいがちですし、世の中には、有機稲作をするためにと、○○農法などの方法論多くあり、方法に先走ってしまうことも多々あります。
けれども、
その根底に、稲が本来の力を発揮できて、草に抑えられずに育つ勢いがあったり、病気に患わないでいれるから・・・こその有機稲作です。
稲が本来の力を発揮するために、する作業や技術が「農業」であり、そういった基本あってこその応用が、○○農法なのだと、私達はとらえるようになりました。
ここでは、教わり、実践している稲作の行程や、田んぼの生きもの達にまつわる話を紹介させていただきます。
一年間、よろしくお願いします!!
さてさて、長い前置きになりましたが、春本番、日中は暖かくなりましたね!
明日は長女の中学校の入学式、桜も何とか花びらが樹にあるかな?といった杉戸町の陽気です。
桜と言えば、一年スタートの花・・・それは関東の稲作においてもそうだと感じます。
桜の花が咲くころに、種もみの準備を始めるとちょうどいいようです。
もちろん、サンクスアイさんの愛感謝米の種もみも、準備が始まりましたよ!
稲葉先生からお嫁に来た、農薬、除草剤、化学肥料を使わずに育った、コシヒカリの種もみです!
写真は・・・
①塩水選(えんすいせん)・・・塩水の浮力で、
浮く種もみ=軽くて、未成熟、種もみに適さない
沈む種もみ=重くて、充分に成長、種もみにする
沈む種もみの選別作業です。(浮いた分を除けています。)

塩水を濃くすればするほど、浮力がますので、より厳しい選別になります。
少々もったいない気がしますが、薬剤を使わない育苗では、
ここで厳しく、重い種もみを選んでおくことが大事なんだそうです。
②温湯(おんとう)消毒・・・薬剤を使わず、お湯で殺菌消毒をします。

薬剤を使わなくてもお湯で十分殺菌できるそうです。
③浸種(しんしゅ)・・・芽が出るように、水に浸けます。

慣行栽培では、時間短縮で早く芽を出すために、ぬるま湯で3日間程で芽出しをするそうですが、
冷水でじっくり時間をかけることで、固く丈夫な細胞をつくる基礎ができるそうです。
材木の話で、熱帯産の早く育つ木よりも、寒い冬がある地の木のほうが建材に適しているのは、寒い冬は成長が遅く、固く締まるから丈夫であるのと同じですね。
組織が固く丈夫に育てば、茎や葉を虫に食われる虫害が防げて、殺虫剤を使用せずにすみます。
また、風に倒れる倒伏なども防げます。
関東の水温に限界があるので、杉戸では10日ほどで芽が出ますが、昔、雪のある地方では、水に雪を入れて2週間ほどかけて芽出しをしたそうです。
また、慣行栽培では、
☆浸種の際の水温が30℃→
☆浸種の後行われるハウスの育苗で、ハウス内の温度が25℃→
☆田植え時(4月下旬)の気温15℃
・・・と、行程が進むごとに温度が下がっていきます。
先生が教えて下さった育苗では、
☆浸種の水温10℃→
☆露地での育苗期間(4月下旬~5月下旬)の気温15~20℃→
☆田植え時(5月下旬~6月上旬)の気温20~23℃→夏へ
(※杉戸の場合)
行程が進むごとに温度は上がります。
多くの植物は本来、自然な姿として、寒い冬→暖かくなる春夏にかけて育つのが当たり前なので、慣行栽培では逆行してしまっています。
植物が調子を崩し、弱くなり、薬剤が必要となるのも当たり前かもしれません。
先に触れた、浸種の水温を低くするための下りですが、寒い地方であればあるほど、育苗スタートの浸種の水に(浸種後も気温が低いですから)雪でも入れて低温にする必要があったわけでしょう。
昔の人は、多くの事を感覚を通してわかっていたのでしょうね。
先生の稲作は、昔の人が感覚で「わかっていた」当たり前のことを現代でもする、
もちろん現代なので機械の手も借りて・・・
つまり温故知新というのが近いかもしれません。
・・・と言うわけで、今日から浸種し続け、10日程で芽が出ます。
ぽちっと可愛い芽が出た種もみの写真を、次回にお届けできると思います。
春は農作業もたくさん。盛りだくさんになってしまいますが、お付き合いくださいね。
ではまた。
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2014年3月28日
Posted time: 08:55
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Author : 共同研究農家
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夏目漱石の坊ちゃんで有名な、愛媛県にやってまいりましたぞなもし!
サンクスアイの会員でいらっしゃる谷田日出三さんが所有される「道後高原ファーム」が目の前に広がっています。
みかん農園の広さが5丁、お米を作る面積が2丁、栗を作る面積が1丁、総面積がなんと!東京ドーム33個分だというから驚きです。
驚くのは広さだけではなく、なんと!無農薬で作る愛産物農法を完成しておられたのです。
愛産物農法を支える3つのこだわりをご紹介しましょう。

田んぼ一面に咲き誇る黄色い菜の花、とてもきれいでしょう。
春の光を映し出す美しさに思わず歓声をあげてしまいました。
実はこの菜の花を掘削機で粉砕し、田んぼの土とよく混ぜるのです。
そのことにより菜の花が土の中で発酵、過剰なリンが吸収され、酸素がよく混ざりほっこりとした柔らかな土に仕上がるのです。

田んぼに使用する水は、大谷川から流れてくる山の水そのままではなく、北海道から取り寄せた黒シリカに通して田んぼに引き込んでいるそうです。
黒シリカを通した水は、お米の甘味を引き出し、害虫を寄せ付けにくくしてくれるそうです。
このように土と水にこだわることによって、稲が育つための最高の環境が整備されるということです。

そして最後に、サンクスアイが農家の方々に無償で提供しているアースジョイを農地に散布されています。
アースジョイを使用している稲と、使用していない稲の違いは歴然です。
なぜなら、稲の栄養の吸収率と吸収スピードに大きな違いがあり、美味しく生命力にあふれたお米づくりにはかかせない存在だからです。
これらの3つの条件を満たした土壌で育てられた、安心で安全なお米を、サンクスアイを通して、多くの方々にご提供させて頂けるようにつとめて参りますので、是非とも楽しみにお待ちください。
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2014年3月14日
Posted time: 08:55
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Author : 共同研究農家
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愛媛県特産、みかんの女王「せとか」をご紹介しましょう。
まず手に取ってみると、きめ細やかで上品な肌ざわりが特徴です。
そして、真横に包丁を入れて二つに割った瞬間、驚きました!

ギッシリと詰まった果肉から、みかん果汁がキラキラときらめき溢れ、甘酸っぱい柑橘系のドラマが一気に漂い始めたのです。
そしてさらに驚くことは、外皮の薄さです。

溢れ出すほどの果汁を、このベールで内包していたのかと思うほどに外皮の厚みが想像以上に薄く繊細なのです。
外皮はスルスルと綺麗にむくことができました。
存分に鼻から抜けるみかんの香りを満喫し、いよいよ一口ほおばると...
なんと!なんと!
口の中で酸味と甘味のダブルテイストがダンスを始めたではありませんか!!!
甘味・・・酸味・・・甘味・・・酸味・・・甘味・・・
甘味と酸味の三三七拍子を舌の上で繰り返すようなこの感覚。
決して大げさではなく、甘酸っぱいという味覚の実体験を生まれて初めてしたという感じです。
視覚・嗅覚・触覚・味覚どの観点からみても、初恋以上の甘酸っぱい体験をさせてくれる「せとか」は、みかんの女王にふさわしい、日本のみかんを代表する果実だと確信いたしました。
こんなみかんが世の中に存在するんですね。
「せとか」に夢中です。

そして、この甘味と酸味の二重奏の秘密をみかん農家の真髄を極めた谷田様から伺うと・・・
『生きた土作り』と、それに欠かせない『ミネラル』の存在に尽きるとのことでした。
このみかん作りに、サンクスアイのアースジョイ(土壌改良フルボ酸)がお役にたっているかと思うと、とても光栄であります。
素晴らしい果実との出会いに、心から感謝いたします。
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2014年3月 7日
Posted time: 08:55
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Author : 共同研究農家
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サンクスアイの共同研究契約農家の谷田様。
ご自身で栽培された、愛媛県が産んだ果物の至宝である、みかんの王様、甘平(かんぺい)を送って下さいました。

みかんの場合、完全無農薬栽培はとても難しく、害虫の被害に多大な損害をこうむるそうです。
しかしながら、研究と努力を重ね、今では一般のみかん農家で使用される農薬の5分の1まで抑えた、超低農薬栽培を完成されています。
これも、安全で安心して食べて頂きたい!との谷田様の愛情の賜物なのです。
こだわりと愛情と熱意という養分を、一杯吸収したみかんの王様、これが「甘平」なのです。

ご覧ください!!
この堂々とした存在感!!
外皮をむいたとたん、甘い香りが、一気に、部屋中に広がり、そして、内皮をむけば、まるでオレンジ色の山脈が、甘い平和の潤いをたたえながら、キラキラと煌めいているように見えます。
一口、ほうばると!
もう、言葉になりません。
甘味成分が溢れ出す!
みかんのトレビの泉!
まさしくトレビアンジューシー!!
参りました!!!東京の有名百貨店では、一個800円~1000円もする超高級みかん「甘平」なのです。
2月、3月が旬で、谷田様の所からは10トン出荷されるそうです。
そして、谷田様にお聞きしました。
この美味しさの秘密は何ですか?
「それは、独自の漢方をブレンドした堆肥、そして、絶対に欠かせないのが、フルボ酸・植物性ミネラル。これがないと、このコクのある甘さはは引き出せない!」
とのことでした。
サンクスアイが提供しているアースジョイの存在が、これからも甘平の美味しさの鍵をにぎっていることは間違いありません。

わがサンクスアイ、愛産物試食委員会の「サンクスアイドル」である、チームレインボーのメンバーが「甘平」を食べた時の感動のメッセージをぜひご覧ください。
このメッセージは谷田様への感謝の手紙として、愛産物試食委員会より谷田さんへお送りさせて頂いたものです。

谷田様、本当にありがとうございました!!!
豊かさの先に、食べられる喜びを
サンクスアイは、植物性ミネラル・フルボ酸を通じ、土壌改良を行い、
本物の食物が収穫できる愛産物農法の普及を行うことにより、
日本の食の明るい未来を応援しています。
サンクスアイ 株式会社
〒861-8035 熊本県熊本市東区御領6丁目1-6
TEL:096-285-3910 FAX:096-285-3513
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2014年2月 7日
Posted time: 08:55
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Author : 共同研究農家
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前々回、前回に引き続き、1月11日に開催いたしましたセミナーでの愛産物農家の網本さんの講演の様子をお届けいたします。
本日のテーマは、『「2葉令」と「4.5葉令」の決定的な違い』です。
網本さんの講演は一般では聞くことのできない内容へと深く、ディテールにわたり、聞く人の心をとらえて離しませんでした。
「V字型慣行稲作という農法が日本の98%を占めています!」と網本さんのお話は続きます・・・・
古きよき時代は水田に苗をひとつひとつ、手で植えていました。
しかし現在では、機械植えのおかげで効率が上がり、労力も大幅に減らすことが可能となりました。
ところが、人間の繊細な手とは違い、機械の爪で苗をつまむには苗の身長が20センチ以上なければ水田に植えることができないというデメリットが生じたのです。
そこで、機械の構造に合わせて、短期間で苗の成長を可能にするため、考え出されたのが化学肥料の使用でした。
ここで使われる「窒素化合物」という化学肥料を稲の体内に投入することにより、2倍以上のスピードで光合成が促進され、20センチまでに伸びた「2葉令」という稚苗(ちびょう)を人為的に作るのです。
しかし、網本さんの農法は違います!
化学肥料は一切使用せず、苗の身長が20センチになり、「4.5葉令」の成苗(せいびょう)に成長するまで、自然に待ち続けるのです。
とここで、
『「2葉令」と「4.5葉令」の決定的な違いを教えてください!』
と会員の方より質問が飛び出しました。
網本さんの回答は・・・
「4.5葉令」まで育った苗は、父と母からもらったエネルギーを全て使いきり、いよいよ自らの力で、土からの栄養素を吸収しようとする爆発的な根の成長を遂げます。
するとそれに比べ「2葉令」は、人為的に育てられているために根の成長がおぼついていないという現状化にあるのです。
この根の成長の違いによって、180粒の籾(もみ)をつけても倒れない、大地に深々と頭を垂れる稲へと成長していくのです。
稲の生理を熟知し「自主性」を第一に考えることが、この農法の根幹であり究極なのです。
自然の摂理、稲の特性を知り尽くされた説得力のある回答ですね。
この時、場内に感嘆の声が上がり、網本さんの講演は興奮と感動のうちに幕を閉じるのでした。
豊かさの先に、食べられる喜びを
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2014年1月31日
Posted time: 08:55
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Author : 共同研究農家
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網本さんの熱い思いは、会場にどんどんと広がっていきました!
田んぼの中に農薬や化学肥料をまく・・・
そんな当たり前の光景の中、水田をのぞいてみると、その中には「ヤゴ」「カエル」「タニシ」「ザリガニ」などの水中生物の死骸が横たわっています。
人間だけが食を確保出来ればいい・・・
大自然の生態系から見たとき、この「近視眼的なエゴ」は周りまわって人類は自分で自分の首を絞めることになるのです。
田んぼに撒かれた農薬や化学肥料はどこへ行くのか・・・
そうです!
土に残留するもの、川に流れて、やがて、海へ。
そこに生息するすべての動物たちを汚染し、死に追いやるのです!
そして、目に見えない一番のゆゆしき問題は「微生物が死ぬ」ということ。
微生物が死ぬと、生態系の浄化とリセットが行われなくなるということです。
未来を本当に見渡せる人類が「万物の霊長類」なら、このままの環境汚染を続けていくことは、田んぼの中で見た「ヤゴ」の死骸こそ、自分たち人類の姿なのだというこを知らねばならないでしょう!!!
自然の中の「稲の生理」を熟知し、本来の田んぼの機能を知り尽くす!
「環境保全型農業」こそが人類と地球を救う農法であると思います。
農業者としての自覚。
生きるという本質を支える農場、すなわち、「母なる大地を守る人」であるべきだと思うのです。
地球環境を守り、日本の美しい風景を取り戻す。
実りの秋に、赤とんぼが飛び交う、あの夕焼けの空を・・・
豊かさの先に、食べられる喜びを
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2014年1月24日
Posted time: 08:55
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Author : 共同研究農家
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サンクスアイの「志セミナー」を全国各地で行う度に、セミナーに参加される皆さんの農育への関心が高まっています。
それは、昨年の秋に収穫された無化学肥料・無農薬の「愛感謝米」が発売と同時にすぐに完売に至りましたことをみても如実に物語っていると思います。
また、かねてより、プロの農家の方々の要望もあり、化学肥料を使用せず無農薬で作る、奇跡のお米づくりを実践される共同研究農家の網本さんに逢いたいと、その気持ちに応える形で、2014年1月11日に、網本さんによる「奇跡の農法研修会」が実現いたしました。

日本の農業は、農薬や化学肥料を使用せずには、お米は作ることは出来ないというV字慣行稲作のマニュアルが主流だそうです。
網本さんは純粋に、この農薬や化学肥料を使用しないで、本当にお米づくりは出来ないのかと有志が集まり、十数年前に始められたそうです。
最初の数年は、害虫にもやられ、天候にも左右され散々な目にあいながら、試練の年月を過ごされたそうです。
V字慣行稲作なら、普通に見込めるお米の収穫量の半分にも満たない・・・
そうしたことから、有志がひとり減り、ふたり減りと気付けば網本さんひとりが残ったそうです。
こうした厳しい状況の中で、「必ずできる!」との信念を持ち続け辿り着いたのが、大自然の摂理に背かず「稲の自主性」にポイントをしぼった苗八部作という農法に辿り着いたのです。
通常の農家さんは、二葉(によう)をもって田植えを行うのですが、網本さんは1ヶ月ほど遅らせても4.5葉の育苗まで待つそうです。
4.5葉は二葉とは違い、根の張り方もたくましく育っており、これからどんな自然環境にも耐えうる自主性を持ち、生命力が溢れる苗なのだそうです。
このことが、農薬や化学肥料を使用しなくても済む「奇跡の農法」の基本となる理念だということを熱く語っておられました。
言葉では、簡単ですが並み大抵のことではなかったと思います。
安心で安全な農作物を作るという当たり前のことが、いまの時代において一番難しいことであり、一番重要なことであると改めて痛感しました。
参加された農家の方々の真剣な眼差しは、これからの日本の農業を変えてゆく「農業維新」の夜明け前を感じました。
次回は、研修会で話された内容を具体的にご紹介したいと思います。
御期待下さいね!!
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2013年12月20日
Posted time: 08:55
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Author : 共同研究農家
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沖縄は12月でも気温20℃を超えます。
そして間もなく、マンゴーの花が咲きはじめます。
あたたかいのは、気温だけではありません。
そう、人の心もあたたかいのです。

サンクスアイ農法ファーミングリテラシーで、マンゴー作りに命をかけておられる大城さんの情熱は、前回に記述しましたように、マンゴーを育てる環境づくりに反映されていました。
マンゴーにクラシック音楽を聴かせたり、ときにはビートルズや歌謡曲まで・・・
また、果実の糖度を上げるための日当たりの確保に工夫がされていたり、土づくりのこだわりとして、枯れ木や枯れ葉を土にまいたり、土壌の浄化と活性のためにアースジョイが使用されたり、マンゴーにそそぐ愛情に限りがありません。
どうしてそこまでこだわるのでしょうか・・・
それは、大城さんそのひとを育んできた「沖縄スピリッツ」が、あることが判明しました。
その「沖縄スピリッツ」というのが、「てぃあんだー」という言葉に集約されます。
てぃあんだーの「てぃ」は「手」を意味しています。
「あんだー」は「油」、すなわち手油をつけ、ものに触れて作り上げる。
言い換えれば、「心を込めてつくる」ということなのです。
また、初めて会った人には、「いちゃりばちょうでー」と言います。
これは、出逢えば兄弟であるという意味!!
そう、人は出逢えば兄弟として、心の絆を結ぶということなのです。
人に対しても、物に対しても、ポジティブなものの考え方をしています。
人間も、一人一人個性が違うように、マンゴーもひとつひとつ個性が違います。
そして、生命力が違います。
同じ環境であっても、育ち方が違うということなのです。
だからひとつひとつのマンゴーに、心を込めて語りかけます。
決して、このことを怠りません。
マンゴーに宿る心と向き合って会話します。
「てぃあんだー」という沖縄スピリッツ、これこそが、どこにもまねのできない、奇跡のマンゴーの美味しさの秘密なのです。
私は、音楽の世界でビートルズのリンゴスターが、世界中の人々を感動させたように、果物の世界で、沖縄のマンゴーが世界に発信する日も近いと思っています。
『マンゴースター』の誕生です。
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2013年12月13日
Posted time: 08:55
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Author : 共同研究農家
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「沖縄マンゴー」地元では25年という歴史を持つ、有名なマンゴー作りの名人である今は亡きお兄さんから譲り受けた大城さん。
サンクスアイ農法ファーミングリテラシーに挑戦し、今年も大きな成果をあげて頂きました。
大城さんのマンゴーの農園に入ると、89本の立派なマンゴーの木の壮観さに驚きます。
なんと!毎年4000個のマンゴーがこの農園から生まれているのです。
今回は、どこにも負けない美味しいマンゴー作りの四つの秘訣をご紹介しましょう!!
1、美しい音楽を聞かせる。

音楽専門家の指導のもと、クラシック『バッハ』の曲が植物の生育に良い影響を与えるとのことで、こだわりのスピーカーから心地よいを流している。
私が訪れたときには、ザ、タイガースの「花の首飾り」が流れていた。(笑い)
2、木の高さが高くならない様に工夫している。

紐を使って枝葉が上に伸びないように括り付け、果実を枝葉の上に実らせることによって、陽射しがまんべんなく果実に当たるようにしている。
そして、このことが収穫時の効率性をあげるというプロの技なのである!
3、土作りにこだわる!

いままでは、非常識といわれてきた枯れ葉や枯れ木を土にまくというやり方を実践し、他の農園のお手本となっている。
裏山から刈り取った「ススキ」を手作りのチョッパーで5センチから10センチに切ったものを農園の土全体にまく。
森のような柔らかな土壌をつくり、土壌微生物の楽園にすることで、木々たちの生命力をパワーアップさせる!!

4、サンクスアイの土壌浄化活性剤アースジョイの使用
除草剤や農薬さえも無毒化させながら、農作物そのものの生命力を高め、食品としての安全性高める!!
以上の四つのこだわりが大城さんのマンゴーへの愛情表現であると確信しました!!
来年の夏、大城さんのマンゴーが今から待ち遠しい・・・
次回は大城さんの人物像にスポットをあててご紹介したいと思います。
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2013年10月11日
Posted time: 08:55
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Author : 共同研究農家
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キラキラと黄金に煌めくお米、一粒一粒がコンバインから溢れ出し、トラックの荷台いっぱいに秋の実りが収穫されてゆく光景・・・「新米の誕生日!」
9月10日...この日がサンクスアイ愛産物農法の刈り取りの日でした!
この日を迎えるまでの半年間に思いをはせる・・・
4月の上旬から、田植えの5月下旬まで、三度にわたって行われた「しろかき」。
通常の農家さんの三倍の労力。
この三度のしろかきによって、水中生物の生態系の環境を作りだし、米の最大のライバルである「ひえ」の粉砕、そして土壌に酸素がよくこなれるようにと・・・田んぼの整備を怠らない!
これが、美味しいお米作りへの土台なのです。

また、この間に、同時進行される、別の田んぼでの「育苗」
しかも、「苗八部作」というこだわりの苗作り「4、5葉」へとしっかり育つまで待つ!
そこには、「稲の自主性」すなわち、「環境適応能力を開花させる農法」によって、お米自体の持つ生命エネルギーを最大限に引き出している「パワフルライス」であることが、他を凌駕する最大の魅力なのである!
一般の農家では、5月の上旬に始まる田植えにデビューする苗は「2葉」であり、窒素化合物を使用し、人為的に成長させられているので弱々しい感じがします。

さらに、20回に及ぶ農薬の使用により、根の成長は、サンクスアイの愛産物農法で育った稲と比べてみると違いが一目瞭然です。
不可能だと言われてきた、無農薬で化学肥料を一切使わない米作り!
それを、可能にした奇跡の農法「サンクスアイのファーミングリテラシー」によって誕生してきた「新米」はどこにも負けない「愛感謝米」という名の「お米の宝石」なのです!!
生まれたての愛感謝米!「新米のパワーエナジー」を是非ご賞味ください!!!
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2013年9月13日
Posted time: 08:55
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Author : 共同研究農家
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ファーミングリテラシー実りの秋、稲の刈り入れの日。
9月10日、埼玉県春日部駅に到着!
4月の上旬から始まった「芽出し」、「育苗(いくびょう)」、「出穂(しゅっすい)」で、「稲」はすくすくと成長をし、いよいよ「刈り入れ」の日を迎えることとなり、お米づくりのスペシャリストの網本様のご案内のもと、サンクスアイ農場へやって参りました。

見上げれば絶好の秋日和に恵まれ、青空と白い綿菓子のような雲が出迎えてくれました。
皆様には今年の4月から5月にかけて、「視察体験レポート」で愛産物農法の素晴らしき実態と、感動のエピソード1~4をお伝えして参りました。
いっさい化学肥料と農薬を使わない愛産物農法!!!
それをを可能にするひとつの柱として欠かせない、サンクスアイ独自の農地改革肥料『アースジョイ』の働きの素晴らしさに、網本様も感嘆のお声をあげていらっしゃいました。
たわわに実った稲穂の束を私は抱きしめながら、大自然の母なる大地の愛と、不可能といわれた完全無農薬、完全無化学肥料で作る「ファーミングリテラシー」の素晴らしさを身体全体で実感できた心温まる一日でした。
すくすく成長を遂げた「稲」の刈り入れの日がどのように決定されるのか、プロの農育アドバイザーの観点やお米の出来栄えや感触などについて、今まで知らなかった興味深いエピソードをお伺いすることができました。
そして、その「ファーミングリテラシー」の素晴らしさを、間もなく発刊される『志通信』で写真付きで詳しくご紹介させて頂けることになり非常にワクワクしています。
間もなく、精米されたお米が『愛感謝米』となって、皆様の食卓に10月より出荷できる運びとなりますので、楽しみにお待ちください!!!
※お申込み方法などは、後日、改めてご案内させていただきます。
『愛感謝米』は、即!完売必至の人気商品ですので、お申込みはお早目にお願いいたします。
なお、志ブログでご紹介させて頂いたサンクスアイ愛産物農法「視察体験レポート」エピソード1~4と、次回の『志通信』をご覧になると、より一層の味わいをお感じ頂けることと存じます。
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2013年7月11日
Posted time: 06:00
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Author : 共同研究農家
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沖縄県の共同研究農家様、大城様より農業用ミネラルで栽培いただきましたもぎたてのマンゴーを送っていただきました。

愛情を込め、丁寧に育てられる大城様のマンゴーは、共同研究2年目の今年、見た目、味ともに最高の品質の果実となりました。
頂きましたマンゴーは、早速スタッフでいただきました。
とてもみずみずしく、甘み、香りが深く最高のマンゴーでした!

今年は、猛暑の影響もあり、例年よりも収穫が早まってしまったことがあり、すでに出荷も終盤となっております。
在庫が限られておりますが、ご購入をご希望の会員様は、1kg(2~3個)5,000円(送料込)にて在庫が確保できた場合に販売をさせていただきます。
ご購入をご希望の会員様は、当社までご連絡ください。
豊かさの先に、食べられる喜びを
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2012年7月20日
Posted time: 08:55
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Author : 共同研究農家
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本日は、ミネラルを使った共同研究初の果樹マンゴー栽培を行っていらっしゃる沖縄の大城様をご紹介いたします。
7月11日(水)に訪問させていただきました。
大城様はアーウィン種というマンゴーをハウスにて栽培されていらっしゃいます。
午前中の早い時間にお伺いしたので32℃程度でしたが、日中は40℃まで上がるそうです。
暑い中でのとても大変なお仕事です。
大城様のマンゴーは今月から出荷を行われており、毎日マンゴーの様子を見ながらの出荷作業を行われているそうです。
今年は、残念ながらマンゴーの樹木が病気になり写真の様に葉や果実に影響が出て薬を散布する事となってしまいました。
マンゴーの無農薬栽培は、とても難しいようです。
しかし、薬を使った中でも農業用ミネラルを使用していただき、散布後の経過を観察していただきました。
現在、農業用ミネラルを使用した樹木の葉は使用していないものと比べ色の深さが深くなっており、農業用ミネラルの効果が見える形となりました。
大城様より、プレゼントしていただきました。
早速、さいの目にカットし、皮の部分を内側に向かい押し上げます。
良くテレビで見るような形になります。
大城様のマンゴーはとても上品な甘さで後からマンゴー独特の香りが口いっぱいに広がり1個をあっという間に食べてしまいました。
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2012年5月11日
Posted time: 01:13
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Author : 共同研究農家
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5月2日(水、熊本県にて共同研究を行っていただいている、坂梨様の田んぼへ「肥毒検査」の為、お伺いさせていただきました。
「肥毒」とは肥料や農薬などが、土壌中から排出されないまま農地に蓄積することを指します。
肥毒によって、植物の自然な成長が阻害されてしまいます。
肥毒がある部分(肥毒層)は他の部分より温度が低くなります。
地表から10センチ・20センチ・30センチと温度を測っていくと肥毒層が無い場合は地表から徐々に温度が下がっていきます。
ですが、肥毒層が20センチの部分にあった場合、10センチは20度・20センチは15度・30センチは18度と温度が下がり、肥毒層の部分には赤色や緑色の層ができ、土が固くなります。
坂梨様の田んぼでも肥毒検査を行いましたので、ご紹介させていただきます。
穴を掘っていただいたのですが、この周辺の土地が川だったために50センチの部分は砂利が混じってきました。
温度は徐々に下がっているのですが、20センチより下の部分は硬く、度計が刺さらない部分もありました。
さらに、下の写真をご覧ください。
(25cm付近)
赤丸の部分に若干赤みのある土が固まっておりました。
掘り上げた土がこちらです。
去年まで、肥料や除草剤を使われていたので、それが肥毒として蓄積されているようです。
農業用ミネラルを使っていただき、肥毒の部分を減らしていきたいと想います。
今後も、サンクスアイブログにてご報告をさせていただきます。
※今回は、検査日に雨が降ってしまったのですが、本来であれば、肥毒検査は土が雨で湿っていない状態で行う必要があります(雨により土の温度が低下してしまうため)。
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2011年9月15日
Posted time: 12:08
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Author : 共同研究農家
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実りの秋、サンクスアイ農場のお米も、まもなく収穫です。
今年のサンクスアイ農場は、今年より当社の農育アドバイザーを勤めて頂いております「網本様」の田んぼをお借りし、栽培をしております。
収穫前の今の様子が、網本様より届きましたので、ご報告させていただきます。
9月ですね!!
新学期が始まり、運動会や遠足・・・
秋の行事はたくさんあるのですが、稲作農家にしてみれば、なんといっても稲刈り!!
台風などで雨が降ってしまうと、乾かしておいた田んぼがぬかるみ、コンバインが、しばらく田んぼに入れなくなります。
お米は刈り時なのに・・・田んぼに入れない・・・と、一番いい状態での収穫を逃したりしかねないので、この時期は、空と天気予報をかならずチェック。まさに空と相談しながらの日々になります。
ここ最近のお天気で、サンクスアイ農場の稲もみるみる写真のように色づいてきました。

一日朝から夕方までカラッと晴れたお天気の日だと、朝と夕方で、色が違います!
朝より、ほんのり黄色み帯びて、本当に一足ずつ実りに向かっているのを実感できます。
朝晩が涼しくなると、稲は涼しいうちに、種であるお米に栄養を貯めます。こうやって実ってゆくことを登熟(とうじゅく)と言います。
しっかり登熟するまで、刈らずに置いておきたい反面、刈り時を過ぎてしまうと、ばさばさの味気ない味になってしまう・・・この加減に毎年悩むところです。
一般的に刈り時とは・・・近所の農家さんに教えていただいたのですが、「お米が穂とつながっている、細い茎のような・・・穂芯(ほしん)と聞いたのですが、これが下から1/3ほど茶色くなると刈り時」なんだそう。
参考までに、サンクスアイ農場の写真ではなく、うちの田んぼのになりますが、穂のアップ写真を載せておきます。この写真だと、穂芯はまだ緑、刈り時も未だということになりますね。

この穂芯、つまりは、栄養を茎から米粒に届ける通り道。
つまりは赤ちゃんのへその緒のようなもの。
それが茶色くなるということは、もう栄養を贈り尽くした、お役目ごめんということなんでしょうね。
まさに稲株という、お父さん、お母さんから(稲は、雄しべも雌しべも一緒にありますからね!)
種であるお米に栄養を送って、贈って、子どもが充分実ったら、お役目ごめんと枯れてゆく・・・
種が命を受け継いで、次の年、誰に言われなくても、また芽を出し、それを縄文や弥生の昔から継いできた、その光景を私達は目の前に見ているのです。
しかも、まったく同じように繰り返しているだけでもなく、例えば、昨年暑かったとしたら、その年の種はそれを教訓として、自分たちが芽を出す際は、栽培期間を短くし、暑さを乗り越えようと、例年より高い温度になるまで発芽しないよう、調整したり・・・進化さえもし続けているのです。
なんだか、人間みたいです。
毎年、刈り取り前には、本当に感慨深く、風にそよぐ黄金色の稲海原にたたずんでしまいます。
サンクスアイ農場の刈り取りは、このままお天気だと、もうまもなくです。
毎年の実り、でも、ずっと太古より継がれてきた実り。
もうしばらくお待ちくださいね。
網本朝香
神秘的でとても素敵ですね。
種が命を受け継ぎ、縄文、弥生時代から受け継がれて来た稲作......
ご先祖様に深く感謝して、毎日お米を頂きたいですね。
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2011年8月25日
Posted time: 08:55
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Author : 共同研究農家
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本日は、農育アドバイザー、網本様より、「生物多様性」についてお送り致します。
題して、「生物多様性ものがたり」
こんにちは。お盆明けから、杉戸では雨がちで、涼しい日が続いています。夏休みの宿題に親までが追われるこの頃です。
皆さんはいかがお過ごしですか?
さて、今回は・・・「生物多様性」のおはなし。
生きもの達は本当に正直です。その田んぼがどうやってお世話されているか、如実に現わします。
私達も毎年、先生をお呼びして、生きもの調査や、植物調査を重ねます。
自分たちがどういった姿勢で田んぼに向きあっているか、自覚できるからです。
今回は、私達が生きもの先生や植物先生に教えていただいたことを交えながら、今話題の「生物多様性」、生きもの世界をちょっとのぞいてみましょう!
お天気のいい日、できれば午前中!
近くの田んぼで、生きもの観察、植物(雑草)観察をしてみましょう!
(栽培中の田んぼには、むやみに入らないほうがいいので、あぜからそっと覗いてみましょう!)
なかなか近所には無いかもしれませんが、できれば農薬や除草剤を使わない田んぼが良いです。
残念ながら、薬剤を使う田んぼだと、ほとんど生きものが見つからないかもしれない・・・からです。
逆に、薬や除草剤を使わなくなって、2年もした田んぼには、たくさーーーーんの生きもの達が田んぼの周りに戻ってきます。
それはそれはパラダイス!!
まず、薬剤を使わなくなると、土が変わります。
土が変わるって、要は、微生物の数や種類と、生態系が変わるってことです・・・って、目に見えませんよね。
では、植物...田んぼのあぜや、田んぼの端っこに生えている雑草の、数や種類・・・特に種類を見て下さい。
草の種類が多いということは、それだけ根っこも種類が多いというわけで、根っこからは、その植物に独特の、酸や色んな物質が出ています。
根っこの種類が多ければ、根っこの周りをすみかにする微生物も、それぞれの物質に応じて繁殖しますから、微生物の種類も多いと推測されるわけです。
これは、どちらが鶏か卵か・・・の世界で、微生物生態系が豊かになるから、たくさんの種類の植物が繁殖するようになるのか、植物が多岐にわたるから、微生物も・・・なのか、はてさて。
ただ言えるのは、どちらが欠けても、なかなか双方ともに成り立たないのだと思います。
別に、測ったり計測できる世界では、なかなかないので、あくまでも推測なのですがね。
さて、植物の種類が多くなると、それをエサに、すみかに・・・生きる虫達の種類が必然的に多くなります。
虫達にだって、ちゃんと、お好みの植物がありますから。
あなたが名も知らないような、小さな虫の、数と種類が増えると・・・その虫達を捕食して生きる、大型昆虫の数や種類がぐっと増えてきます。
ここで、ようやく、みんなが名を知るような、トンボやカマキリ、ゲンゴロウ、クモ・・・といった虫達の名前が出てきます。
ついには、その虫達を食べる、鳥や蛇・・・といった、大型の生きものが姿を現わすようになってきます。
ここまで行くと、本当に生きものパラダイス!!
トンボやツバメはよく知っていて、生きもの豊かな田んぼの周りを乱舞しています。
それはきっと人間にとっても気持ちのいい場所。
人間だって立派な生きものなのですから!!
さて、ふらっと私がとった生きもの写真ですが・・・。


すさまじい虎カラーの蜘蛛は、黄金蜘蛛。近年なかなか見られなくなってきたようで、蜘蛛愛好家なる方々の中では、見つけるとポイントが高いそう。
ちょうど虫を糸でぐるぐる巻きにして、お食事中です。自然が豊かな場所(ようは食べ物が豊かな場所)にしか、いなくなってしまったそうです・・・って、うちの庭にたくさんいるので、自然豊かな庭ですね~と褒められる=草だらけの庭・・・と、笑った記憶があります。
稲の葉っぱの影にかっくれているのは、名前も知らない蜘蛛。この隠れっぷり、忍者だ!!


糸トンボの写真ですが、すばしっこいのでなかなかキレイにうつせないのが残念・・・!
今、うちの田んぼは糸トンボパラダイス!!うじゃうじゃと、何種類かいるようです。
糸トンボや、写真には撮れていませんが、これまたうちの田んぼにはよくいる、姫糸アメンボ・・・などは、特に薬剤に弱く、使わない田んぼだからこその、生きものでもあります。
糸トンボだけでなく、鬼ヤンマやギンヤンマ、赤とんぼ・・・近年、トンボは本当に数が減ってきてしまいました。
問題は、薬剤だけでなく、人間が自然と離れて農業をするようになってしまったことも、姿を減らしている原因だそう・・・。
田んぼ作業には、「中干し」という、栽培期間中に水を一週間ほど抜いて、田んぼを乾かす作業があるのですが、
(全国的にはわからないのですが、関東だと)近年、新米商戦に間に合うように、早い季節に田植えをして、早く稲刈り、高い値がつくあいだに売りたい・・・といった、自然にではなく、「市場に合わせた稲作」が主流になっています。
早く植えたら、中干しも当然早くなるわけで、それだと幼虫期間を田んぼの水の中で暮らすトンボの仲間は、まだ水が必要な幼虫の時期に干されてしまい、トンボになる前に死んでしまうのです。
近年トンボの数が激減しているのは、その影響も大きいと言われています。
トンボだけでなく、稲にとっても早い田植え、早い稲刈りは、稲の本来のリズムではないと感じます。
稲は、大昔から、日本人が日本の気候に添って「自然と人工の中間=里」で栽培をしてきました。
トンボはその里で、稲とともに毎年産卵をし、羽化をし・・・稲と共に繁殖してきた生きものです。
トンボのリズムと、本来の稲のリズムは、大きな視点で・・・一緒なのではないのかな、と思うのです。
トンボだけでなく、多くの生きものと共に生きてきた稲。
昔の人は知恵として、暦だけでなく、植物や生きものを指標に、稲作をやってきました。
みなさんの集落にもまだ生えているかもしれません。日本各地に「種もみ桜」があります。
種もみ桜が咲いたら・・・種もみの準備。稲作のスタートを知らせる桜の樹。
トンボが羽化をして稲の周りを飛ぶようになったら、田んぼの中干し。
稲刈り後、霜が降りる前にお礼肥え。
どれも、現代では分析してちゃんと説明のつくことなのですが、昔の人は、感覚と観察と、言い継がれた知恵で、既に知っていました。
それって、すごく「大切」にしてきたんだろうと思うのです。
何か、言葉にならないような、季節や、自然の大きな流れを。
その中で人間も生きものも、稲作も、活かされているんだって、一人や一つでは成り立たないんだと、感覚的に知っていたし、で、それを感じる「感覚」も、大切にしてきたのだろうと。
そんな時代から進んで今、ありがたいことに機械がありますが、機械で作業を簡易化できても、そのスピリットだけは失ってはならないと思うのです。
スピリットをもって使う機械なら、本当にありがたい機械になりますが、作業が楽になるだけでなく、大切なスピリットまでもそぎ落としてしまって、人の心や自然がいない、「機械田んぼお米生産工場」になってしまうのは悲しい。
田んぼは、虫一つ、塵ひとつ落ちていない、工場ではないのですから。
「生物多様性」は、何か特定の生きものを増やすとか、単純に虫を殺さないとか、形だけの純手作業の昔に戻りたい回帰願望・・・だけではもったいない、
生きとし生きる存在を大切に思うこと、元々あった大きなリズムの中にできるだけ・・・小さな事からでいいので、そこに人間が添うこと、
そんな、「大切にする心」から作業をする事で、結果、たくさんの種類と数の生きものが、当たり前に戻ってくる・・・それを現わす言葉であってほしいと思うのです。
網本朝香
素晴らしい考え方ですね。
我々は、自分達の都合だけで利便性を求め、物事を進めて行った結果、本当に大切なものを見失って来たのではないでしょうか?
生きとし生きる存在を大切にする心。
この精神を持って、皆で「愛産物」を支えていきましょう!!
豊かさの先に、食べられる喜びを
サンクスアイは、植物性ミネラル・フルボ酸を通じ、土壌改良を行い、
本物の食物が収穫できる愛産物農法の普及を行うことにより、
日本の食の明るい未来を応援しています。
サンクスアイ 株式会社
〒861-8035 熊本県熊本市東区御領6丁目1-6
TEL:096-285-3910 FAX:096-285-3513
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2011年8月15日
Posted time: 08:55
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Author : 共同研究農家
|
当社の農育アドバイザー、埼玉県の網本朝香様より、サンクスアイ農場の現在の状況をご報告いただきましたので、ご紹介させていただきます。
★☆★☆★☆★☆★☆★☆
こんにちは!
杉戸ではいくぶん涼しい日が続いています。皆さんいかがお過ごしですか?
稲にとっても、このくらい涼しいとやりやすいと思いますが、それはそれで、日照不足にならないといいなぁ・・・と、欲張りになるこの頃です。
サンクスアイさんの田んぼ(サンクスアイ農場)は、自宅から車で15分ほど離れたところにある、大きな田んぼです。
この写真は、7月末に撮影したものですが、こんな風に育っています。
私達は、栃木の稲作の先生に教えをいただいている、「成苗稲作」というのを実施しています。
成苗??始めて聞く方ばかりでしょうね!
苗を4枚と半分、(つまり5枚目ですが・・・)が出るまで、露地で、大きくなるまでゆっくり育ててから、田んぼに田植えをする方法です。
通常の稲作では、2枚と半出たところで田植え、それだととても小さいので、ハウスで温度をかけて背丈だけ大きくして植えます。
もちろん、露地だと倍近くの時間がかかりますし、その間の水管理など、手間もかかるのですが、
露地、成苗の方が、自然に近い形、稲が丈夫なのです。
よく、三つ子の魂百まで・・・と言いますが、苗が丈夫で、のびのび育っていれば、田んぼで草にも負けにくいのです。
とはいえ、田んぼでも草を抑える、「抑草」という作業を大切にしていて、
その中でも、田植え後、深く水を張り続ける、「深水管理」を重要視しています。
具体的に言うと、水を深く張り続けることで、草の芽が発芽しても、酸素不足で、育たなかったり・・・をねらいます。
つまり、苗からと、田んぼから、二段構えで草に呑まれない稲作をめざしています。
この二段構えがうまくいくと、本当に伸びやかで、太茎で、大きな穂の、立派な稲株に育ちます。
ところが、
おや、今年はちょっと草が多めだぞ...。
というと、大丈夫?と言う声が聞こえてきそうですが、
農業において、
ひとつづつの失敗...草が生えた出来事も、「経験」という宝物です。
失敗をそのままにしないで、大事に捉え、研究しつくすと、私達の知恵となり、
その知恵から農作業することで、
田んぼがより良く豊かに、人と一緒に成長していけるのです。
大切なのは、めげない事!そこから原因を改善していくしぶとさ!すべてを受けとめる心!
・・・で、スタッフが報告してくれました。
今年は、その大きな田んぼは、深水管理が、難しいんだそうです。
あぜが、崩れてしまって、水が、だだもれだそう。
(あぜ土を固められてなかった分と、あとは・・・モグラ&ザリガニに苦戦しているようです。
あぜに見事に穴をあけてしまうので、水が溜まりません。ザリガニ釣りをして、巣穴からザリガニをひっぱりださない限りは、穴を閉じても閉じても、巣穴の中から又開けるのです。
いたちごっこならぬ、ザリガニごっこですね。ザリガニ釣り大会を開催するのがベストかと。ちなみに鶏の大好物だそうで、卵の量、質共に良くなるとか。要りますか?)
ザリガニ釣り大会はともかく、
この前、草取り大会を行いましたよ。
稲作は、自然相手。
気をもんでも仕方ないのです。
とにかく、人事を尽くす、ベストをして、待つ。その繰り返しです。
ここからの挽回を待ちましょう。
網本朝香
★☆★☆★☆★☆★☆★☆
素晴らしいですね。
稲作は自然との調和。
全てを受け入れ、「宝物」と受け取る想いが、お米に伝わっていくのでしょうね♫
そんなお米が皆様のお手元に届くの、ワクワクしませんか?
楽しみですね。
豊かさの先に、食べられる喜びを
サンクスアイは、植物性ミネラル・フルボ酸を通じ、土壌改良を行い、
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2011年7月25日
Posted time: 08:55
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Author : 共同研究農家
|
農育のアドバイザー、そして共同研究のパートナーとして、埼玉県の稲作農家でいらっしゃる網本様が新たなパートナーに加わりました。
サンクスアイでは4つの共育の1つである農育の考え方として、ただ単に効率を求めた、自分達の都合の良い育て方や、見た目など外見上の品の良い物を目指すのではなく、地球そのものである土壌を甦らせ、それぞれの作物が生き生きと育ち、大きさや色などの個性を認めてあげる、そんな農業を皆様と一緒に育んで参りたいと考えております。
また、農業だけでなく、畜産や酪農なども含め、地球と他の生き物達を最大限に尊重し、愛情と感謝の想いを注ぐ育て方を『愛が産み出す物』と捉え、『愛産物』という基準をこれから構築して行く所存です。
これまでは、「無肥料・無農薬」という栽培方法にこだわって参りましたが、網本様が実践されている農法の方がより、サンクスアイの理想的な農法であると考えています。
その農法とは、田んぼや畑に生えた草などの有機物に関しては、乾燥や発酵などの工程を経た上で、田んぼや畑の大切な栄養源として、戻すという方法です。
従来の自然栽培では、田んぼや畑に生えた草は、無駄なものと考え、廃棄をしていましたが、それは決して無駄なものではなく、より自然なかたちの農法のために必要だったのです。
今年は、サンクスアイ農場も網本様と共に作り上げて参ります。
秋になりましたら、美味しい新米をお届けできますので、楽しみにしていてください。
網本様より素敵なメッセージが届きましたので、ご紹介をさせていただきます。

サンクスアイの会員の皆さん、はじめまして。
今回、「自然な農業」ということで、サンクスアイさんと、ご縁を頂きました、埼玉県杉戸町で、農薬、除草剤、化成肥料を使わない稲作を営む、夫の網本欣一(あみもときんいち)と、私、妻の朝香(あさか)です。
他にもスタッフが数名いて、稲作を支えてくれています。
「田んぼにまつわるたくさんの命と、稲が、共生できる農業」
「稲の持つ本来の力・・・可能性を100%引き出せるような農業」
この二つを可能にする、「心ある農業人」をめざして、日々奮闘中です!!!
奮闘中に、今回のご縁をいただき、このような機会をいただき、ありがとうございます!!
まずは自己(?夫?)紹介をしましょう・・・。
夫は大学卒業後、父親の営む自営業で、玄米などを扱う仕事をしていました。
その玄米の仕入れ先である、杉戸町のお米屋さん・・・約30年間、安心安全なお米を目指し、糠発酵肥料を研究されていて、農家でもあった木村氏のもとを訪ねたところ、熱心さをかわれ、突然後継ぎに任命されます。
幼少の時から、両親の方針で玄米を食べて育った夫は、自分で美味しいお米を育てられるなら、と丁稚奉公からスタート。
約4年弱の見習い期間を経て、お米屋さんの業務と、田んぼを完全に引き継ぎます。
最初は見よう見まね、我流で、近所から化成肥料で、ハウスで育った、慣行栽培用の苗を買って来て植え、そこから農薬、除草剤、化成肥料を使わない稲作をやってみました。
すると・・・先代までは除草剤で草を抑えて、草が生えていなかった田んぼが、瞬く間に草だらけ・・・。
情熱だけあって、それを実現するやり方を知らなかったのですね。
とても稲作とは言える状態ではなく、草を栽培しているかのようでした。
暑い夏のさなか、広い田んぼを ひたすら1人で草をとるようでは・・・情熱だけでは続かない・・・と思いつつも、情熱だけで草だらけ田んぼを5年も繰り返したその矢先、テレビで除草剤をまかなくても草が抑えられる稲作を紹介しているよ、と知人が教えてくれました。
そこから栃木県の民間稲作研究所の稲葉先生にたどり着きます。
☆除草剤を使わなくても草に負けない稲作は、苗づくりから。
☆苗を通常より大きくなるまで、しかも田んぼの環境と変わらない露地で育てる。(成苗稲作=「大きい苗」で稲作をする)
☆大きく丈夫になった苗を 本当に苗が育ちやすい時期に田植え。
☆草を抑えるには、まず草の特性を知ることから。
☆田んぼは稲のためだけの場ではなく、たくさんの生きものが育つ場でもあり、それを無視するような農作業をすると、稲にとってもよくない。
つまり、稲と生きもの達が自然と共生出来ている環境こそが、稲にとっても一番いい環境なのだ、ということ。
たくさんのこと・・・
技術的なことはもとより、どうやったら、自然を大切にすることから、外れない稲作が出来つつ、草と折り合いをとれるか・・・を教えて頂き、目からうろこでした。
心から、稲や、生きもの・・・自然、地球が好きだった私達夫婦は、ようやくパズルのピースがうまったような気持ちでした。
2年間、栃木まで研修に通い、稲葉先生の推奨する、成苗稲作に切り替え、(ちなみに使う農機具、器材など、成苗稲作用に換えたり、買いそろえる必要がありました)その間、そんな自然に添った稲作に共鳴してくれて集ってくれたスタッフも増え、ようやく芯の通った農業が出来るようになりました。
生き生きとした、近代では見なくなった、勢いのある大きく垂れる稲穂。
重い稲穂を支える、株元からぶあっと生えた太い茎。
更に、それを支える、慣行栽培より、桁違いに多く長い根っこ。
除草剤は撒いていないけれど、草が抑えられて、田んぼに生きもの達が戻ってきました。
準絶滅危惧種に指定されている、藻なども帰ってきました。
そこにいろんな立場の人の笑顔も集ってきました。
育てる農家、食べる消費者の方・・・
みんな、自然や稲の生理リズムを無視したような現代の農業ではなく、心ある農業が本当は嬉しい。子どもたちが、田んぼの中で泥遊びできるような、安全な稲作がしたい。
商業的、機械的ではなく、大事に育ったお米が食べたい・・・
心の奥底ではきっと誰もがそう願っていると思うのです。
ただ、やり方がわからないだけ。
ただ、そんなことあるか、と信じられないだけ。
ただ、今までやってきたやり方を変えるのが怖いだけ。
そんなお米、どこにあるの??と知らないだけ。
実際の姿、生き生きとした田んぼと人の姿、食べた瞬間に甘いご飯・・・が、一目でわかる答えを見せてくれました。
近所にも、ありがたいことに理解して下さる農家さんも出てきて、
今では、杉戸町のみならず、近隣の町でも、無農薬無化学肥料、成苗稲作をやらせて下さる地主さんともご縁ができ、
少しずつですが、そういった稲作の輪が広がっている近況です。
日本人のルーツでもある、お米。
そのお米を 多くの命とともに大事に育めている稲作農家でいられること。
家族や親せき、スタッフ、たくさんの先人に支えられていること。
私達は、ここまでたどり着けて、この道を歩めていることにいっぱい感謝し、また毎日の稲作に励む、そんな熱血農家なのです!!
長くなりましたが、書きたいことがたくさんあり、ここまでお付き合いいただきました。
サンクスアイさんとも、そんな「熱血」「命を大事に」「心を大事に」という所で、ご縁を頂きました。
サンクスアイさんといっしょに、たくさんの可能性がこれから開けていけば、心ある稲作=きらきらの大地!!が、2社だから2倍、ではない、もっと広がりを持ったスピードで増えていくんだと信じています。
今後、たくさん共同で、楽しい企画もみなさんに提供できれば、と思っています。
農家の嫁から見た、たわいのない日常、たくさんの虫虫・・・もちろんこの独特な稲作の近況、サンクスアイさんのアーズジョイを使った田んぼの様子・・・など、いろいろご紹介出来ればと思っています。
どうぞ御社の本拠地、九州からは遠く離れた埼玉からですが、宜しくお願いします!!
網本欣一、朝香
豊かさの先に、食べられる喜びを
サンクスアイは、植物性ミネラル・フルボ酸を通じ、土壌改良を行い、
本物の食物が収穫できる愛産物農法の普及を行うことにより、
日本の食の明るい未来を応援しています。
サンクスアイ 株式会社
〒861-8035 熊本県熊本市東区御領6丁目1-6
TEL:096-285-3910 FAX:096-285-3513
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2011年5月 5日
Posted time: 08:55
|
Author : 共同研究農家
|
自然栽培に関わって、多くの時間を過ごしてきました。
多くの疑問を自分なりに解明し、突き進んできたわけですが、ある疑問にぶつかってから色々と考えるようになりました。
40年も自然栽培で米を作っている人の米が、食べられないという話でした。
そんなに前からやっていた人は、私は知りませんでしたが、それだけの時間を一生懸命やってきた人のようです。
ある日、その米を販売する人に、アレルギーの人から問い合わせがあり、自信をもって紹介し販売したのですが、「食べられない」という答えだったのです。
いったいなぜ?
締めくくりは、水ではないのか?という風に括ってありました。
40年もの時間はいったい何だったのか?
時間は、指標のひとつになりえます。
しかし、時間だけが価値ではないことに気がついたのです。
実はその話を聞く前に、気が付いていたのですけど、土に絡む循環が理解できていないから、対処が出来ていないという事です。
その時には、半分ほどの理解でしたが、この話で納得したことを覚えています。
現在の自然栽培は、実は何かしら片手落ちの感じがしています。
自然の循環を利用すると言いながら、実はその循環を、理解できていないと思えるのです。
自然とは?
この問いにすぐに答えられる人はいますか?
循環とは?
自然の循環を利用する生産方法が、自然栽培であるとすれば、その答えはすぐに出てこなければいけないはずです。
理解し活用できる人の生産物は、自然栽培と言えます。
肥料と農薬を使わないだけで、自然栽培とは言えない気がします。
言葉だけに捉われないことも必要であると思いますね。
豊かさの先に、食べられる喜びを
サンクスアイは、植物性ミネラル・フルボ酸を通じ、土壌改良を行い、
本物の食物が収穫できる愛産物農法の普及を行うことにより、
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2011年4月25日
Posted time: 08:55
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Author : 共同研究農家
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以前にも少しだけ書いたのですが、現在世界の食料は非常に深刻化しています。
穀物は、現在1年前の30%ほどは高騰しています。
震災での被害が引き金になって、食糧があっという間に無くなりました。
買いたくても買えない状況があったのを、身を持って感じたことだと思います。
世界情勢を見てみると、この状態は近いうちに恒常化することも考えられます。
つまり、お金があっても買えないということがあるのです。
日本では、政府が大きな変動を避けるために、重要なものには緩衝を入れます。
そのおかげで、安定した生活が遅れているのかもしれませんが、かわりに世界の実態が判らなくされているのかもしれません。
もはや危機感を持っていない人は、いないのではないかと思いきや、全く関心のない人が多く驚く現状です。
世界情勢は、今後食料の高値安定に向かうことと思います。
中国に続き、インド、アフリカへと経済が流れていくにつれ、多くの人口を持つ地域では消費活動が激しくなり、食料事情も変化していきます。
経済の力関係が変わっていく中、日本は買い負けることが多くなり、食糧が輸入しずらくなっていくのではないかと考えています。
生活サイクルを考えて、備える必要があると思います。
一般的には、農業は肥料農薬も入りずらくなってくることから、現在の慣行農業もつらくなってくるだろうし、日本の技術による野菜工場などに、シフトせざるを得ないかもしれません。
そうなればコストも上がっていきます。
日本にとって大変な時代が待ち受けているのかもしれないという事を、私たちは理解し対応を考えておかねばなりません。
≪サンクスアイより≫
食について紹介した、こんな映画がございました。
自然栽培の普及、愛産物の普及により、安心安全な食品を誰もが食べられるようにしていきたいと思います。
豊かさの先に、食べられる喜びを
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2011年4月12日
Posted time: 08:55
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Author : 共同研究農家
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人にとって食べるとはどういう事でしょう?
普段当たり前に食べていると、その価値が判らなくなることもあるかもしれません。
宇宙からの法則の中の地球
地球の法則の中の生物
その法則の中の事象を総括して、自然という言葉を使います。
自然とは何なのかを意識して生きることなど、ほとんど無いかもしれません。
しかし、自然の法則の中でしか生きていけないことは、考えなくても、なんとなくわかる気がするはずです。
今の地球上の生物は、地球の歴史の中で生き抜いてきたからこそ存在するわけで、あらゆる状態の中での淘汰を生き抜いてきたのです。
今現在、その生き抜いた生物の頂点に人がいるのですが、ひとたび自然の淘汰にさらされたらどうなるかわかりません。
人は食べるという行為で、体に必要な養分を取っています。
その食べるものは、肉にしろ野菜にしろ、その食べる物の状態が体の状態を左右するのです。
生きるために必要なものは、食べることに依存する以上、その食べるものに気を使う事は当たり前のことです。
そのこと自体が、今の生活には当たり前で無くなっているのです。
自然の中の一部である人間が生きるには、自然の循環の中での食をすることが、一番いいものであると思います。
科学が進んで、多くの事が解ってきたのですが、それは自然の中のほんの一部でしかないのに、その全てを判ったような勘違いから、化学的なものを食に入れてきました。
その反動が、今の時代には多く出てきているのかもしれません。
自然栽培で生産されたものは、自然に近いものであり、健康的な食に近いものであるのかもしれない。
農の世界での大量生産は、自然を無視した方向に進んでしまい、やはりおかしなものを生み出しているのかもしれないのです。
自然栽培のものを好んで食べている人から聞くと、美味しいという話を聞きます。
何故美味しいのか?
それは、体が欲するものに近いのではないかと思います。
私自身そう思いますし、食べるというより、体が吸収していく感じがしています。
食べて飲み込む瞬間から体に広がっていく感じです。
その代わりに、食べれないものを食べると、その瞬間に喉にはれものが出来たりします。
体が食べるなと言っているようです。
本当に体が必要とする食べ物とは、一体何なのか考えることが必要では無いでしょうか?
良い食べ物とは?
頭の片隅に常に置いておくということを、心がけるというのはいいのではないでしょうか?
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2011年4月 7日
Posted time: 08:55
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Author : 共同研究農家
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自然栽培に向かう生産者は「いいものが作りたい」「喜んでもらいたい」「ある程度の利益は確保したい」
などの気持ちを持っている。
こうゆう想いは、別段自然栽培に限ったことではないが、そういう傾向が強いように思う。
肥料農薬を使う慣行であっても、そういう気持ちをもってやっている人だっているはずである。
しかしながら、そこに本当の情報がいきわたらないとか、何がいいのか?ということが判らないままでいることもあると思う。
それは、農業政策にも問題があるのだが、実は生産者の勉強不足でもある。
日本の農業は農協に代表される、生産方法の画一化で品質を一定に保ちたいという方向に進んできた。
そうすることで、そこにある生産物の特徴を地域をあげてアピール出来るし、管理がしやすいというメリットもあるからである。
生産方法も一定の基準を作り、問題が起きた時に管理しやすいように、対処法も確立してきている。それが肥料農薬による管理なのである。
それは効率ありきであって、作りだされたものは姿形が綺麗なもの、輸送しやすい大きさのものという、流通と消費者が好む方向に進んできた。
それが基本にあるから、生産者はそれに合わせたものを作らされてきたのである。
農薬問題が浮上し、健康に問題があるかもしれないというものに対しては、減農薬とか特別栽培だとか、有機JASだとか良く判らないように、それでいて安全であるかのような表示をすることで、ごまかしてきたのである(有機栽培には、高品質のものもあります)。
生産者はその方針に逆らえば、出荷できなくなってしまったり、生活に支障があるような扱いを受けたりするので、なかなか自分の思う方向に進んでこれないでいたのだ。
生産しても単価は言われたままであり、こだわっても結局管理された中での生かさず殺さずの状態を余儀なくされてきた。
生産者も当然コストとか中身の事を考えたりするのだが、これは管理している側の言う通りにするしかなくなっていた。
管理すれば肥料も農薬も売ることが出来る。
そして販売を引き受けることで、システムは動くようになる。
今の農業は工場と同じようなものである。
それはそれで必要な事であったかもしれない。
分業がいきわたった日本において、その効果は絶大であったのだ。
取り残されたものは、効率ありきでの安心できるもの、人が食するに大事なものである。
本来、食することは人の体を作り、健康に暮らすために必要な事。
それでしかいきれないのが動物の姿である。
それをどこかに置き忘れた姿が、今の食であると思うのである。
自然の流れを無視した食により、人工的なものを便利という事で使い続けるという事で、人の体は大きな変化を見せてきているように思う。
それが表面化してきたのが、最近のアレルギーであり、生活習慣病というものであるのではなかろうか?
消費者は、そこにある問題を考えるべきである。
それは、自己防衛をしなくてならない時期にきている。
生きる上で大事な事は何なのか?
ただ引かれたレールの上を歩むのもいいのだが、そこには人の欲望が渦巻いていることを考えるべきであろう。
その人の欲がいい方向で進んでくれれば、言う事は無いのだが、そこには欲望ありきでの大事なものを忘れてしまった行動があるのかもしれないのだ。
人の欲望は経済を活性化する大事なものであるが、それが人の生活に関わっているという事から外れ始めると、表面だけをなぞる、大事なものをどこかに忘れたものになりかねない。
消費者は、それをしっかりと考える必要があるのではないかと思うのだ。
自然栽培は自然の循環を食に求めることで、行き過ぎた効率重視からの脱却を図るものではないかと思う。
生きるという意味合いを考えることが出来る、大事な事であろうかと考える。
生産者のそこに向かう気持ちを大事にできるのは、消費者であることを忘れてはならない。
生産がおざなりになってしまっては、いくら消費者からの想いがあってもそれに見合うものは出来てこないのである。
生産をしっかりとしたものにするには、それは消費側の想いで変わることを知っていて欲しい。
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2011年3月31日
Posted time: 08:55
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Author : 共同研究農家
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自然栽培は自然の循環をもって生産物を育てるという方法である。
自然の循環にて管理しなくてならないので
その時点での現象が固定されているわけではなく
常に変動しているという状態での管理になり
多岐に及ぶ知識が必要となる。
慣行農業からの転換にて自然栽培を目指すには
生産者のその知識と経験がものを言う世界であると思う。
しかしながら、その自然の循環を理解するには
そうとうの時間が必要と思われ
簡単に向かって出来るというものではない。
あらゆる現象をつかみこんでしまうには
自然はあまりに複雑過ぎる。
それはどうやってつかみ込んで行けばいいのであろうか?
今、自分が向かう現象を観察し、その分析をし
そこに再現性があるかどうかを試し
その再現性を一つづつ確立していくしか方法は無い。
ひとりでこの作業をやっていたのでは膨大な自然の動きをつかむことなど到底できない。
そうなれば先人の経験からの知恵を引き継ぎ検証することで確認し
そこからの次の現象を観察研究するという作業が効率的である。
つまりは自然栽培に向かうには先人の知恵を伝えてもらい
さらなる現象を観察し確立していくという人の生きる時間を超えた
人のつながりの中での継続が必要である。
自然界に土が出来てきて4億年
その歴史を簡単に理解できるのであればだれでも自然栽培は出来る。
それが変わらないからこそ、歴史の中での知恵を勉強し先人の知恵を借りるのである。
慣行農業からの移行では、間違う事がある。
肥料農薬というある意味「魔法の方法」があるから。
それは植物の物理的な部分がかなり判ってきているから可能になっている。
それは自然の循環では起こりえないことが起きてしまうから
人はその魅力からなかなか離れることが出来ない。
循環にあっていない状態で育ちがよくないものがあるとすれば
それはちょっとだけの肥料を使ってやれば、見た目は健康な状態に見える状態にすることが出来る。
そこも感覚が解っていれば必要最低限での対応であればそれほどではないかもしれないが
よく間違ってしまうのが大量に使ってしまう事。
弱々しい状態を見ればつい多く使ってしまう事はなかったろうか?
本来は自然の循環から外れてしまったことが原因であるのに
その原因を見つけたとしても対応策を持てない。
それはその循環が理解できていないからであるが
それをやっていてはもはやその生産物は対価に変えることはできない。
ならばと肥料農薬を使うことにより回避できる。
そこが問題だ。
自然栽培に向かおうとしているのに
肥料農薬の魔法から抜け出せない。
目標は安全なものをと言いながら
実は肥料農薬の害からなかなか逃れられない。
生産者の一番の問題は
その心である。
自分の勉強不足を何かのせいにしてしまう。
言い訳ばかりを言う。
その自分の情けなさからのその現象を
育ちがよくないから良くなる方法をやったのだと自分勝手に解釈して
それはいいことだとごまかしてしまう。
自然栽培ではそれは通用しない。
失敗したものは失敗した責任を自分が取るのだ。
豊かさの先に、食べられる喜びを
サンクスアイは、植物性ミネラル・フルボ酸を通じ、土壌改良を行い、
本物の食物が収穫できる愛産物農法の普及を行うことにより、
日本の食の明るい未来を応援しています。
サンクスアイ 株式会社
〒861-8035 熊本県熊本市東区御領6丁目1-6
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2011年3月25日
Posted time: 08:55
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Author : 共同研究農家
|
地震津波そして原発事故という史上最大災害に合われた被災者の方々に
心よりお見舞い申し上げます。
今なおその惨状の中必死に生きる為に頑張っていらっしゃる方がいるのに
心痛むも何もできないでいる自分に腹立たしい限りです。
本当に頑張って頂きたいです。
私のところに来ている研修生は、宮城の石巻が実家です。
実家は津波からの被害は免れたみたいですが
揺れが一番激しかったところで家は崩壊にちかいそうです。
すぐに帰ったがいいのでは思いましたが、今の状態では何もできないからと
毎日農業の勉強と現場を手伝っていただいています。
将来を農業に向けると決めている若き研修生は
親の思いを受け心に決めたものを守るべく必死にやってくれています。
今なお原発の不安が残っている災害現場ですが
きっと見事に復旧していくものだと思っています。
その時がきっと来る。
そこに研修生自身の活躍の場所が出てくるはずです。
それを思うと、私ものんびりとしてはいられません。
私の持つ技術の全てを持ち帰って頂き
それをもとに自分で地元で頑張ってくれることを願います。
今回の災害で思ったことは
自然には勝てない事、そしていったんそれが引き起こってしまうと
甚大な被害が生じ、そして経済が、生活が脅かされてしまう事です。
日本は農産物の生産に適した地域ですが、それをおざなりにしてしまったために
何かあるといきなり物資が不足します。
食糧はあっという間に無くなってしまい、ひっ迫してしまいます。
今後は世界的に食料の不足が見込まれています。
それを考えると、日本では農業に対する自覚が足りないと思います。
あっというまに食料が無くなってしまうのに
いつでも買えると高をくくっているのでしょうか?
多大な被害と人命を失ったこの災害を見て
これからどうするべきかを考えることが必要です。
我が家の研修生はそれを考えています。
今は心痛むも
自分のやるべきことに目を向け
必死に頑張っているのです。
こうゆう若者がたくさん出てくれれば
日本は今後安泰になっていくでしょう。
被害にあわれた方々にこれからの希望を与えてくれるのは
彼らです。
食は国家の要です。
それに向かう人がいることを
私は嬉しく思っています。
そして全ての知識を持ち帰って頂きたいと思っています。
豊かさの先に、食べられる喜びを
サンクスアイは、植物性ミネラル・フルボ酸を通じ、土壌改良を行い、
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2011年3月15日
Posted time: 08:55
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Author : 共同研究農家
|
自然栽培を全国に普及させていくためには、研究を重ねていく必要があります。
ただ、研究をし、新しい方策を作り出すのは容易ではありません。
生きるために現場でも結果を出していかなければいけないからです。
現場に追われると研究が出来ない。
しかし求めるものに向かうには研究が必要です。
それを同時にやっていきながら、啓蒙活動をし
地域との連携もやっていく。
毎日が忙しく、頭は整理するのにたいへんなのです。
そうしているうちに、研修生が来て
近所の若手が興味を持ちだし、セミナーに参加した人が集まってくる。
それも若い人が多い。
世界情勢を見てみると、食糧は不足がちになってきています。
今後食料確保は重要になっていきます。
日本では米余りみたいに言っていますが
あっというまに不足する事態がきてもおかしくない状況です。
小麦は海外に依存しすぎていたばかりに
いずれ高値に振り回されるでしょう。
そういう状況に、若い人は良く判らないでも敏感に反応しているようです。
最近何故若い人が周りに現れてきたのかがそこに見て取れます。
このままではいけない・・・
そういう思いにさせる何かがあるように思います。
だから私の周りに若い人が集まってきている。
日本は生産には非常に向いている土地柄だと思います。
季節があり一年中何かが生産できるのです。
大量生産ではなくても、食を賄うに十分な土地柄です。
その特性を生かした農業
安全なものだけでなく
健康に生きれる食の提供が出来るはず。
そこに農の技術の集約があれば
それこそ世界には見られない素晴らしい文化が出来てきます。
自然と共存できる技術の集約こそ
今の日本に求められているのではないかと考えます。
それを作り上げていくのは、若い農業者です。
その方向性を示せるかどうかが
私の仕事ではないかと考えています。
目の前の苦しさではなく
将来の多くの人の幸せを考えていきたいと考えます。
そこに若い人のうねりが起きてさえくれれば
それに出来るだけの貢献が出来るのであれば
私は本望です。
若い農業者よ
奮い立つのは今
それを支えるのは、今まで頑張ってきた人たちです。
豊かさの先に、食べられる喜びを
サンクスアイは、植物性ミネラル・フルボ酸を通じ、土壌改良を行い、
本物の食物が収穫できる愛産物農法の普及を行うことにより、
日本の食の明るい未来を応援しています。
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2011年3月 8日
Posted time: 08:55
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Author : 共同研究農家
|
自然栽培において、慣行農業から移行するときに
必ずといっていいほど土が苦しみ
作物が出来なくなってきます。
そこをどうすべきか?
悩み苦しみ先人の知恵を考えていたのですが
昨年、サンクスアイさんと手を組んだときに
藤原社長からヒントを頂き
そこから一気に解消方法が出来上がってきたのです。
自然栽培は考えるより大変な生産方法です。
よく耳にするようになってきましたが
その生産物は一部を除いて半端なものばかりです。
完成されていると思われるものは
苦しんだ時期を通り抜け、土が自然の循環になってきているところです。
その解消方法を探すべく、昨年は3件の農家と私とで実験をやってきました。
私は他にもいろいろ試験をし、結果が出てきています。
その理論もしっかりとしていて
対応方法もわかってきました。
出てくる生産物は安心安全を通り越して
健康になれる食材になります。
こうゆう基盤を固めていくことで
そこから多くの人が自然栽培に参入できる形を作り上げようとしているのです。
もっと多くの事象を集め、検証し、確固たる方法を作り出せそうです。
そこまでいくと、日本の農業も変わっていくことになります。
地域、行政にも働き掛け
動きが出てきていますが、現在の流れによって食べている人もいるわけで
かなりの抵抗もあります。
話が簡単に進まないのはそういう抵抗勢力があるからです。
しかし、変えなければいけない状況でもあります。
本当に安心して食べることができるものを
全ての人に提供できるようになるまでやらねばなりません。
技術的にはすぐ近くまで来ています。
その後は、いかにそのことを多くの人に伝えていくかになります。
そして最高の品質で世界に負けないくらいにコストも押さえていかねばなりません。
需給バランスも必要ですが
その知識が多くの人と共有できるようにならねばなりません。
それらを一気に解消することはできないですが
少しでも進められるように頑張る。
ある時期が来れば雪崩を打って方向が変わってくると考えます。
そしてその先は世界に向かうのです。
世界の食事情を変えていくのです。
それが出来るのは、この技術しかないと思っています。
そしてそれを担うのは
協力していただく消費者の方です。
食の将来を一緒に考え、体現していきましょう。
豊かさの先に、食べられる喜びを
サンクスアイは、植物性ミネラル・フルボ酸を通じ、土壌改良を行い、
本物の食物が収穫できる愛産物農法の普及を行うことにより、
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2011年2月28日
Posted time: 08:55
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Author : 共同研究農家
|
この冬に農への大きな変革が見えてきた。
日本においてはTPP参加するしないの議論があるが
それによって為替の違いによる農業の危機感があおられている。
グローバルに考えてみると、世界では食料が高騰してきているも、
こと日本においてはその危機感が薄いようだ。
今後中国に続いてインドからアフリカの生活水準が上昇してくるようになれば
いずれ食料は不足してくるのが目に見えている。
日本という生産に適した地域を捨てようとするのは今後にかんがみて
非常に良くないように思う。
生産者も政府も意識を変えていく必要がある。
今までの慣行では肥料農薬に頼るのだが
その資源さえ手に入らなくなってくるかもしれない。
その時に大きな力となりえるのは
自然栽培しかないと思える。
一部のその危機感が今後は大きな流れを生み出してくるだろう。
その証拠が地域の人の考え方に出てきている。
自然栽培と言ったら変わりもののすること?
そこから大きな方法として捉えられ始めてきている。
その先頭に立ち
今後も流れを作っていくに、われわれは頑張らねばならないのである。
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2011年2月21日
Posted time: 08:55
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Author : 共同研究農家
|
私は米の生産をし販売業者さんに卸します。
その流れを原則にしていますが、数人直接取引する方がいます。
年間分を取れ上がった時点で買って行かれます。
なぜそうなったかというと、他の米では食べられないからです。
そこには3人のお子さんがいらっしゃいます。
最初の子供さんがアレルギーを持って生まれてきたので
それからお母さんはどうしたらいいのかと考え
自然栽培物に切り替えていかれたそうです。
お米は専門店で買っておられたのですが
私の事を知ってからずっと私が生産する米に変わってしまいました。
自然栽培の知識も相当なもので、一生懸命に勉強されたんだと思います。
やはり自分の子供に影響することだと、自分自身食を変えるべきと思われたのです。
毎年その時期にしか話さないのですが、「凄くいいです」と言われます。
消費側の意見を聞けるので、私としても助かります。
昨年3人目のお子さんが生まれ、見させていただきました。
すごくきれいな肌の子供さんでした。
一番目の子供さんもずいぶんいい感じになっているように見受けられます。
やっぱり食なんだなあって思う瞬間ですね。
お母さんは言いました。
「お乳の出る具合がいいんですよ」
「以前は乳が張ってきても出にくい感じがあったのですけど
お米を変えてからの感じはその違和感が無くなりました。特に旭に変えてから」
実は最初はヒノヒカリを食べておられました。
一度こっちがいいかもと旭1号を進めたら1袋買って行かれました。
次の年からは旭1号が欲しいとなってしまいました。
そうかあ、品種による違いもあるのだなと思った瞬間です。
健康な人には判らないことも授乳中のお母さんには敏感に判ってしまうのですね。
どうしても必要な人がいます。
その人たちにとっては何よりもかけがえのないものになっていきます。
だからそういうものを生産していきたい。
今の巷の現状をみると
いずれ多くの方が問題を持つようになるのではないかと思います。
その時に対応できるように技術も進めていくのです。
私の使命はそこにあるのかもしれないですから。
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サンクスアイは、植物性ミネラル・フルボ酸を通じ、土壌改良を行い、
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2011年2月11日
Posted time: 08:55
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Author : 共同研究農家
|
お米食べてますか?
私は毎日食べて元気な生活を送っています。
朝の味噌汁とご飯が最高です。
さて、
先日娘のお友達に米が食べられないという人がいることを知りました。
ほとんどがパンで済ませていたようです。
その友達は米も食べないといけないと頑張っていたようですが
食べると具合が悪くなって段々食べなくなっていたそうです。
そこで、実験するみたいで申し訳なかったのですが
我が家の旭1号を食べていただきました。
その報告がありますのでご紹介いたします。
本人の了解を得ましたので、そのまま掲載します
*************************************************************************
おはようございます、お米ありがとうございました。さっそく昨日の夕飯から焚て
今日の朝と2回程いただいてみました。体調の方なんですけど、お腹がふく
れると眠くなるってのはあるみたいなんですけど、今までのようなダルさがない
ように感じます。【続く】
--
今まではお米を食べたらすぐに胃のあたりから重くなってダルくなって行ったん
ですけど、全然そんな風にはなりませんでした。お腹が軽いです。あと、お米食
べるとお便秘になってたんですは、そのようなこともありませんでした。【続く】
とにかく、ずっと起きていられるっていうのがありがたいです。この様子からす
ると、やはり原因は農薬アレルギーの可能性が高いみたいです(汗) また明日
か明後日あたりに今まで食べていたお米を食べてみますので、それではっきりす
るかなと思います。とりあえず、今現在の近況までにて...。【以上】
2011.01.22 10:16
その後の経過・・・
とりあえず毎日お米を食べてますが、体調は全然大丈夫です。
あの特有の胃の重さが全くありません。倒れて寝込む事も、イライラする事もな
くなりました。で、今まで買っていたお米を食べ比べようとしたんですが、怖く
て食べられなくなってしまっているという...(汗)続く
精神的に拒否反応が出てしまっているようです。とにかくしんどくて倒れて寝込
むのが嫌なので(汗)この調子ですと今度から無農薬のを買って食べないといけ
なくなりそうです。はい。
2011.01.24 23:37
************************************************************************
医学的な効果などを言うつもりはありません。
しかしながら、現実に普通の米を食べることが出来ない人もいるのです。
そこに自然栽培の米ならば食べられたという現実です。
私の周りでは他にもいくつか報告が上がっていますが
それもまたご紹介していきます。
そこにどんな現象が起きているかの科学的な見方もまとまってきています。
自然の流れを考えると、土と生物の関わりがどういうものであるのか?
それを考えなくては、食を論することはできないと考えるこの頃です。
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2011年2月 1日
Posted time: 08:55
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Author : 共同研究農家
|
九州の中で、私のいる地域は盆地で
夏は暑く冬は寒いというところです。
ここ数日は氷点下5度以下が続いています。
その温度差があるというのは作物には美味しいものを作りだせるところでもあります。
ハウスとかを利用した季節をずらしたものを作ったりもしますが
基本は旬に美味しいものをという自然栽培です。
それに思うのは寒い時期は土をいじらないということです。
いじってもいいことはあまりないということから
休んでいる事が多いです。
それは土の表面の菌も動かないですから
土の中での寒くない環境で活動し土を熟成してもらったがいいと思うからです。
節分が過ぎたら始めるのですがれまでは我慢ですね。
そういう時期を使って、勉強を行うなどしています。
寒い時期はまた使い方も変えていかなければ
これからの農はいけないと思っています。
生産するだけが仕事ではない。
そこからさらに先の流通に繋がる部分も積極的に取り込んで
数字の管理までやっていくのがこれからの農業ですね。
しかしながら、農の世界はやることが多い。
それだからこそ楽しい仕事になるのです。
技術を作り出し、現場をこなし、管理をし、営業までやっていくのですけど
今まではやはり技術が大変だったと思います。
土の事が解っていなかったのですから
何を目標にやっていいのかがわからなかった。
今それが解明され、新しい技術を作り上げていくところです。
こんな寒い時期はそういうことを良く考える時間でもあるのです。
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2011年1月25日
Posted time: 08:55
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Author : 共同研究農家
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TPP問題は国の今年の重要課題です。
TPPでは参加国間で関税を無くしてしまうということですが
そうなった場合、日本の米はどうなってしまうのか?が騒がれています。
しかしながら、問題はそこにあるわけではないのです。
本当の問題は違うところにあるような気がしていますが
日本では農業政策に異常に反応しているようです。
そこで私が考えるのは、表面上の数字どうこうよりも
TPPに参加してしまった後に市場に出回る農産物の安全性です。
関税が無くなったとしても、国家の水際では防疫の為に
農産物の厳しい入国検査があります。
私が知っているのは随分前のことになりますから
最近の情報を調べなくてはいけないですが
かなり酷い状態でした。
貿易による疫病対策で、
たとえば船で持ち込むのなら、船全体に薬品を蔓延させて防除するという
恐ろしいやりかたでした。
しかしこれは他国から日本国内に病疫を持ちこませないためには必要でもあります。
その反面、食べ物という見方をすれば、とんでもないことです。
残留農薬の問題が出てきます。
日本での生産にでさえ、厳しい残留農薬検査をしているのに
輸入されてきたものには、入る時点で農薬を掛けられているかもしれない。
安いものでなければ流通に乗ってこないのであれば、
そこに確かな安全性はあるのであろうか?と考えなくてはいけなくなってきます。
TPPに参加したとしたら、米は随分と安くなるような報道がありますが
数字だけで判断できるものかどうかをしっかりと考えるべきです。
100%自国生産できていた米でさえ、問題があって健康に大丈夫なのか?
という不安があるのに、輸入されたものにはその不安は無いのでしょうか?
自然栽培を広めたいという思いは、どこから出てきていたのでしょうか?
安いものに振り回されるのは困ったものです。
安全を求め、出来る限りの対策をやっていて、再生産に向けられる金額をはじきだしたら
やはり高値になってきます。
安いものに向かうのか?
絶対の安全を求めるのか?
判断は消費する人です。
絶対の安全を求めてやってきた人が安値に追われて再生産できなくなってしまったら
もはや安全なものは消えてんなくなる事でしょう。
消費者の判断もあるでしょうが、生産側の判断も難しくなってきます。
安全なものが手に入らなくなってしまうという事も十分にありえるのです。
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2011年1月22日
Posted time: 08:55
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Author : 共同研究農家
|
自然栽培をやっていくうえで、必要な事に天気を読む事があります。
あまり神経質になる必要はありませんが
現場作業にはかかせないことです。
当然天候の予測をやっている天気予報も活用します。
今では太陽の状態を知らせてくれる宇宙天気情報などもあり
それに月の位置も考えます。
それがどういう影響を与えているかは、それらを見ていると段々わかってきます。
太陽の観測は毎日やっているので
たとえば太陽でフレアーがどの位置で起きたかがわかるので
それが影響するのかどうかとかを知っておくと観察の対象に出来ます。
太陽からの影響は光だけでなく、太陽風が影響します。
影響があるとすれば発生から3~4日後になります。
(300k~500km/s(秒速)くらいのスピード)
北極のオーロラは太陽風と地磁極が引き起こしています。
月の影響は水分の動きに関係していますので
その位置関係は知っておいたがいいでしょう。
長い事気象を見ていると
地球上の動きからそこの場所の天候が解るようになります。
今では天気予報がかなりの精度をもってきているので
それを頼りにしますが、長期予測はそうはいきません。
私は昨年の予測が外れてしまったのですが
それは外洋での動きからの影響が少しずれてしまったからでした。
大枠は当たっていたが、ズレには気がつきませんでした。
これでまた、観察の精度が上がることになります。
今年から来年くらいは荒れ模様になりそうです。
現場はなかなか大変な気がしていますので
影響のない方策を今から考えているのです。
自然と向かい合うことは、多くの知識が必要ですね。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
気候の変動、荒れた天気は、農業により影響を受けます。
今年も昨年の猛暑の影響、さらに現在の大寒波の影響で、不作が相次いでいるようです。
ただ、作物が悪天候にも負けない、生命力のある作物だったら状況は変わってくるのです。
自然栽培は、作物の力を最大限引き出し、生命力のある作物を作ることができます。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
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2011年1月12日
Posted time: 08:55
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Author : 共同研究農家
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私の畑では毎週2回とか3回とかの出荷日があります。
卸先に合わせてとかこちらの都合とかを上手く調整してやっています。
段取りの問題もありますが、3人でかかって収穫し洗って送り出すのに半日かかります。
出荷するまでには当然そこまで育ってもらうように耕したり種まきしたり
露地でやっていくと天候とかに左右される成長、収穫を経ています。
それだけやって出荷日の売り上げは5000円~2万円いけばいいほうかな?
野菜では毎月の売り上げとしては10万ほどでしょう。
野菜は利益は無いですね。
だから慣行ではいかにたくさん出荷できるかになってくるわけで
その中身がどうあろうと考えている暇は無いのではないでしょうか?
見た目に綺麗なものをいかにたくさん出荷できるかどうかが
生活できるかどうかになってくるわけです。
農家では年間に何を生産するのかを考えています。
生活を成り立たせるためには、稼げるものが必要です。
その稼げるものを何に絞っていくかは、経営という話になってきます。
経営は数字が全て。
そこには大事なものが失われているかもしれません。
しかし、経営は数字と信用が必要です。
どこにその信用を持つのかはトップが決めるのです。
農家では主力は何?と聞かれます。
米であったり、野菜であったり、果樹であったり、さらには加工品かもしれません。
どこかで稼げるものを持たなければ生きていけないのです。
私は効率より安全安心の信用を持つ事が最重要であると考えています。
それを推し進めるには、その中での効率化が必要ですが
自然栽培では簡単ではないです。
今まで研究して効率化できる方策を作り出してきました。
しかし、それはまだまだ現実に形として出していくのは難しいのが現状です。
それを理解してもらっている流通では高値で買っていただくので
とても助かっています。
さて、慣行での現場を見てみると
先に話したように、稼がねばならないという事から
いかにたくさん出荷するかがカギになります。
私が畑に出ていると、どこからか何かが飛んできます。
嫁も娘も普段農薬とか触らないのでとても敏感です。
どこかで何かが撒かれている。
それが風に乗ってくるのです。
どこだろう?と見回してもわからないくらい。
そうなると私たちは避難させられるのです。
何を撒いているのかわからないが、何かの農薬です。
その現場を車の中から見かけると
ほとんどマスクをし、自分自身が吸い込まないようにとやっています。
そういうものを撒いていて、どうにも思わないのか?
いや、本当はそんなことしたくないはずです。
しかし、ただただ安く綺麗なものを求められるならば
生きるために仕方ないのかもしれません。
そう思っても
そのほんのわずか飛んでくるものを吸いこんだら気分が悪くなり
その場にはいられなくなり、仕事はそこで中断せざるを得ません。
今では飛散については法律で決められているのですが
それにかまっていては仕事が出来ないというのが本音でしょう。
そんなほんのちょっとの飛散で気分が悪くなるようなものを
直接振りかけられた生産物はどこに行くのでしょう?
いかに今の農薬は安全だと言っても、その現実は見逃せない事ではないでしょうか?
私はだんだん自分で作ったもの以外は食べれなくなってきています。
食べないわけではないのですが、恐いけどしかたないということも考えます。
はたしてこれは体を作るための食としてはいかがなものだろう?と思うのです。
みなさんはどうおもわれますか?
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2011年1月 8日
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Author : 共同研究農家
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新年明けましておめでとうございます。
私の住む熊本でも連日寒い日です。
そんな中、さっそく仕事で忙しくしています。
この時期は実は野菜が美味しい季節です。
気温が0度いくか行かないかの感じだと
多少寒にやられるのが出てくるので
見た目は良くないのですが、実は非常に美味しいのです。
現場でそれを味わうと、他のは食べれない。
おそらく自己防衛で自分の中の水分が凍らないようにするからでしょう。
それはどうするかというと
密度を高めて氷点を低くしてしまうのだと思います。
これは露地だからこそ味わえるものなんです。
ハウスあたりで作るとわからないですよね。
実はある業者さんに野菜を卸していたのですが
他の農家さんからの野菜(自然栽培以外のもの)が売れなくなってしまったと言われました。
消費者は本物を感じ取る力があるのでしょうね。
ただ、その後、業者さんの自然栽培に対する認識のズレからか、残念ながら注文は来なくなってしまいました。
せっかく、消費者の方に認めてもらえたのに、販売される方の理解が得られなかったのが残念です。
いろいろあるのですが、こんな感じでやってます。
しかしね~寒い中での野菜洗う作業は堪えます。
今年はどうゆう感じでやっていくかを考えながら
現場作業をやっています。
今年もよろしくお願いいたします。
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2010年12月30日
Posted time: 08:55
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Author : 共同研究農家
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今年も残り少ない時間になりました。
自然栽培からその先へ向かう研究は続いています。
今、サンクスアイでは自然栽培にとどまらず
その先を見据えてのたゆまぬ努力を行っていますが
今年やってきた研究では事象が足りないと思っています。
結果としては素晴らしいものがあるのですが
それがどういう状況でしっかりと発揮できるかの検証をやっていきたいのです。
上手く行く方策の効率化です。
これが確立されてくれば画期的なものになっていくでしょう。
日本を、いや世界を変える方向に進みます。
そしてそれは世界中から求められるものになっていくのです。
今その分岐点に立っています。
TPP問題はそれを象徴する出来事です。
その時期に今立たされている農業。
何かをしなければいけないのに
何をやっていいか迷っている農家はたくさんいます。
その中において、目標とするものを持っている私たちは
幸せな環境にあるのです。
アースジョイを活用するということは
自然の流れを土に戻し、元気にする事です。
今までの何かとは全く違う、自然に近づける方策です。
私はその方向で一生懸命考えています。
本当の食とは?
本当の自然とは?
それをどうしたら営農に活かせるのか?
その答えがアースジョイにあります。
来る年にその成果を確立したいと考えています。
出来る事ならば
この画期的な場面に参加いただく農家さんがいれば嬉しいです。
もっと
もっと追いかけていく姿勢こそ
農業に、食に貢献できる素晴らしい仕事になっていくと思っています。
※サンクスアイからのお知らせ
サンクスアイでは、現在2011年の自然栽培共同研究のお申込みを受け付けております(申込期限:2011年1月31日)。
サンクスアイ会員様で、専業農家の方が共同研究のお申込み条件となります。
自然栽培を普及させ、食の安全を守ろう!と高い志を持たれている農家様、ぜひお申込みください。
お申込みをご希望の方は、当社までご連絡(TEL:096-285-3910)をいただきましたら、お申込用紙をお送りさせていただきます。
豊かさの先に、食べられる喜びを
サンクスアイは、植物性ミネラル・フルボ酸を通じ、土壌改良を行い、
本物の食物が収穫できる愛産物農法の普及を行うことにより、
日本の食の明るい未来を応援しています。
サンクスアイ 株式会社
〒861-8035 熊本県熊本市東区御領6丁目1-6
TEL:096-285-3910 FAX:096-285-3513
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2010年12月19日
Posted time: 08:55
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Author : 共同研究農家
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サンクスアイ レゾナンスに参加してきました。
お会いできた方もいらっしゃいますよね。
お話しさせていただいた事は食と自然栽培のことですが
今の食のひどさをあからさまに出したので引かれた方もいられるかもしれません。
しかし
その現実に目をそむけることは出来ないと思います。
そこに自然栽培があるのですが
これにも現実の問題点があるのです。
それを解決できないかと今の研究をやっているのですが
現在いい状況で進んでいます。
ならば早く出せばいいのですが、そう簡単ではないのですね。
何かしら良くない事は無いのか?
安心で安全なものを追求しているのに
それに反することは無いのか?
生産性はどうなのか?
経費はどうなってくるのか?
何もかも満足できるものを追いかけるのは難しいのです。
お話しした通り、食は体を作るものです。
人は食しなければ体を維持できない。
だからこそ本当に安全なものでなければいけないはずです。
考えられるものに対応できるようなものに仕上げていきたいと考えています。
今のところ、この技術は世界最高だと思います。
それほどのものに出会えて私は幸せですが
本当の目標は、全ての人が本当に安全なものを安心して食することが出来る事です。
それに向かいこれからも頑張っていきたいと考えています。
生産現場を支えていただくのは、消費してくださる人です。
生産物を対価に変えられなければさらに生産には向かえません。
さらにいいものを追いかけるには、みなさんの協力が必要です。
よろしくお願いいたします。
豊かさの先に、食べられる喜びを
サンクスアイは、植物性ミネラル・フルボ酸を通じ、土壌改良を行い、
本物の食物が収穫できる愛産物農法の普及を行うことにより、
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2010年12月 5日
Posted time: 08:55
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Author : 共同研究農家
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TPP(環太平洋戦略的経済連携協)は参加国の間で関税を無くしてしまおうという話である。
だから、何も農業だけの問題ではないのだ。
得する部分と損する部分が出てくるだろうが、とりわけ農業には不利だということらしい。
本当にそうかどうかはそうなってみなければわからないのだが、
大騒ぎしている人は自分の立場を守りたい人たちだけかもしれない。
単に為替水準を同じにするなら問題が無いと思うのだが
そう簡単ではないのだろう?
ならばどうするべきかを考える必要があるのだが
むやみに反対だけ言っている姿はどうなんだろう?
私は農業の方面しかわからないが、
関税が無くなったら不利とばかりは考えていない。
日本には自然栽培があるのだ。
そこからさらに追及したチャレンジがあるのだ。
その凄い事をみんなが知れば勝算は見込めるではないかと考えている。
しかもその販売先が多国間に広がるチャンスではないかとも考えている。
今、これを知っている人たちは、いまのうちに囲い込んでいた方がいいのではないのだろうか?
本当にいいものとは何か?
それを知っている人にこそ食してもらいたいものが自然栽培だ。
単に流行りものに食いつく人にはもったいない話だ。
しかし、いずれその時期は近いのだろうと思っている。
食とは体を作る事そのもの。
単に腹を満たすためのものではない。
何が入っているかわからないものを食べたいか?
そう考えれば、食をおざなりにはできない事に気がつくはずだ。
これは国際問題ではなく、個人の問題であり
自分が何を食べたいかと思う事が根底にある。
豊かさの先に、食べられる喜びを
サンクスアイは、植物性ミネラル・フルボ酸を通じ、土壌改良を行い、
本物の食物が収穫できる愛産物農法の普及を行うことにより、
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2010年11月26日
Posted time: 08:55
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Author : 共同研究農家
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大豆
昨日大豆の収穫をしました。
収穫というより引き抜いて干したという作業です。
全て手作業なのでけっこう大変です。
これで乾かして脱穀すれば大豆になります。
当然肥料も農薬も使っていないのですが
見事に出来てくれます。
この畑では比較試験をやっているので、実は食べてみるまで結果はわかりません。
しかしながら、その過程での変化も驚く事がありました。
その話は東京でお話しさせていただきたいと思ってます。
大豆には自然栽培を始めた時に洗礼を受けましたから
印象が深いのです。
この大豆が味噌になったり、豆腐になったり、納豆になったりします。
自家採取で20年以上のものです。
現在の日本で流通してる大豆は9割は輸入品です。
しかもGMO(遺伝子操作されたもの)品が混じっているらしいです。
多国籍企業モンサント社の種の独占方針により
自然からかけ離れたものが流通するようになってしまっています。
このままでは日本の文化さえ海外に押さえられてしまうことになります。
日本の農家はすでに種は買うものとして捉えていますが
その種は輸入に頼ってしまっています。
ただ効率だけを追いかけてきた付けが日本の食を危険にさらしているのです。
元田農園ではできるだけ自家採取にこだわり
主要なものは自分で種を残していくようになっています。
種を残す作業も結構大変です。
面倒だから買った方がいいとなってきているのですね。
今、種の輸入が何かの問題が起きて止まったら
日本の農業は止まってしまうのです。
私は大豆が好きですから、絶対に絶やさないように
毎年作っていきます。
麦も同じ状態なんです。
自家採取20年以上の自然栽培の大豆はなかなか無いですよ。
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2010年11月18日
Posted time: 08:55
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Author : 共同研究農家
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農業は休む暇がありません。
その変わりいつでも休めます。
しかしちょっと気を緩めると適期を逃してしまったりします。
天候との駆け引きを余儀なくされますので、ノンビリするということは無いですね。
人が休もうが何しようが、彼らは生きるために頑張っています。
人から見れば生産物でも、そこには生きているという命の現場があるのです。
そこには到底理解できないほどの活動があり
その一部を見て管理していると思いこむ農業者があります。
自分でやってみて感じることは、「わからないことだらけ」です。
科学的に見ていかなければ、観察だけではわからない。
たくさんの技術の積み重ねが今になっていますが
それを解っている人はあまりいないでしょう。
自然農に向かった先人たちは、継承した理論と技術に自分の実践からの情報を重ね合わせ
さらに技術を向上させてきたと思います。
しかしながら、頭に置いておく知識の幅があまりに多く
なかなか繋がっていかないと思われます。
農大の学生によると、専門知識は関連との並びが解らず理解しにくいらしいです。
総合的に見る方法を取らなければ、大事な順番がわからない。
農の現場に要求される一番大事な部分です。
何故、農?
そこから考えることが大事なのですが
そういうことを考えることが無いに等しいのではないでしょうか?
食は体を作る事。
食は心を満たす事。
それはそれは大事な事であるはずなのに
間違っている人が多くなっていないでしょうか?
何かがおかしいからいろんな病気とかアレルギーとかが出てきているのかもしれません。
このまま突っ込んで行くと、生きるということ
命とは何か?というところにまで行き着きそうです。
そこまで考えなくても
せめて自分が生きているのは
食べるという事で成り立っているということを考えてみましょう。
植物は自分で糧を作れますが、動物はその植物が作ったものを
食することで生きていけるのです。
その大事な事をたまには考えてみましょう。
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2010年11月 8日
Posted time: 08:55
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Author : 共同研究農家
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先日稲刈りセミナーで稲刈りした後の処理をしました。
藁(わら)を保存できるようにしたのです。
セミナーで稲刈りし、出てきた藁を地域の人の手を借りて
「わらとび」にし、乾燥させていました。
ある程度乾燥したところで
こうやって集めておきます。
昔の人の知恵は凄いですね。
これで雨が降っても中までは濡れないので
保存出来てしまうのです。
そしてそこには微生物が生活し
納豆菌もいるんですよね。
稲の間についた菌は
農薬とかを使わなければそのまま生活し
そして納豆を作り出すもとになるんです。
普通の店で売ってある納豆は
わざわざ培養した菌を入れて作ってあります。
いわば非自然的なものです。
しかもそれだけしか入れない
他の菌が入らない状態でしか作れないんです。
だから無菌室なんてものが必要なんですね。
自然栽培で出来た大豆を煮て
自然栽培の藁で包み込み
自然の中の菌で納豆が出来るのです。
他の菌がいてもそれを抑え込んで納豆が出来ます。
それには大豆の質も関係があります。
だから自然栽培の大豆なんです。
我が家では出来た納豆に塩のみを使います。
これで旨味成分が出来上がるのです。
化学的なものは一切使いませんよ。
それこそ最高のごちそうですよね。
有名な、今では世界で使われるようになった「味の素」はここから生まれた化学調味料です。
日本の発酵技術は凄いのですが
その文化が失われつつあります。
安土桃山の戦国時代に出来た納豆は
今その本来のものからかけ離れたものになってしまっているんです。
日本文化はどうなっていくのでしょうね?
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2010年11月 6日
Posted time: 08:55
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Author : 共同研究農家
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お米は人が作るものではりません。
人の意志でその場所に育ってもらいたいと
その環境を作ります。
それが田を作り、田植えをすることです。
今は種から発芽することにまで手を掛け
苗になってもらって田に移植するんです。
そうすることで効率が良くなるからなんです。
そうして稲となって米を作り出してくれます。
米を作り出す過程にいては人は手出しできません。
米が出来る環境を作り出しているにすぎないのですね。
昔の米は稲から落ちて次の世代に引き継いでいきます。
旭1号はその当たり前の、種を土に落とすことをやります。
だから脱粒するんだと言われるんです。
落ちない米の方がおかしいのですけどね。
人の手が入ることにより
自然の環境からは遠くなってきましたが
それでもそれを当たり前のように受け入れることも
自然であるのです。
収穫された米は保存できるように乾燥させます。
天日であれ、機械的であれ、乾かすことによって保存できるようになるのです。
そこが食として発展し、種の保存になってきているのです。
米を生産するようになって、この乾燥という行程に目を向けた時期がありました。
昔は乾燥の精度が低く、思った通りにはいきませんでした。
天日であれば天候に左右され、機械では思ったような数値にならない。
当然機械化は効率化のためで
それだけでも随分と楽になってきました。
保存という理由での乾燥
それはそういう事だけなのか?
疑問に思った時期があったのです。
水分量が15%というのが目安ですが
精度が低くあった時代は天候で変わっていました。
そこから乾きすぎると、胴割れが起きてしまい
水分が多いと扱いにくいという事が解ってきました。
食味にも関係するらしいということくらいは解っていたでしょう。
今では乾燥機の精度がもの凄く高くなり
目指す乾燥にする事が出来ます。
水分量を15%と設定すると15%になります。
しかも偏差分布まで出ます。
いやはや凄いですよね。
まだ乾燥精度が不安定だった時期に
水分量から食べ比べをしました。
その結果おもしろいことがわかりました。
すぐ食べるには乾燥が効いていない方がいい。
しかし、保存に向かない。
そして籾すり時にもみ殻が取れにくい。
保存を優先するには乾燥が効いているほうがいい。
しかし胴割れしてしまうと美味しくない。
食味を優先した年には
籾すりを頼んでいた時期ですので
依頼先から文句を言われました。
すぐ食べた人からはすこぶる好評でしたが
保存していた人からは次の年の梅雨にカビが来ると言われました。
乾燥が効いているとあまり美味いと言われない・・・
その数値はどこにあるかと追求したら
美味しい水分量は15.5~16.5%くらい
しかし16%を超えるともみ殻が混じるようになり
籾すりに時間がかかるのです。
籾すり行程で簡単に出来るのは15.5以下
14%にもなると胴割れが危惧されます。
私は美味い状態を追いかけたいので
目指す数字は15.5~15.7%です。
また、美味しいお米にするためには、未熟部分を多少配合する必要があります。
ただ、未熟部分を配合すると水分調整が難しいのですが、味と保存性を高めるためには、手の抜けない作業です。
※美味しいお米を皆様にご提供するには、水分量の細かな調整が必要になります。
一般的には、作業性を上げるため15%程度で行われるそうですが、それでは味が落ちてしまうため、サンクスアイ農場では細かな調整を行っています。
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2010年10月27日
Posted time: 08:55
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Author : 共同研究農家
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お米は好きな状態で食べるのが一番いいです。
玄米であろうと白米であろうと
自分が好む食べ方がいいのです。
好きだからこそ食べられるんですね。
そこにちょっとした知恵を入れる程度がいいのではないですかね。
最近ではモチ系の米がたくさん出てきていますが
これは胃に負担を掛けるのだそうです。
だからたくさん食べられない。
昔はモチ系ではなくうるち米系でしたのでたくさん食べられたそうです。
その差はアミロースという成分の量により決まるらしいです。
日本で一番好まれているコシヒカリは15%程度
アミロースが少なくなり、無くなってしまうとモチ米になります。
私の自然栽培でのヒノヒカリは18~19%
通常のものは15~16%です。
粘るものが美味しいと思われているから
モチ米に近いものが生み出されています。
ミルキークゥィーンという品種は12%くらいだったかな?
旭1号は21%くらいですかね。
このくらいになると普通の米はパサつく感じになるようです。
しかし旭1号はそうはならないんですよね。
だからこそ美味いんでしょう。
ちなみにミルキークウィーンはγ線をあてて突然変異を起こさせて作られた品種です。
遺伝子が壊れたところから修復する過程で違ったものが生まれてきたんですね。
こうゆうことではその後の生態系にどんな影響が起きてくるのかはわかっていません。
恐いですね・・・・
お米は
精米すると酸化が早くなるので、出来るだけ早く食べていただきたいですね。
自然栽培では酸化しにくいものになりますが
条件がそろえば酸化するし、カビも来るかもしれません。
何も考えずに保管するのはもったいないです。
コンビニ弁当が腐らないのは防腐剤がたくさん入っているからなんです。
できれば食べる直前に精米して炊いた方がいいですよね。
精米の仕方はあまり皮を取りすぎない事。
皮のすぐ下にいいところが集まっています。
真っ白にするのはいいところを捨てているようなものです。
やってはいけないこと
発芽させないこと。
発芽玄米がもてはやされていますが、
いいところの事しか言われていません。
発芽するとそれを助けるための成分が出るみたいですが
自分を守るためのホルモンを出しているそうです。
これは生殖機能に害があるそうなのでやらないでください。
発芽しはじめたものを鳥は絶対に食べないと聞いたことがあります。
いいことを謳っているところには反することが無いのかどうかを考える必要があります。
食べるという行為は自分の体を作ることであり
心を満たしてくれることです。
考えすぎるのは良くないですけど
今の時代は危険と隣り合わせです。
多少は考えたがいいのではないかと思います。
自然栽培だと大丈夫でしょうけど
過信するのもどうかと思いますよ。
要はバランスだと思っています。
そういうところまでを考えての米作りは悩む事も多いですが、
たくさんの賛同いただく人にためにずっとやっていきます。
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2010年10月17日
Posted time: 08:55
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Author : 共同研究農家
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私の田で出来る米は
どこで出来たかがはっきりわかります。
田にみんな名前が付いていて
いつのどこの田で出来てきたのかがわかるようになってます。
30k単位で袋詰めしているのですが
写真のように栽培方法、年度品種、生産場所、自然栽培歴
生産者がわかるようにしたシールを貼っています。

(ちょっと写真が古いですが・・・)
そこから、どんな状況であったかを調べる事が出来ます。
我が家では個人販売はやらないのでみんな卸さきに行きます。
卸先との契約は田ごとにやっていますので
どこでいつ買ったかによってどこの田で出来てきたかがわかります。
そこでなにをやってきたかはわかっていますので
何か問題があればすぐに追跡調査が出来るのです。
何年もやってますが、いまだ問題を指摘された事はありません。
何故こんなことを始めたかというと
実は近所のお年寄りの話からです。
米はたとえ隣であっても混ぜると旨味が減るんだそうです。
何故かまでは調べていませんが
打ち消す作用があるとか聞いたような・・・
よく考えれば、そうかもしれないですが
私自身は感度が低いのかよく判りませんでした。
昔、「農協」という告発本を読んだのですが
それにも書いてありましたね。
だからブレンド米なんていうのは問題外ですよね。
さすがに我が家での食べるものには多少混じるものもあります。
それは30k単位に出来なかったものや
藁屑が残ってしまったもので手作業で分類するものなどですね。
販売用は一切の混合をしない事にしています。
それで契約は田ごとというわけです。
そして、そうなればどういうことが起きていたかを
きっちり知っておく必要があると思ったからです。
今で言うトレーサビリティは以前からやっていたということですね。
本物を提供すると言うのに
お客さんが手に取ったものがどうであったかを知りたいとき
どうであったかを生産者が答えられないではだめでしょ?
それから我が家では通常の検査をしません。
え?って思われるかもしれませんが
無駄でしかない事をやる必要が無いと判断しているからです。
稲刈りの後、乾燥工程があって、そのあともみ殻を取り去る籾すりをします。
これも当然私がやります。
そして網を通して未熟米とかごみとかを除いて計量し袋詰めです。
普通の小さい農家では機械が無いので稲刈りをしたら農協に持ち込むか
機械を持っているところに持ち込んでやっています。
ここが問題です。
以前機械が無いころに頼んでいたのですが
多くの米が集まってくるので扱いがひどいいのです。
そして網にも問題があります。
店に並んでいる米は揃っていて綺麗だと思います。
未熟米なんてほとんど入ってないんですもの。
いや~~もったいないです。
綺麗な事はいいのですが、実は多少の未熟米が入っていた方が美味いのです。
これもお年寄りに教えてもらったので試してみたらその通りでした。
そこで機械に工夫し多少の未熟米が入るようなやり方にしました。
袋詰めにするのは玄米で。
出荷時期に取り出して精米ならばその時にします。
米だけにこだわっているのではなく
そこの行程にもさんざん考えた自分なりの生産方法を入れています。
11月1日に発売させていただくサンクスアイ農場のお米「愛感謝米(あいかんしゃまい)」は、このようなこだわりを持つ、元田氏と共同で栽培しております。
完全無肥料・無農薬の完全自然栽培米「愛感謝米」をぜひご賞味ください。
10月24日には、稲刈り時には、参加者の皆様と収穫したての「愛感謝米」を味わいたいと思います。
楽しみにしていてくださいね!
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2010年10月13日
Posted time: 08:55
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Author : 共同研究農家
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田は水を張ります。
稲は根の構造がそれに合うように出来ているのです。
自然栽培の米はそれを含めての循環から出来てきます。
肥料も農薬も使わないからいいのか?と言われると
足りない事があると言わざるを得ないのが水の事です。
水は簡単な分子構造ですが、水素と酸素の結びつきに特徴があって
それ自体に極性を持っています。
プラスとマイナスがあるということなんですが
この特徴が多くの現象を起こしているんです。
正負の静電気力により水分子は強く引き合います。
この為水は融点・沸点が大変高く、融解熱・蒸発熱も大きいのです。
また水分子自身の正負の電荷と陽イオン陰イオンの電荷が引き合うので、
水はイオンとなじみやすい(水和)という性質があります。
このため物質の貯蔵庫となり、物質移動の媒体となっています。
そして水自体がさまざまな化学反応の場を提供しているのです。
つまり田で水を入れるということは
さまざまな物質が流れ込んでいるということになります。
その水はどこからどうやってきているかを知ることは
稲の栽培には実は大きな問題であるのです。
40年も無肥料で、さらに自家採取で出来た米が食べられない・・・?
そういう事実が起きています。
その方は強いアレルギーであろうかと思いますが
おかしなものを食べ続けたからなのか、良く判りませんが
今後こうゆう反応を示す人が多くなってくる可能性は高いと思います。
それでは流れ込んでくる水をどうしたらいいのでしょう?
その中に何が含まれているかはなかなか調べようがないです。
そして雨
これもどうしようもないですよね。
私の田では川からの引用水も使いますが
湧水があります。
この水がいい具合に活躍してくれているのだと思います。
さらにその先には
土を綺麗にしていくとそこの水が綺麗になってくるということですね。
すると、土をどうしたら綺麗にできるのか?となります。
その問題にはすでに解決策があります。
米を食べるときには水を考えましょう。
塩素で汚れたものを使わざるを得ない時代ですから
せめて一度沸騰させて塩素を飛ばすくらいはやったがいいと思っています。
我が家での米は我が家で食べるときと
他で食べるときとでは美味さが違うそうです。
(多くの人がそういう感想を言っています)
それは湧水で炊いているかどうかという違いではないかと思うのですが・・
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2010年10月 7日
Posted time: 08:55
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Author : 共同研究農家
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いよいよ稲刈りが始まります。
今年は暑い夏でした。
私は独自の気象予測をしていまして
今年は冷夏になるという予測でした。
みごとに外れてしまったわけですが
実はわずかなずれがこういう結果になってしまったようです。
日本の気象は太平洋の高気圧と北からの高気圧のせめぎ合いで四季が生まれています。
その間の低気圧と前線の動きで雨になったり晴れになったり。
そこに太平洋の海水の温度が関わっていて、それは地球の自転に影響されているということが分かっています。
つまり今ある目の前の気候は地球自体が起こしているわけですね。
当たり前のように感じますが、そこまで考えてこそ
自然を見るということになります。
忙しい中でそこまでをいつも考えていては仕事に支障が出るので
前もって予測を立て、そうならないでも対処できるようにしています。
予測が冷夏であれば田植えの時期を少し早めて
稲の生育にいい状態を作り出したいとやっていました。
そこで稲刈りの時期は10月半ばあたりという予測も立つのです。
しかし予測と大きく離れて暑い夏になり
稲の成長は早くなるばかりでしたね。
稲は最高温度と最低温度での平均を数値を積み重ねる
積算温度というのが目安になります。
この地区では稲刈りが始まりました。
10日ほど早いと思います。
野菜も暑い中で種まきしたものは暑さでやられてしまい
再度やり直しました。
できれば稲刈りセミナーに出したかったのだけど
間に合わないみたいですね、残念です。
なかなか思うようにならないのがこの仕事ですね。
※サンクスアイよりお知らせ
バーベキュー用の野菜は、現在元田さん以外の方からも分けていただけないか確認をしております。
出来る限りのご用意したいと存じますが、今からの確保は難しいかもしれません。自然栽培の野菜は人気があるので、すぐ売れてしまうんですよね~。
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2010年10月 2日
Posted time: 08:55
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Author : 共同研究農家
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米作りにはその人の思いがあります。
昔から主食であるコメには思いを寄せる人が多いですが、
近年はその傾向は薄いのかもしれません。
それは何故でしょう?
現代の農業は分業が進み、機械化で簡単に出来るようになってきています。
生産者の意識が、食べるものから商品に変わっているのではないかと思えるのです。
政府農協の取り組みがおかしかったのかもしれませんが
食べるものという意識より売れるものとしての見方が強く
結果中身についての判断ではなく見てくれだけを考えるようになった。
生産側からすれば、多く取れて売れるもの
食べる側も綺麗なものしか買わないという流れで
そうなってきたのかもしれないです。
そこには売れるものは値段の安いものという事が入ってきて
質を求めるより強かった。
今年は農協での買い込み金額が昨年より大幅に安くなるそうです。
おそらく採算ラインを割り込む可能性が高い。
そうなると作る人が減っていきます。
大規模にやって効率化を図らなければ生き残れないところまで来ていると思われます。
農業機械は高いのでそう簡単に大規模化なんてできません。
米では生活はできないと言われるようになってきました。
そんな状態で、安心できる米の供給が出来るのか?
無理です。
日本の米生産はどうなっていくのでしょう?
中身の事を考えている余裕は無くなってしまいます。
そんな中で本当に安心できるものを生産するにはどうすべきなのか?
それに挑戦し、独自の販売ラインを持って安全に向けてきた元田農園ですが
分業体制の中で安全を求めても無理だと判断し
全ての行程を独自にやれるようにしてきました。
機械の導入に追われ、収入のほとんどが機械代に消える数年を過ごしてきました。
それをそろえてこなければ安全を確保できないからです。
自然栽培という武器で高値で取引出来る環境であっても
そのほとんどが機械に向けるしかなかった。
でなければ一貫した安全なものを供給できない。
そこには昔から言われる年よりの話を聞き
それを再現できる体制を作らなければならない。
そうやって今に至っています。
絶対の安心と安全を担保することがいかに大変か・・・
今、しみじみと感じています。
思いが強く信念を貫かなければ出来ない事に向かって生きてきた数年間
見てくれる人は理解してくれているみたいです。
これからも困難は出てくると思います。
今度は安値との競合でしょう。
対抗するには絶対の安心と安全なものを供給するということしかないのですから
それをさらに突き詰めることしか無いわけです。
それでも安値にかなわなくなってしまったら
やめるしかないですよね。
今更適当なものを作ってごまかすなんて私には出来ないですから。
豊かさの先に、食べられる喜びを
サンクスアイは、植物性ミネラル・フルボ酸を通じ、土壌改良を行い、
本物の食物が収穫できる愛産物農法の普及を行うことにより、
日本の食の明るい未来を応援しています。
サンクスアイ 株式会社
〒861-8035 熊本県熊本市東区御領6丁目1-6
TEL:096-285-3910 FAX:096-285-3513
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2010年9月23日
Posted time: 08:55
|
Author : 共同研究農家
|
元田農園では2種類の米の品種があります(サンクスアイ農場でも同じ2種類の米の栽培を行っております)。
一つはヒノヒカリ
これは九州で永らく作られている米で地域に合ってきている品種です。
美味い米として全国食味会で優秀賞になったこともあるので
九州では定番の品種です。
掛けあわせとしては黄金晴とコシヒカリが使われています。
そのヒノヒカリは我が家では自家採取して5年
3年もすれば品種が変わってくるらしいので
我が家のヒノヒカリはヒノヒカリではなくなってきているかもしれません。
掛けあわせとしてはかなり多いので、過去の品種の特徴が出てきてもおかしくはないですね。
ただ私がいいと思えるものを選んで種にしてきているので
元田の米になってきているはずです。
もともと粘りが強かったヒノヒカリですが
自然栽培で自家採取を繰り返していくうち
あっさりとした感じになってきているのが解ります。
粘りのあるものが好みの方には物足りない感じがあるとは思いますが
食べていると他のヒノヒカリとの違いが解ってくるかと思います。
通常にあるヒノヒカリが食べれなくなってくるんです。
まずいとかではなく、体が受け付けなくなるという感じです。
おいしいんだけど食べれない。
何でだろう?って感じかな?
慣れもあるだろうし、感覚もあるはずです。
そこは試してみればまた楽しいですよ。
もうひとつは旭1号
今では仲間である栗原さんという方から種を分けていただきました。
近所で、この米が好きだからと自家用に作られていました。
それまでは慣行での生産でしたが、種は他にないのでずっと自家採取です。
旭1号は過去に2度消えました。
「西の旭」「東の亀の尾」と言われる時代があり大阪の米相場を動かすほどの品種だったのです。
昭和4年から昭和37年まで奨励品種とされ人気が高かったのです。
昭和20年代から多収穫の品種が台頭するようになり、作りにくかった旭1号は姿を消しました。
しかし昭和62年に美味い米の再来を望む声に復活。
http://sizensaibai.com/asahi-1988.htm
再び世に出てきたのですが、倒れやすく作りにくいことに加え
台風の襲来でことごとくなぎ倒されてしまって、一気に作付が無くなってしまったのです。
栗原さんはそれでも「好きだから」とずっと自家用として残されて
今に繋いでくださいました。
すでに20年以上も自家採取にて守ってこられたのです。
5年前その種6kを分けていただきました。
そこから私は自然栽培で作り、今に至っています。
我が家の主力の米になり、多くのファンがついてくれています。
あっさりとした味なのに、美味しい。
私の家では今では旭1号しか食べなくなっています。
この種は今は栗原さんと私だけが持っている品種です。
ほかに種は出さないということになっていますから
他では手に入りません。
系統のものはいくつも出ていましたので、その流れはあるかもしれませんが
今では本当に幻の米になっています。
自然栽培の旭1号は他にないのです。
私が思うに
自然栽培で生産するようになって、本当の美味しさが出てきたと思います。
今では栗原さんも自然栽培になりました。
私はもはや粘るだけの米はいらないと感じています。
何故にその昔多くの人から指示されたのかがわかります。
全く掛けあわせが無くて
120年もの歴史があって
多くの人に支持された米
それが自然栽培で今に存在することが奇跡かもしれません。
私はこの米に出会って本当に良かったと思っています。
★サンクスアイ農場の自然栽培米の販売について
サンクスアイ農場で来月収穫される「旭1号」「ヒノヒカリ」は販売させていただく予定です(詳細は、10・11月号発行の志通信[第6号]に掲載しております)。
会員様価格にて販売を行う予定です。
ただ、量に限りがありますので、発売後早めのお申込みをいただくことをおススメいたします。
10月24日に開催いたします「第2回自然栽培農業体験"稲刈り"」にご参加いただいた方には、優先的に販売をさせていただきます。記念すべき自然栽培を確実にゲットしたいという方は、ぜひ、稲刈りにご参加ください。
「第2回自然栽培農業体験"稲刈り"」の参加お申込みは、9月30日(木)までにお電話にてお願いいたします。
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2010年9月15日
Posted time: 08:55
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Author : 共同研究農家
|
来月には稲刈り
近づくとだんだん気持ちが昂ぶってくるんです。
始める前にやっておくことはなかったか?って考えながら
忙しく時間を過ごしています。
今日はその前に種の話をします。
我が家での米は自家採取
自分で種を残していくようにしています。
収穫時に良さそうなところを選んで別に保存し
次の年の為に備えておくのです。
種は歴史を遺伝子に残していくので
ずっと自家採取を続けるとその土地に合うものになっていきます。
種を残す意味合いは作物自身が一番解っているはず。
子孫を残すだけではなく、さらに続いていくだろうの先の為に
情報も残してくれるのです。
その情報から生き残りやすいように仕向けているのではないでしょうか?
人の手が入るようになって、今や種は買うものになってきています。
米も品種がばらつかないようにとの理由で
毎年買い換えるのが当たり前に推奨されています。
ほとんどの米が違うところで出来たものを種として作付するのが当たり前。
米にとっては迷惑なことですよね。
しかもその種は誰が作ったかはわかりますが、どうやって作ったかはわかりません。
その種の歴史がわからないままに生産に入るというのは何かおかしいですね。
加えて、種の交配の歴史すら知らない人がほとんどでしょう。
今の米は交配して「良かったもの」を選んできています。
その作業は大変なもので、ひとつの品種を作り出すのに10年ほどかけていると聞いたことがあります。
凄い努力です。
でもそれは農業研究センター当たりでの仕事なんですけどね。
我が家の旭1号は120年もの歴史がありますが
交配は全くありません。
選抜での継承ですから、環境に応じた変化はあるかもしれませんが
人為での変化が無いのです。
さて
その種、最近は扱いがひどい状態です。
一番わかりやすいから、とうもろこしを持ってきました。
これは最近は作りやすくするために、遺伝子までいじってあるみたいです。
たとえば普通の草を枯らす農薬を使っても枯れないものとかが出来るみたいです。
これはある意味便利です。
とうもろこしを作りたいから、種まきして
草が出てきたら枯れ草用農薬を蒔く。
とうもろこしは枯れないから草だけが枯れて収穫は楽になります。
これだけならば素晴らしい事ですが
それってなんでなの?って思いませんか?
最終的に人の口に入るものに変わっていくものですから
そこに何があるの?
大丈夫なの?
最近の農薬は安全ですと言っていますが
単体では安全でも、何かしらと複合されたらどうなの?って事があります。
やはり農薬は恐いのです。
それに肥料にだって何が入っているのやら・・・

ここに比較写真があります。
見て解りますか?
右が処理済み(ほとんどこんなものです)
左は処理してありません(探すのに苦労するんです)
販売されている種にはすでに農薬処理がしてあるものが大半です。
こんな赤いものが土に入るなんて気持ち悪いです。
今の世の中、便利さと引き換えに
自分の身を壊しているのかもしれないですよね・・・・
誰も守ってはくれないのです。
自分の体は自分で守っていかねばならないのです。
便利だけど恐い世の中になってしまいましたね。
だからこそ自然栽培を応援いただきたいのですよね・・・・
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2010年9月 8日
Posted time: 08:55
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Author : 共同研究農家
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もう少しでお米の収穫時期が来ます。
今年はアースジョイの試験を踏まえ、色々考えてきました。
肥料にも農薬にも頼らないで、いかに美味しいお米を生産できるか?
自然栽培での米作りは思ったよりも簡単です。
田植えした後はほとんど手をかけないのですから
簡単に思えてしまうのです。
(実はそれなりに葛藤が待っているんですけどね)
慣行で肥料農薬を使うのは何故かわかりますか?
戦後(第2次世界大戦の後)の食糧不足から来ているみたいですね。
そこから米の増産に激しく時代は動いていきます。
そして化学肥料と農業の普及活動が行われ機械化が進んで行きます。
農家は日本の主食である米の生産に燃えていたのでしょう。
その当時は米を5反も作ればなんとか食べれる状況だったと聞きます。
今では信じられないくらい米は高かったのでは?
いかに多くの米を作れるかが農家の自慢話。
それは今でも同じようです。
その為に品種も作りだされてきました。
調べてみると、2000種以上の名前が出てきました。
その中から美味しいと思われるもの、大量に生産できるもの
作りやすいものなどが残ってきたのです。
考えてみると、そこに消費する人の事を考えているようなところがあまりありません。
今では慣行での考え方は、土は根を支えるものとの見方です。
肥料で育てるのだそうです。
そこに自然の循環などありません。
自然を無視して生産されたものに、自然の美味しさを求めること自体おかしなことです。
しかしながら日本はその技術はもの凄いものがあります。
自然栽培をやっていて、それだけでは片手落ちだろうと
慣行の勉強もしましたが、いやはや、凄いなあ~~って感心します。
その力を自然に向けていたならどんなにすごかっただろうかと思います。
現実に今の食に関して情報を集めると
見た目は凄いが、中身はどうなんだろう?という物ばかりになってきました。
それどころか、アレルギーの基になってしまっている。
自然を制御できると思った人間の奢りです。
肥料農薬に頼らないならどうするか?
自然の循環を考えて効果のある事だけしか手は出せません。
人は米を作り出すことはできません。
米は稲が作り出しているのです。
稲は土が育ててくれるのです。
その原点に返り
土がいい状態になってくれるにはどうすべきか?
土の事を知らなくてはいけませんが、
今まではほとんど土の事が知られていませんでした。
その土をしっかりと考え
ちゃんとした土になってもらうために出来てきたのが
アースジョイです。
今年試してみて、もっといい使い方がる事が解りましたが
それは次回以降にまた試験をやっていきます。
アースジョイは土を考えています。
土が良くなれば生産物も良くなってきます。
なぜか?
土が良くなれば、水が綺麗になり、触れる空気が綺麗になります。
昔から知られている土の緩衝作用
それが最大限に発揮されてくるからです。
それが土の偉力と言われるものです。
自然栽培に最大限に力を発揮させてくれるのですね。
そして一度土が出来上がってくれば、使い続ける必要も無くなります。
自然の中で力を発揮できる土になってしまえば。
美味しいお米が出来てくるはずですね。
自然のバランスが取れたものだからでしょう。
食べて極端な美味しさみたいなものを感じることは少ないですが
体の中に溶け込んでくるような感覚になります。
食べ続けると不思議に思う時がきっとあります。
それを楽しんでいただきたいですね。
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2010年8月25日
Posted time: 04:32
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Author : 共同研究農家
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8月24日の稲穂写真です

みんなで田植えした稲から穂が出てきました。
天候が続くためでしょうか、今までより早めです。
昨年は確か30日くらいだったような・・・・
稲にも花がつきます。
しかし、その花はわずかの時間しか咲きません。
気がつくと咲いていた後のしぼんだ状態ばかり。
咲いている状態を見たことはないんですよね。
ここ数日にこの現象が起きますが
はたして咲いている花を見ることが出来るのか・・・
稲穂は少しずつ回転しながら成長するのですが
これも自然の中では当たり前の事のようです。
思っているより早く成長します。
これからはどんどん大きくなり
実を熟させていくんですね。
その過程は本当に凄いです。
ついこの前田植えしたと思っていたら
すぐに稲刈りの事を考えなくてはいけない。
私は田植えした後はほとんど田に入ることがありません。
(タニシ被害で補植するのは別)
肥料も農薬も使わないから
本当に自然の循環だけで育ってもらうのですね。
これが素晴らしいバランスの米になってくれるのです。
今年もそれを思いながら田の巡回に出ています。
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2010年8月22日
Posted time: 08:55
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Author : 共同研究農家
|

先日撒いた大豆が順調です。
この大豆は自家採取で20年以上になります。
だから悪条件でもなんとか育ってくれるのかな?
ここは区切りをつけて
アースジョイを使ったところ、使わなかったところになってます。
他に野菜類なども同じようにやっていて
比較試験をやっているんです。
どうなるんだろうとワクワクしています。
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2010年8月14日
Posted time: 08:55
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Author : 共同研究農家
|
アースジョイを試験している畑に大豆を蒔きました。

ここではアースジョイを使っているところと、使っていないところがあります。
アースジョイを蒔いているところは1週間ですでに土に変化が出ています。
そこで、大豆の他に多品種での野菜も試してみます。
こうやって比較していかないとわかりにくいんですよね。
さあ、どうなっていくかはこれからの楽しみ
田ではタニシにやられにくいという思わぬ現象が出てきているので
畑ではどんな効果が出てくるのでしょう?
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2010年8月 7日
Posted time: 08:55
|
Author : 共同研究農家
|
新しい畑の試験をやってます。
昨日鋤いて今日は部分的にアースジョイを使って見ました。


この畑は土がとても固く
いったいどうしたらこんなになるの?って思うほどでした。
そこでアースジョイの効果を見るには最適な場所と考え
部分的に散布して
処理したところとしなかったところの比較試験をするのです。
散布する機械の問題で思った通りの倍率になっていない可能性がありますが
多少のことは気にしないでやってみることが大事。
目標はアースジョイを500倍濃度(2cc/m²)
約1反に蒔いたのですが、蒔き方が悪く(3.5cc/m²)くらいかな?
こぼれたものが結構あったので2cc/m²以上は撒けているとの判断です。
この状態で比較するのですが
何を作ってみたが一番わかるか?と考えると
葉野菜なんです。
時期的に葉野菜ができるかどうかなんですが、ちょっと厳しいかもしれない。
そこは加減を見ながらやってみます。
理論上は大きな差が出てくるはずなんだけど
自然の流れで判断が難しくなる可能性もあります。
それはもともとの土の緩衝作用があるからで
どうなっていくかは時間の経過が知らせてくれます。
この後少し時間をおいて掘ってみることにします。
楽しみですよね。
そういう事象を集めて
土壌能力覚醒技術として確立させていく予定です。
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2010年7月27日
Posted time: 08:55
|
Author : 共同研究農家
|
毎年米を生産するには多くの機械を必要とします。
昔は手作業が多く、それだけ人手も必要だったのですが
近年は機械化が進み、随分楽になってきました。
その代わりに機械を購入するための資金が必要で
採算を合わせるには大規模化に向かわなければいけません。
それは手作業でやっていた時代の米の価値が高かったことで
たくさんの米を作りたいという農家の思いもあったようです。
しかし機械化で効率よく米の生産ができるようになってくると
次第に単価は安くなり
食事の変化もでてきて現在では農家は米だけでは生活できないくらいにまでなってしまいました。
さらに食に対する安全も叫ばれるようになり
農薬に頼らない生産方法に向かわなければいけなくなってきました。
それでも大量生産とのはざまで揺れている現在です。
私はその中から絶対の安全を掲げ
大量生産で当たり前になっている米の混合を嫌っています。
せっかく安全なものを生産しているのに
農協に出荷すれば誰のか分からない状態に混じってしまいます。
みんなが同じように絶対に安全なものとして同じようにやっているならまだしも
農薬も肥料もゴチャゴチャのものと自分の米を混合したくないのです。
そうなると
必要な機械は全て自分で揃えなくてはいけなくなってしまいました。
生産だけではありません。
販売も全て自分でやらねばなりません。
販売にかかる包装とか数字の管理も全てです。
その負担はかなり大きいです。
当然営業も必要なので、それも自分でやります。
つまり
米の生産から販売まですべてを自前で出来なければ
絶対の安全は確保できないとまで思っていますからやるのです。
そこに法律という決まりごともありますから
結構大変ですね。
それらをちゃんとするには機械化はかかせませんが
機械はみんな高い。
妥協せずにやるにはいったいいくらかかるの?ってくらい・・・・
必死に頑張ってきてようやく今に至ります。

今年コンバインを入れます。
これで300万オーバー
利益なんて数年分吹っ飛ぶ金額です。
もっと大量生産できるように技術も上げなくてはいけないけど
そう簡単ではない。
肥料農薬の凄いところですよね。
それを使うことで簡単にできることがたくさんあります。
それをやると安全に問題が出る。
ジレンマに隔たりながらも
私は絶対の安全を選択し、妥協のない生産を目指しています。
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2010年7月20日
Posted time: 09:50
|
Author : 共同研究農家
|
新しく畑を手に入れました。

ちょっと荒れているので整理しなくてはいけません。
しかしちょうどいい広さでテスト用に使えるのですね。
自然栽培に向けての土作りは、今までのところではすでに取りかかっていたので
新規での取り組みには解らないところが多かったのです。
慣行でやっていたところからいかに早く自然栽培に向く土に仕上げるかを試します。
アースジョイにはしっかりと活躍できる場所になります。
しかし肥料農薬は皆無です。
どうなっていくのか私自身も楽しみでしかたないです。

さてこの畑の南向きはこんな高い畝になってます。
これは使える!
ここでイチゴをやってみるかなあ~~って考えてます。
普通の考えでは思いつかない事やってみたいんですね。
いや、楽しみです。
あ、もちろんイチゴだって何も使わないですよ。
自然栽培のイチゴは日本には皆無でしょう。
試験です。
あくまでも試験ですからね。
周りの人に怒られないかこれから根回ししてみます。
何かしらの問題が出てきたら出来ないかもしれないですけど
挑戦してみたいです。
楽しいでしょう?
こうやって楽しみながらやれるのが自然栽培なんでしょうね~
綺麗に草を刈り取ってしまいました。
しばらくこのままで乾かして鋤いていきます。
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2010年7月15日
Posted time: 08:55
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Author : 共同研究農家
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みんなで田植えした苗は元気です。
植えたばかりではあっちこっちに向いていたのですけど
今ではしっかりと上を向いています。
他のところでタニシの被害が出ているのですけど
ここは全く無いんですよね~~~~
違いは・・・・・
アースジョイを使ったか使わなかったか・・・だけ
しかしねえ~~
頑張ったみんなの気持ちを大事にしてくれているのかな?
しっかりと育っていますからね~~
※サンクスアイスタッフより
元田氏は、アースジョイがどれだけ素晴らしい商品かをご存知ではあるのですが、予想を超える新たな発見があるようです。
自然栽培の普及がアースジョイによって、予想以上に早まるかもしれませんね。
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2010年7月 7日
Posted time: 08:55
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Author : 共同研究農家
|
お疲れ様でした~~
セミナーと体験農業が終わりました。
詳しくはまた報告があると思います。
さて
体験農場の他にもちゃんとみなさんにお分け出来るように田植えをしてあります
全て自然栽培
今年はアースジョイの効果を試験しながらの生育を見ることになります。
自然栽培では何も使わず自然の循環から育っていただくのですが
その手助けとして、アースジョイだけを使ってあります。
アースジョイはそこにある微生物が元気になる手助けをするだけです。
必要な水に含まれるいろんなものよりも希薄な状態で微生物の生成したものを利用してあるので
アースジョイそのものは何も養分には関係ありません。
自然に生きている微生物が元気になることで土が元気になるのです。
サンクアイ農業1
7月2日に田植えしました。品種は旭1号(自家採取20年以上)

サンクスアイ農場2
7月2日に田植えしました。品種はヒノヒカリ(自家採取種5年物)

今後の生育状態も報告していきますので
楽しみにしていてください。
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2010年6月30日
Posted time: 08:55
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Author : 共同研究農家
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天候がうまく合わずに出来なかった田植え
ようやく今日から始まりました。
植えたばかりの稲苗はとても弱々しく
ジャンボタニシに狙われます。
ここから約ひと月はタニシの食害との格闘です。
しかし
このタニシはいったいどこから出てくるのやら。
水が入った途端出没するんですよね。
ひと月過ぎたら苗は急激に大きくなってきます。
それまでは根を伸ばしているんです。
いったん根が伸びて勢いがつくと一気に育つんです。
もう何回も追肥しただろう?って言われたんですが
そんなわけありません。
それが稲の生きざまなんです。
【 本日お申込み最終日 】

いよいよ3日後、待ちに待ったサンクスアイの田植え体験(7月3・4日)です。
今のところ、天気も良さそうです!
本日が、お申込みの最終日となっております(FAX : 23時59分、郵送本日必着分まで受付)。
参加申込書は、会社にご連絡をいただきましたらFAXやメールにてお送りいたします。
とても楽しい貴重な体験ができると思います。
お申込み、お待ちしております。
ご不明な方は、サンクスアイまでご連絡ください。
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2010年6月22日
Posted time: 10:00
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Author : 共同研究農家
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田に水を入れ始めました。
鋤き戻しした後には何もしないままなので
ガタガタの土の状態にそのまま水を入れます。
そして代掻きでは簡単に済ませます。
これには理由があります。
あまり丁寧に代掻きをするとせっかくの大きな塊が壊れてしまいます。
塊があると隙間ができているので水も入りやすいけど
酸素も入りやすいのです。
稲の根が成長するには酸素が必要です。
そして土の中に残っていた残渣とか草などが完全に風化出来ずに残っていたものが
分解するときに出すガス(メタンなど)を抜くのにも役に立ちます。
代掻きは表面だけをトロトロ状態にするだけでいいのです。
その下はガタガタの塊のままがいいのです。
丁寧に見える仕事は実は人間の勝手な思い込みでしかありません。
しっかりとした根を伸ばせる状態を作り出すことが
私の仕事なんです。
これからしばらく忙しくなります。
そうはいっても慣行の人たちから比べれば簡単な作業になるんですけどね。
代掻きは大雑把に大胆に。
これがコツですね。
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〒861-8035 熊本県熊本市東区御領6丁目1-6
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2010年6月14日
Posted time: 08:55
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Author : 共同研究農家
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田植え前にネギのネタをひとつ

私の畑では今こんな状態でネギが出来ています。
ちょっと見ただけではわからないのですが、このネギの葉の下は深く入り込んでいます。

堀上げるとこんな感じ
この白い部分は35cm~40cmくらいになるようにしています。
普通の慣行長ねぎでは白い部分が35cmもあれば立派なネギなんですが
それをも凌駕するものを
自然栽培で作り上げることに成功しています。
さらに
今の時期はネギは種を残すべく頭立ちしているのが普通なので
ハウス栽培とかで時期を調整しない露地栽培物では存在しないのです。
それを今作り上げました。
ここまでに4年もの時間をかけています。
ネギの習性を利用しての工夫を凝らしてここに至るのです。
慣行でハウスでも使えば簡単なのですけど
肥料も農薬も使わない自然栽培で、露地栽培で、この時期には画期的なものです。
この場で種明かしはできませんが、意外に自然の流れを考えてみると出来ちゃうんです。
当然ですが素晴らしく美味いですよ~
※元田さんのネギは、以前の「腐敗実験」のブログでもご紹介いたしましたが、腐らない大変素晴らしいネギです。香りもよく、とても美味しいですよ。
豊かさの先に、食べられる喜びを
サンクスアイは、植物性ミネラル・フルボ酸を通じ、土壌改良を行い、
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2010年6月10日
Posted time: 08:55
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Author : 共同研究農家
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種を蒔いてから約2週間
芽が出て苗として育ってくれています。
不識布をはがす時がきました。


今年も順調ですね。
我が家の苗の作り方は今全国的に注目されています。
それは苗を作るときの土にさえ養分供給をしないからです。
今年は特に問い合わせが多かったんですけど
単純に田の土を利用するだけなんですよね。
写真を見ればわかるように、肥料なんて使わなくても十分な苗に育ちます。
それ自体が不思議と思われているようですけど
私からすれば、全く逆で、なんで余計な事をしなくてはいけないの?って思うのです。
必要なのは水管理だけ
昔は田にそのまま籾を落として苗を作っていたのです。
それを手作業で植えていたので、大変な仕事でした。
それが今は田植え機が普及して
簡単に出来るようになってきたんです。
私のやりかたも田植え機に合わせるのでこうなってきただけです。
自然と効率の上手い組み合わせを考えているだけです。

これは田植えセミナー用の苗です。
ポット苗でも一緒ですね。
同じようにやってみたら上手い事出来てきました。

みんなで手作業で田植えするのも楽しいんです。
凄い達成感が味わえます。
それが育って出来てきた米は思いも入ってきますから
最高に美味しいですよ~~~
自然栽培という最高の生産方法で、自分で手をかけた米なんて
なかなか食べられないですからね。
楽しみでしかたないです~~
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2010年6月 3日
Posted time: 08:55
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Author : 共同研究農家
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5月24日田植えイベント用の種まきをしました。

通常使っている苗箱は ↑ これなんですけど、今回の田植えは手植えでやるのでポット苗という一苗づつに分かれるものにしました。
これには専用の種まき機械があるのですけど、私の通常のものとは違うので手作業での種まきにしました。
簡単に出来るかと思いきや、大変な作業でしたね。
機械の便利さが解るというものです。

土を入れてそれに穴あけるように詰めていきます。
土がある程度詰まっていないといけないそうです。

そこに手作業で種まき
今までにない時間のかかり用で、終わったのは夕方
これに上から土をかぶせて苗床に置いておきます。
ちゃんと苗が出来るまで、毎日水管理します。
ポット苗での育苗は初めてなので、はたして大丈夫なのか?
心配なんですが、実際の田植えでの取り扱いがいいのでやってみました。
一応従来のやりかたでも作っておきます。
失敗することだってあるから、こうやっておくと安心ですよね。
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2010年5月25日
Posted time: 08:55
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Author : 共同研究農家
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自然栽培の元田です。
今回は米を作っていく行程の簡単な話その1です。
実は米を作るのは私の仕事ではありません。
米を作る仕事は稲がやってくれます。
その稲の育ちやすい環境を自然の循環から引き出してあげるのが私の仕事です。
その為にはどうすることが一番大事なのか?
簡単です。
自然の循環を壊さないように手をかけないようにすることです。
しかし手をかけないと放置と一緒になってしまいます。
そうなると生産と言う経済活動から外れてしまいます。
外れてしまうと仕事して成り立ちません。
経済活動に外れないように
それでいて自然の流れに逆らわないという
難しいところを突き詰めていくわけです。
今回はその田植え直前までの元田農園でのやり方の話ですね。
実は田の環境を考えるのには1年ごとには区切れないのです。
土の環境はずっと長い年月の積み重ねですから
その歴史を考えることから始まります。
それを頭において、今年はどうして行ったがいいのかを考えます。
日本には季節がありますから年ごとに区切りたがるのですけど
本当はそこからの始まりではいけないのです。
しかしながら、解りにくいので一応の区切りになるところから始めます。
その区切りは稲刈り直後です。
稲刈りで収穫したあと、その田はどういう状態であるか?
ここからが考える一応の区切りだと思います。
私は稲刈りのときに藁を切り落としていきます。
その藁はまた土に戻っていくので、どういう状態でいるのかを考えます。
そのあたりの事はいずれ話します。
状況としては切り落とした藁は春までそのままです。
そして春の天気がいいときに、湧き出てきた草を処理するまでは行程として変化がありません。
草刈りをすると藁もひっかきまわし、風化していきます。
しっかりと草も枯らし、藁も風化させてから土を起こします。
そこに先日お話ししました乾土効果を求めます。
土を乾かしている間に、今の時期に種の準備をします。
この種は自家採取によるものです。
種と土の関係を考えて、苗作りをします。
苗に使う土は基本的に自分の田の土です。
田の土には素晴らしい養分が含まれます。
そして抗菌作用もあります。
籾種はいろんな病気の元もありますが
おかしな病気にならないように一応消毒をします。
それが温湯消毒です。
それには田の土を水に溶かしこんだものに浸けるだけでもいいのですけど
土が出来上がったものでは有効だと思います。
私はそこに若干の不安があるのでお湯を使います。
そして苗土は田の土と山から採った赤土を使います。
本来は赤土は必要無いのですけど
田の土だけでは育ちすぎて田植え機に納まらなくなります。
手作業であれば必要無いですけど、そこに機械を使うがために
仕方がないとの妥協が入っています。
経済活動における効率の問題ですね。
そうやって種まきをし、苗床に並べて苗を作るのです。
その場合、根が土にしっかりと下りるようにします。
そうすることで自然の循環から生み出された養分を吸収出来るのですね。
葉が出てしっかりと光合成で養分を生み出せるようになるまでは
外部からの養分の吸収に頼らなくてはいけません。
それも自分でやれるように苗から頑張ってもらうのです。
肥料にも農薬にも頼らずとも、自然の循環を考えてやると
苗はしっかりと育ってくれるのです。
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2010年5月18日
Posted time: 08:55
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Author : 共同研究農家
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ずっと考えていた。
土が出来てくるとはどういうことなのか?
作物を生産するということは生産物に合う土作りが必要・・・
言葉で言うのは簡単だけど、実際にはどうなっているのか?
目の前の土に何をすればいいのか?
土が出来上がっていく行程は土壌生成理論からわかるのだけど
それを畑での実際に生産に向けられる土を作るということになると
簡単ではなかった。
それが実は何も使わず自然の流れに任せることで出来てくることが分かった。
ではそれはどうして出来てくるのだろう?
自然の不思議は悩ましい限り。
いったい何故?
特定の生産物に向けて作り込んだ土は特定の生産物に合う土になるが
そこで他の物を作ろうとすると出来なかったりする。
かとおもえば、何でも出来てしまう土になったりもする。
その状態を見て明らかに違う方向性を合わせもつ土の不思議。
それを追求すべく
片っぱしから資料を集め考えていた。

そういうことか!
光のエネルギーを光合成で有機物に変え
それで根を作りながら、さらに根から土を作っていくのではないのか?
そういう能力が植物が持っているとしたら
群生していくことも理解が出来る・・・
植物は土に根を下ろすために動物みたいに動くことが出来ない。
そこで子孫を残すべく種を作り土に落としたらいい・・・だけではなかったのだ。
子孫が生き残っていくための土に変えたうえで種を落とせば生き残る確率は格段に上がる。
つまりは自分が生息しやすい状態の土に変えていくことで
子孫の繁栄が期待できる。
そういう土にかえるには微生物、それも自分が住みやすくするはたらきの微生物を呼び込めば
土は特殊な方向、自分が住みやすくなる土に変わっていくのではないか?
それが進めば特殊な土に変わっていくのも理解が出来る。
さらに何でも出来る土とは
今ある植物では同じ傾向を持ったものが多いのではないか?
と考えればそれに合うものは出来てしまうではないか・・・・
それらが群としているのならば
何でも出来ると思うのも当たり前か?
その働きは根が持っているのであれば
土は根で作られていると考えることが出来るのだ。
これは確認が取れている話ではないが
科学では、理論から検証するという方法は一般的である。
そういう目で見てもらって考えていただくのは
もしかしたら役に立つかもしれない・・・・・
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2010年5月 9日
Posted time: 08:55
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Author : 共同研究農家
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乾土効果(かんどこうか)
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土壌が乾燥したり凍結して脱水されると、その中に含まれている有機成分の腐植の性状が変化し、土壌微生物によって分解されやすくなる。
この乾燥した土壌をふたたび湿らせるか湛水(たんすい)(水を張った)状態にしておくと、乾燥を受けなかった場合に比べて盛んに微生物が働き腐植を分解する結果、アンモニア態窒素の生成量が著しく増加する。
この現象を乾土効果とよぶ。
この効果は、冬期に水田の土壌を耕起したりしてよく乾燥させると水稲の生育がよくなることにより、昔から経験的に知られていた現象で、乾土効果によるアンモニア態窒素の生成量は土壌の窒素供給力の指標として用いられている。
乾土効果の窒素の給源としては、微生物菌体や植物遺体などに由来するタンパク態窒素が考えられる。窒素肥料が不足していた時代には、地力窒素を活用する有効な手段であった。
乾土効果は、湿田では大きく、乾田では小さい。また寒冷地では大きく、暖地では小さい。
----------------------------------------------------------------
いよいよ元田農園でも田の時期になってきました。
土を見てどうすべきか考えます。
乾土効果は木村秋則師匠から教えていただきました。
それを本当に効果的にするにはどうすべきか?
色々考えて今のやり方になっています。
肥料に頼らないで自然の循環をいかに取り入れて
生産物に育ってもらうかという題目では
こうゆうことを知っていないとなかなか難しいですね。
自然の循環だけでなく、植物の特性も知らなくてはいけません。
今の私はその特性にまでは踏み込んでいません。
それは一つづつ積み上げないといけないと思っているからです。
しかし基本は同じ所にあるというのはわかってきました。
これからその特性にも考えていくことになるのですが
簡単ではないなあ~と思っています。
日々勉強ですよね・・・・・
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2010年5月 5日
Posted time: 08:55
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Author : 共同研究農家
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今年もいよいよ米作りが近くなってきました。
私の住む熊本菊池は盆地なので
夏は暑く冬は寒いという気候です。
京都によく似ていると言われていますが
寒暖の大きさが美味しいものを作りだしているのでしょうか?
江戸の時代から菊池米として知れていたとはどこかで聞いた話し。
私の米の作り方のルーツは
あの「奇跡のリンゴ」生産者 木村秋則師匠から受け継いだものです。
師匠は東北青森なので、九州熊本とは気候が全く違います。
基本を教えていただいて、その後の地域に合わせる工夫は自分でやってきました。
それも当時のセミナーで多くの人と並んで聞いた話から
自分の地域に合わせるにはどうすべきか?と悩んで作り上げました。
今では苗の作り方など多くの方から教えてほしいとの問い合わせも多くなってきました。
種まきから一切の肥料分も農薬も使わないのですから
土のことを考えていないと出来ないからです。
そのあたりは私のHPにて書いていますので見ていただければいいかと思います。
http://www.myues.com/moto/index.html
普通にどこでも見かける稲作ですが
植物と捉えると特殊な生産物なんですね。
土に水を張って育てるというのはあまりないのです。
その特殊性から、米は米だけを作るように土も仕上げなくてはいけません。
今の流行りの米から裏作に麦生産というのは土をおかしくする原因になります。
それはやはり微生物に起因するものだと思いますが
田と畑では土の性質が違います。
それをわかっていないと自然栽培ではどちらも上手くいかなくなるでしょう。
田では肥料も農薬も使いませんが
水を張ることで自然に養分の供給が起こっていると言えます。
水の中の循環がそれを助けているのです。
だから畑作と違って
田植えさえ出来ればそれなりに収穫が見込めます。
そういう意味合いでは稲作は、自然栽培では簡単だと言えますね。
しかし、放置状態では1~4俵/反くらいしかできません。
それにちょっとだけ手伝えば慣行に見劣りしないくらいの収穫が出来ます。
そしてとてもバランスがいいので美味しいものが出来てきます。
酸化もしにくく、たくさん食べられる米になってくれます。
もうすぐその季節
この時期になってくると、落ち着かなくなってきます。
日本人の基本の食材ですから
何やら気合が入ってくるのでしょうね。
田を扱うのはやはり農業をやっていると
一番の醍醐味に感じているのかもしれませんね。
絶対の安心と安全を提供すべく
今年もその季節の風を感じているのです。
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2010年5月 2日
Posted time: 08:55
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Author : 共同研究農家
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土が出来てくるのは、岩石が風化したものと有機物が混じり合うことからです。
4億年前、岩石だらけの地表に海の生物が進出しました。
そこから植物が栄え、土が出来てくるようになったのです。
有機物は微生物の働きと風化した岩石との交わりで
土を形成する材料になっていきます。
そこには見事な理論が成り立っています。
現在その理論は隠れた状態にされてしまっていますが
いずれ表舞台に出てくるようになります。
現在の一般的な土の形成の話はよくわからないという解釈です。
しかしそれは実はすでに解明されていました。
表舞台に出れなかっただけです。
その理論に則り、作物を生産する土を作る方法を考えています。
それにはもう少し植物の事を知ることが必要だと考えています。
その理論と自然栽培との土の作り方にズレがあるからです。
私はどちらの考え方も間違っているとは思えず
かといってこのズレはどう解釈しららいいのかがわかっていませんでした。
自然の流れから考えると
行きつく先はひとつしかありません。
その過程の見方に何かが足りないのだと思います。
だからその足りない部分がズレに感じているのでしょう。
それも毎日土を見て作物を見ていたらわかってきました。
そこに思いをはせると、自然はなんと凄いシステムなんだと
感動するのです。
ここは私の畑ですが、まだまだだなあ~と思っています。
機械を入れて綺麗に均すのですが
数日すると表面の土が団粒化してきます。

この状態がだんだん深くなってくれば土が出来たのだと思えます。
この畑では30cmくらいにまだ固くなるところがあります。
そこまで団粒化するような土に仕上げることが土を作るということです。
これは自然栽培でなければ出来ない事です。
そこまでいくと自然の循環で、作物が欲しがる養分を供給できるようになります。
そうなれば肥料を供給することなく、農薬も使うことがありません。
それでいて収量は現在の慣行農業と比べて見劣りすることなく、
素晴らしく美味しく栄養価の高いものが出来てくることになります。
さらには見た目も綺麗なものになっていきます。
私はまだ行き着いていないので、満足できるものにまでなりませんが
最近ではあちらこちらから美味しいとの話を頂くようになりました。
色々考えてはいますが、行き着くのは土です。
土さえ作り込むことが出来ればいいと思うようになっています。
暖かく、やわらかく、水もち・水はけの良い土
これがいい土です。
それをどうやっていかに早くつくりだすことができるのか?
そこに焦点を合わせて研究しています。
おおよそ目標の到達点は見えています。
誰にでもできる方法論を組み立てているところです。
いずれそれは日本の農業を変えることになっていくでしょう。
素晴らしい仕事に巡り合えて幸せです。
農業は土を作り
そこから出来てくる生産物で生活し
多くの人の食を担う仕事です。
心がそれを支えます。
自分に嘘をつかず、本当にいいものを提供できることを考え
喜んでもらえることこそ醍醐味です。
そこに自分自身の喜びを感じ
土を作ることを考えているのです。
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2010年4月20日
Posted time: 08:55
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Author : 共同研究農家
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自然と言葉は簡単ですが、その自然は人間の知らない世界が広がっています。
大きくは宇宙から小さくは原子の世界まで。
その全ての影響を受けながら、ほんの少しの性質を利用させてもらいながら人間は生きています。
そこには人間が必要とするとかしないとかの話ではなくて
整然と流れていくルールがあるようです。
そこのほんの一部を使わせてもらって生きていくのが生物なのでしょう。
地球ができてから46億年の時間が流れていると言われています。
その時間を一日、24時間にあててみると
現在の人間の祖先ホモ・サピエンスが登場するのは23時間と57分
地球の歴史上では人間はわずか3分の活躍でしかないのです。
そのわずかな時間に驚異的な進歩をとげた人間が自然を解れということ自体無理なのかもしれません。
どこかで聞いた、地球を守ろうという言葉がむなしくなりますね。
人間の勝手な奢りとは関係なく、地球は、自然は動いています。
自然は人の思い通りになるものではないのです。
自然はそこにあるルールに従って動いているのです。
その動きを少しでも知ることによって便利な生活をすることが出来ているのですね。
自然のルールとはどういうものなのか?
少しそこを考えることで楽に暮らせるのかもしれませんね。
自然栽培とはそのルールを少しでも知ることで農産物の生産をすることが出来るということでしょう。
人の手が入ることですでに自然とは言えないのですが
自然の流れに少しでも近づきたいという願望からの勝手な思いですね。
それでも自然栽培はなかなか凄いぞと思えるのは
人間の本能に近いからだと思います。
本来自然が与えてくれたもので生物は生きていけたのでしょうけど
知恵を持った人間は便利なものを追いかけて楽になりたいと思ってきた。
それが行きすぎて違う方向にいってしまったのが現在ではないかと思います。
本来の方向に戻らなければという本能が自然栽培を注目することになったのかなと思ったりしてます。
そんな思いから自然を見ることの必要を感じます。
自然とは何なんだろう?
自然のルールとは何か?
そういうことを考えて自然栽培に向かうのです。
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2010年4月11日
Posted time: 01:10
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Author : 共同研究農家
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端境期の中でもどうにか野菜を作りたいと
ハウスにていくつかやっています。
当然肥料も農薬も使いません。
今までこのハウスには肥毒の塊が出来てしまって
そのままではどうにも駄目な状況でした。
何故肥毒の塊が出来たかというと
ハウスの中の隔離されたところでは自然と循環が違うからです。
自然の循環では空から雨が降ったり、太陽の光で水分が空気中に抜けたり等
ちゃんとした流れが出来ています。
ハウスでは雨は降らないし抜けた水分はビニールで止められ落ちてきます。
そこに偏りが出来て土に中で肥毒を形成するのです。
そこで必要でない時はビニールをはずし、自然の循環に戻してやります。
その作業と、今回は肥毒の解消方法のテストをやってみました。
いや~ビックリです。
すぐにはわからなかったのですけど
良く見ると綺麗な野菜たちが育ってきています。
あきらかに今までと違う姿を見せています。
おそらく写真では見分けがつかないし
現物を見ても解らないと思います。
そこまでの状況の比較が出来ないと解らないのです。

おお~~!!」と感嘆する状況が起きています。
現場を見ていないとわからないこの感動。
見た瞬間にこれはいけると思いました。
やっている本人はわかるのですが、これだけでは説明に不足なので
今後もサンプルをとり、多くのデーターをもとに説明できるようにしていきたいと考えています。
どんなにいいものでも、使い方を間違えれば結果が出ません。
どうすればいい結果を出せるのかの押さえが必要です。
その作業手順のマニュアルを作らなくていけない。

いや~楽しみです。
自然栽培と肥毒の解消方法の組み立てが出来れば
革命ですね。
この日本から害のある肥料と、農薬を排除できるかもしれないのです。
農産物を作るのには、農産物に与えるものは必要ないのです。
土を作る事さえ考えれば良かったのです。
土を作るには有機物が必要です。
だからそれを肥料と勘違いされる人もいるのですが
土を作るために必要なものと、作物に与えるという感覚では全く違います。
自然栽培の奥義がそこに隠されているのです。
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2010年4月 4日
Posted time: 07:39
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日本は戦後の食糧不足をくぐりぬけてきた後大きな発展をし、
当時50%を超えていたエンゲル係数は20%ちょっとにまでなっている。
エンゲル係数とは家計における食費の占める割合である。
一般的に裕福になると食費にかかる割合が小さくなるため
エンゲル係数は小さくなる傾向にある。
今は不況に陥り、この数字が当てにならなくなってきたみたいだが
(最近の統計では所得が低くなってもエンゲル係数は20%ちょっとくらい)
一般的にはそういう傾向にあるとされている。
食糧不足から日本の農業は増産に向かい
それに向けた技術が発展し今に至る。
その技術の大本はアメリカからの進駐軍に提供する食から始まっている。
専門技術を研究する施設が作られ、今に至る技術の基本になっているのだ。
そこから肥料農薬は生まれてきた。
それにより食糧不足の解消はなされてきているのである。
肥料と農薬は時代の要請でもあったわけだ。
日本の今は世界中から食料を集め、何でも手に入る時代になっている。
そんな中で食の問題が出てきて、その原因に農薬がやり玉にあがるようになった。
それから化学肥料にも原因があると言われ
ついには肥料自体が問題であると言われるようになってしまった。
そこには何の問題があるのだろうか?
効率だけを追いかける経済社会
はたしてこれでいいのか?という問いかけでもある。
自然はその中で上手くバランスを取ろうとしているようにも思う。
何かが偏るとそれをそうならないように何かが起きてくる。
今地球はどうなっていこうとしているのだろうか?
人間は知恵で便利なものを作りだしてきた。
それで便利な暮らしを手に入れてきた。
そこに何かが足りなかったのではないか?
それがエゴであるのかもしれない。
自分さえよければ・・・
自然と協調するものがもっと必要だったのか?
便利なものを手に入れた代わりに何かを失ってきているのではないか?
その失っていくものに危惧する人が出てくる。
そこに何かを感じて何かの行動が必要なのかもしれない。
自然栽培はそういった流れが表面化した一部にすぎない。
食の問題はこれからもずっと続く。
地球人口に比例してこれからも供給の体制の問題がある。
地球人口が増えすぎてきたときには自浄に働く力があるかもしれない。
それを考えた時に、今何故自然栽培が注目されてきたかに気がつくのである。
私は思う。
地球のいろんな変動、気候異常、災害などは自浄作用ではないかと。
しかし地球の歴史を考えると、地球にとってはわずかな変化でしかない。
異常と思っているのは人間だけであって、他の生物はそれに合わせて変化していくだけなのだと。
自然の流れを考えて生きればいいだけなのに
人間は何かを忘れている。
そういう問いかけをするにも
自然の流れに沿った生産方法である自然栽培をやっていく意義があるのでないかと考えているのである。
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2010年3月28日
Posted time: 12:46
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野菜を作っていると、どうしても出来ない時期があります。
それが端境期です。
春が近付くと多くの植物は子孫を残すべく種をつけます。
それが頭立ちという現象です。
種類にもよりますが、種が出来てくると養分はそちらに行くようになり
葉は美味しさが少なくなっていきます。
種まきの時期をずらしても、この時期には種を残すという自然の流れに向かいます。
私はネギを主力にしていますが、種がつきはじめると出荷が終わります。
日本では四季があるので、その時期になれば仕方ないことです。
だけどもスーパーとかに行くと、年中何でもそろっていますよね。
どうして?って思いませんか?
今はハウス栽培などで温めて時期を勘違いさせて作る方法が一般的になってきました。
おかげで旬が解らなくなってきています。
何かおかしいのですが、経済では競争がありますから仕方ないかもしれません。
自然栽培でも時期をずらすことはできます。
しかし旬の時期に露地でできたものが一番美味いですね。
私の自然栽培でのネギ作りでは旬に合わせて作るものと
頭立ちをうまく回避できるものを作っています。
しかし、端境期にはどうしても切れてしまいますね。
そこで工夫して、端境期過ぎた頃に出来るネギに挑戦しています。
野菜にはその習性があって、それを上手く利用するのです。
自然の流れを利用した工夫です。
なんとか端境期でも対処すべく
しかも自然栽培ですから、習性をよく観察しないと出来ないのです。
その習性を見るにはその歴史を考えることが必要になります。
たとえばトマトならば乾燥したところで育っていたものですから
水が少ないところで作るとかすればいいのです。
ネギの場合は秋に種まきして、冬に5度以下に出来るだけ合わせないようにすれば
春に頭立ちしません。
習性を考えれば自然栽培でも端境期を乗り切る事は出来ます。
そこまでの観察がたいへんなのですけど
それもまた楽しい時間ではあるのです。
豊かさの先に、食べられる喜びを
サンクスアイは、植物性ミネラル・フルボ酸を通じ、土壌改良を行い、
本物の食物が収穫できる愛産物農法の普及を行うことにより、
日本の食の明るい未来を応援しています。
サンクスアイ 株式会社
〒861-8035 熊本県熊本市東区御領6丁目1-6
TEL:096-285-3910 FAX:096-285-3513
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2010年3月21日
Posted time: 08:58
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Author : 共同研究農家
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毎日散歩に行きます。
犬と一緒に歩いて周りの観察をするのです。
私が住む菊池ではあちこちで菜の花がたくさん咲いています。
もう種を残そうとしている状態なのですが
花も元気に見えます。

この菜の花の葉を良く見てみると
種を残す準備をしているので養分がそちらに向かい
葉自体は弱ってきています。
だけど、どう見ても虫食いなどはありません。
ここは菊池川の堤防ですので、誰も何かをしているわけでもなく
肥料も農薬も関係ありません。
それなのにこんなに誇って咲く花、綺麗な葉が見て取れます。

他の草もそうなんです。
どれも虫食いの葉はなかなか見ることができないのです。
これはどうしてなんでしょう?
いったん人が作るという行為になると
虫がきて葉が食われ、穴のあいた野菜になってしまうとは・・・
自然と、生産するという過程での違いは何なのでしょう?
そこが自然栽培の入口なのです。
自然の流れを生産に取り入れて作物に育ってもらう。
これこそが自然栽培なのです。
自然の流れを再現して栽培に繋げる技術
放置しては時間のかかる自然の流れを
ちょっとの手伝いで栽培にできるのです。
そこに肥料も農薬も必要ありません。
みごとにバランスされた自然の食材が出来てくるのです。
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2010年3月13日
Posted time: 08:31
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Author : 共同研究農家
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太陽、水、土そして微生物
自然栽培だけでなく、生きるものに必要なのが水です。
水は水素と酸素で出来た分子なのですが、生物の基本になっています。
人間の体の8割近くが水で出来ていると聞いたことがあります。
その水ですがとても不思議な性質を持っています。
他の分子とちょっと違っている特殊性があるのです。
この性質が地球上の生物を繁栄させているということらしいです。
地球が水の星と言われる所以なのでしょう。
植物は太陽の光エネルギーと二酸化炭素と水の反応で
光合成を行っています。
いくら化学が進んだとは言え、人間の力で光合成は再現できません。
そこに起こる反応を調べていき、どうなっているのかを知るところまでは出来ています。
自然の中のシステムは到底人間の知識では再現できないほど凄いものなのです。
そのシステムをできるだけ利用させてもらって、自分たちの便利な生活に活かすことが精一杯の出来ることなんですね。
人が食べるものは植物が作っています。
食物連鎖の頂点に人間がいるだけで、連鎖がどこかで崩れ去ったときに人間の維持は出来なくなります。
その大基は太陽と土と水なんです。
人間は太陽を食べていると言っても過言ではないでしょう。
水は地球が出来上がった後、噴出した水蒸気による雲から一気に地上に豪雨として降り注ぎ
海洋として出来ました。
その当時は大気は二酸化炭素が大部分を占めていたのですけど、
海洋が出来たために二酸化炭素は吸収されていき大気の構成が変わっていきました。
そこに微生物が活躍し、全球凍結を経て酸素が地球に出来てきたのです。
それを作り上げたのが光合成菌であると言われています。
その昔から水と太陽の光と微生物の関係は切り離しができません。
地上に進出した生物が土を作るようになって
さらに植物が繁殖し、微生物から進化してきた動物になっていくのです。
地上に水が存在しなかったらこの進化はありえなかったのですね。
地球上の水はその分子構造から極性を持ち
いろんなものをくっつけて移動できます。
水の移動には太陽熱から水蒸気となり、雨になって降り、海洋の移動など
地球上の温度を調節する力があります。
地球の平均気温の15度を調節しているのは水の循環によるエアコン機能です。
この循環によって植物は繁栄し、今に至るのです。
人は太陽に感謝し、水に感謝し、土に感謝しなくてはいけないでしょう。
自然の中でこれらがうまく機能しているからこそ
人間は生きていられるのです。
その自然をうまく利用させてもらって出来るだけ人にいいものを生産するのが
自然栽培なんですね。
私はこのことをいつも頭において生産に向かい合っています。
これからの食は自然に感謝してバランスを考えていく必要があると思っています。
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2010年3月 6日
Posted time: 10:21
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Author : 共同研究農家
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肥毒
あまり聞きなれない言葉だと思います。
これは土の中に存在する
作物を生産する際に障害となるものの総称です。
自然栽培では肥料を施すことによる害の現れという扱いです。
現代の農業は土を無視した生産方法が取られています。
土は植物の根を支えるだけのものという扱いです。
だから肥料で作物を作るという考えなんです。
現代農業の大きな間違いなんですが、気がつかないというか
肥料農薬を売るための生産方法だと言えます。
土に投入する肥料は計算しながらやられているけど
その計算は大丈夫なのか?
自然の流れに反していないのか?
野山に自然に湧き出す草や木は何を養分として成長しているのでしょう?
そこには自然界に決まったルールが存在し
その流れに沿っている生態系が作られています。
その流れを知ることで人間の目標とする生産物に育ってもらおうというのが自然栽培です。
人間が介在する時点で自然とは言えないものですが
より自然に近い状態を生み出そうとしているのです。
分業が定着した現代に農を行い、そしてそれを仕事としていくことが出来る事を目標にしたのが自然栽培です。
自然栽培は自分だけでなく、他の人の食を扱う仕事として行われているのです。
慣行の農業では土をただの支えに考えているので
土の状況を考えていません。
考えていないと言うと違うと言われそうですが、植物が必要とする養分を肥料として与えるので考えることは何が足りないのか?です。
自然栽培では土の機能が発揮されれば過不足が無くなってくるので
余計な事をしない方向になります。
その代わりに微妙な状況を感じとって手助けをします。
それが感じ取れるようになればやることは減っていくのです。
いかに手を加えないで自然の流れに任せるかです。
慣行から自然栽培に移行したいと思った時
必ずぶつかる問題があります。
それが肥毒です。
肥毒は慣行で与えてきた肥料の中の余分なものが残って自然の土に帰るのを邪魔します。
自然の循環も遮ってしまうので、土の機能は発揮されないのです。
土の機能はそこに存在する循環の一部を担った生物が機能することで発揮されます。
肥料や農薬を入れてきた土ではその機能が極端に落ち
不活性化した状態での塊を作ります。
その塊こそ肥毒です。
最近では有機肥料と称して厩堆肥などを投入したりしていますので
土自体が腐敗方向に働くようになり
作物が腐敗しやすい状態になっていきます。
以前出されている腐敗実験を見れば解ると思いますが
すぐに腐敗するものを体に入れたらどうなるのでしょう?
食べたいですか?
これらは菌による働きが大きな原因ですが
土も菌の状態で健康になっていきます。
それらを上手く利用したのが日本の昔ながらの発酵技術です。
味噌も醤油も納豆もその典型的な例です。
土もそこにいる土壌菌が正常に働いてくれれば
そこで育つ作物は腐敗しない健康なものができます。
肥料や農薬を使う土では土壌菌は正常に働かないのです。
そこで考えたのが肥毒の除去です。
どうやったら肥毒を取り去ることができるのか?
私は肥毒を抜き去ろうと5年もの間格闘してきました。
なかなか抜けないのです。
抜けないとどうなるかというと
虫食いにやられたり、成長しなかったりと大変な目に合います。
土の中に出来た肥毒は吸肥力の強いものを作ることで抜いていきます。
麦とか大豆などを組み合わせてやるのです。
時間がかかり、何年も苦しみます。
抜けてくるとある時期から急にいいものが出来てくるようになります。
それをやり続けると自然の循環が戻ってきて
ちゃんとしたものが出来上がってくるわけです。
作物が腐敗に向かうものから発酵にむかうものに変わってくるんですね。
自然栽培に向かって一番の壁が肥毒なんです。
どうにか出来ないものか?
ずっと悩んできた問題です。
これを克服しなければ自然栽培は広がらない。
本当にいいものを世の中に提供するに大きな壁となってきていたのです。
私の圃場ではある程度の対策と時間をかけてきたのでかなり抜けてきています。
しかし、この時間は生活をするには非常に厳しい時間でしかありませんでした。
まともな生活ができないでは自然栽培は出来ない。
何度も心が折れそうになりました。
その苦しみを抜けなければ自然栽培に行きつけないのだろうか?
ようやく抜け出しつつある自分ですが
後につながる人たちは出てくるのだろうか?
同じ苦しみを味わわないといけないのだろうか?
今それを解決できる方策を求めています。
いろんな方向から考えて、ようやく光が見えてきました。
この苦しみを解決できるのはそれを味わった人間でしか出来ないと思います。
その苦しみを知らなければ、対策は作れないからです。
簡単に出来ると考えた人もたくさんあるでしょう。
簡単に考え出来なかったら引けばいいだけですから、ある意味簡単です。
それでは自然栽培は広がらず、本当に安全なものは手に入らない。
今年はそれを克服できるかもしれない年です。
試験を始めています。
近くにいい結果がお知らせできるようになることを祈って頑張っていきます。
肥毒の克服は私の悲願であるのです。
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2010年2月27日
Posted time: 01:10
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Author : 共同研究農家
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腐敗と発酵
誰が創造したのかこの地球の仕組み。
追いかけるとその精巧さに驚いてしまう。
自然の循環をみるだけでも驚嘆の事実があるのである。
ほんの一部であろうかと思える腐敗と発酵の話。
この前の記事にネギの腐敗実験をやってあるが
これは循環の過程を見るに解りやすい。
何故腐敗するのか?
何故発酵するのか?
どちらも微生物による活動の結果であるが
微生物は自分で選択しているわけはなく
状況に応じた対応をしているだけである。
つまりそこにある物質に腐敗菌が活躍するか発酵菌が活躍するかは
その物質の質によるものなのだ。
腐敗する環境があれば腐敗菌が活躍するだけ。
反対に発酵する状態にあれば発酵に向かう菌が活躍するだけなのだ。
いろんな見方があるだろうが、その指標として酸化しやすいかどうかという判断がある。
酸化しやすいと腐敗に向かいやすく
酸化しにくいと発酵に向かいやすい。
微生物の活躍にもルールがあり
どちらかが強いとその方向に向かうのだ。
中途半端なのはせめぎ合いをしている最中であると判断できる。
生物は循環の中の一部であり、その循環の大きな役割を微生物が持っている。
どう働くかは対象の状態による。
腐敗実験はその物の状態を示す指標となる。
つまりこれで酸化しやすいものかどうかがわかるわけで
酸化しやすければ腐敗に向かいやすいという判断ができる。
人間の感覚で腐りかけているものには臭覚が拒否をする。
腐りだすと凄い匂いを発生するから、感覚で食べるなと判断する。
対して発酵するものにはいい匂いをもつから食べても大丈夫と判断する。
人間の持つ感覚は凄いのだ。
食べるものを見ただけで判断できないのなら
この腐敗実験で試せばわかるのだろうが
買うという行為ではそんな時間はない。
ではどうするか?
生産方法である程度の判断ができるのである。
それは肥料を使ったか使わなかったかである。
肥料を大量に使ったものは腐敗に向きやすく
肥料を使わず自然の循環に任せたものは発酵に向かいやすい。
それはそのまま抗酸化値となって現れる。
これが自然のルールとして存在する。
さて
どんなものがいいのでしょうか?
ご自身で考えて判断していただきたい。
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2010年2月21日
Posted time: 08:57
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Author : 共同研究農家
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自然栽培の元田です。
春に向かいつつあるこの時期、種まきとかの作業が出てきます。
それでも内容はたいしたことないので
今日は自然栽培に欠かせない条件の話です。
自然栽培というか自然の成り立ちを理解しないとこの栽培は出来ないのですが
そうそう簡単に自然は理解できるものではありません。
実は自然をすべて理解しようなんて誰にもできないです。
せめてその法則を見て、それを利用させてもらうというのが本当のところですね。
自然って何だろう?
考えたことがある人はそんなにはいないでしょう。
生れた時から存在するものですから気にもしないというか考えることもないです。
その自然によって自分が生かされていることに気がつかなければ考えないことでしょう。
最近は科学が発達してきたので、いろんなことがわかってきています。
その分野に足を入れてしまうと奥が深いことにビックリするんです。
それをうまく利用できることで、便利な生活に活かされてきています。
その自然の中のほんの一部を理解することでとんでもないことが起きるんですよね。
人間の存在がいかに小さいものなのかと思ってしまうほどです。
その自然の基はどこにあるのか?
誰もが知っている太陽ですね。
その太陽は地球から1億5000万K離れています。
地球の赤道を一周すれば4万Kですから、とんでもない距離があるのは理解できますが
とても感覚では追いつけない数字です。
太陽からの光エネルギーがあるからこそ人間は生きていられる。
まずはそこに感謝しなくてはいけないです。
その光エネルギーが地球に届くのに8分くらいかかるのですが
その距離がちょうどいい位置になるために地球上の生物が生きれるんですね。
まさに奇跡の場所に地球はいます。
その場所で生物が長い時間をかけて今の地球になってきました。
その成長してきた時間は46億年
理解しがたい時間をかけて今の地球になっているんです。
その地球は出来上がる時に多くの小惑星のぶつかりあいから成り立ち
成長してきたときに大きな天体とぶつかりました。
そこで再び再構築されて地球と月が出来たのです。
地球と月は互いに影響しあいながら現在に至ります。
出来た当時は2万キロほどしか離れておらず
潮汐の影響は想像を超えるほどだったと推測されています。
互いの潮汐の影響で段々離れていき、現在は38万キロに距離を持っています。
今人間が生活するのにも地球と月の関係は切り離しはできません。
月がなければ現在の地球の環境は維持できないだろうと言われています。
この太陽、月、地球の関係を考えることから自然栽培は始ります。
作物を栽培するための土も全てがここから始まるのです。
土が出来てきたのは4億年前から。
それまで海でしか生活できなかった生物が陸に進出した時に土が出来てくる環境になってきたのです。
土を理解しないで栽培はできません。
その歴史に目を向けることこそ、自然栽培の原点なのです。
宇宙の法則から土を考える。
これこそが作物を栽培するための第一歩だったのですね。
奇跡の重なりあいが今の地球に存在する。
大きな条件は宇宙からの贈り物だったのです。
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2010年2月13日
Posted time: 12:41
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Author : 共同研究農家
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自然栽培の元田です。
今の時期は、畑の調整とか種まきとかの地味な仕事をやります。
今まで畑にいた作物はこれから端境期といって無くなっていくのです。
春には作物は子孫を残そうと種を作る時期になってきます。
それで野菜などは「とうだち」して養分を種に使うんです。
野菜が世間に無くなってくる時期ですね。
そこで今回はお米の話です。
日本人の主食はやはりお米ですよね。
食生活が変化してきて、米の消費は下がってきていますが
日本人は長らく米と野菜での食生活が続いているので
体がそういう作りになっています。
肉食の外国とは一線があって、腸が長くなっているそうです。
動物性タンパクは消化が速いですが、植物性タンパクはちょっと時間がかかるので
その分腸が長くなっているのだそうです。
自然の流れは上手く出来ているんですね。
日本人は米を主に生きてきているので
その習慣をやっていくのが体にもいいらしいです。
これから段々かわっていくかもしれないですけどね。
その米ですが
この100年ほどの間に随分と品種が変わってきています。
毎日食べるからおいしい米がいい。
それは誰でもそうですよね。
それで品種改良などが行われてきました。
品種改良は稲の花がほんの20分くらいしか咲いていないので
その間に交配させるには人間の力が必要です。
自然に交雑して出来るのもありますが、ほとんどが人間の手で作られたものです。
調べてみるとその品種のなんと多いことか。
この100年は品種改良の歴史みたいなものです。
美味いと感じれるものと作りやすいものを目標に改良されてきたんだと思います。
時代背景がそこには見え隠れします。
食べ物が少ない時代には大量に生産できるものが出てきて
大量にできるようになったらおいしいと思えるものになってきて
それでいて簡単に作れるものになってきます。
中にはガンマー線をあててDNA異常を引き起こしてまで品種を作ったりしています。
今は温暖化に合わせて耐暑性のものになってくるのでしょうか?
なんだか常に品種改良みたいな感じです。
そうやって出てきた品種に人が食べたら何かが起きるかもしれないという検証は時間がかかるために解っていません
最近になってあまりにいじりすぎるために米のアレルギーが出てきています。
米を食べると何かしらの拒絶反応が体に出てくるのです。
いろんなものでのアレルギーが多発しているのは、自然を良く判りもしないのに
一つの特徴を持たせるために化学的な方法でやりすぎているからではないでしょうか?
生産も肥料、農薬を使うのがあたりまえで自然の循環を無視しています。
アレルギーの出る要素としてたんぱく質の異常を唱える人が出てきています。
品種改良のしすぎで、おかしくなってきているのだそうです。
そこで、昔のあまりいじられていない品種を望まれる人も出てきています。
私はそういうことも含めてどういう米がいいのかを考えました。
それから行き着いたのが「旭1号」です。

120年前からの歴史があり、
選抜で出てきた品種なので自然のままの流れを持っています。
そこに自然栽培での生産ですので、安心できます。
作りにくいのですけど、美味いし安心できるからこそやっています。
以前は西日本の米の代表だったのですけどね。
最近では多くの篤農家に知られるようになったのですが
寒いところで出来にくい晩稲なので、西日本でしか作れないんですよね。
もっと提供できるように頑張りたいと考えています。
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2010年2月 5日
Posted time: 11:32
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Author : 共同研究農家
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みなさんはじめまして。
元田農園をやっています元田裕次です。
自然栽培で全ての作物を生産しています。
自分で食べたいと思うものを作りたいと行き着いたのがこの栽培方法です。
自然の循環を理想としていますので、当然、農薬や肥料は使いません。
人為的に何かをするということを極力控えることがこの栽培の特徴です。
かといって何もやらないわけでもありません。
自然を規範としていても、放置では栽培できなくなるので
人為的な手助けは必要です。
人の食として、食べる人の体を作るものとしての最高のものを追いかけながら
仕事として成り立つ方法を高いレベルで融合させる農業なのです。
人の食べる行為とは何であるかを常に考えています。
以前は慣行の農業でしたから、移行するに自然になじむまでの時間が必要です。
人為的に農薬や肥料に頼ったっために、自然とかけ離れた作物を生産していたわけです。
そこから自然の循環を求めても簡単にはいかないのが実情です。
その方策を求め、苦しい時間を過ごしてきましたが
少しづつ自然の循環を取り戻してきているように思います。
その証拠が見た目はまだまだだけど、美味いと感じれるものが出来ていることです。
美味いとは舌で感じるものでなく、体で感じるのです。
食べた瞬間に体に広がる感覚があります。
食べて飲み込んだ瞬間にそれが体に広がる感じがする。
それを美味いと感じれる。
これが自然栽培の大きな特徴です。
今や世間に氾濫する食べ物もどきとは全く違う世界がそこにはあります。
効率だけを求めた食べ物もどきでは、人の体はまかないができません。
本質を追いかけてこそ、食の道。
農業は人の体を守る仕事なんですね。
その仕事に賛同いただき、ともに広めていきたいという
藤原社長の意向を受け、協力していくことになりました。
これから農業の現場からの情報を、この場を借りて発信していきます。
是非ともみなさんも関心を持ち
幸せな人生の一部に入れていただけることを願います。
元田裕次 51歳 熊本県菊池市七城町
よろしくお願いいたします。
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