驚くべきお米づくりの実態!!
今回は、私たち一般人が知らない「農薬」について触れていこうと思います。
「稲の芽出しから始まり、生苗(いくびょう)の期間を経て、稲を刈り取るまでに農薬を何回くらい撒かれると思いますか?」
という質問に、皆様ならどのくらいの回数を予想されるでしょうか?
私は、3回から4回くらいだと考えました。
そして、サンクスアイ愛産物農法のアドバイザーである網本さんにたずねてみたところ、耳を疑うような数字が返ってきました・・・
「20回です。」
「えぇ~!!!本当です!?」私は思わず大きな声で叫んでしまいました。
予想をはるかに超えた20回という衝撃の回数・・・ショックとしか言いようがありません。
なぜこんなにも「農薬」が使われるのか・・・
それは、自然の理に反して「化学肥料(窒素化合物)」を「生苗」の段階から使用し、光合成を促進させ、時間をかけずに育った「苗」のひ弱さに問題があるからです。
無理やりに成長させられた「苗」本体は、見た目は背丈も伸び大人のように見えますが、中身はというと、「菌」や「害虫」に対抗する免疫力がない、全く赤ちゃんのようなものです。
だから、「稲」が刈り取られるその日まで「農薬」を撒き続け、「害虫」から身を守らざるを得ないのです。
化学肥料で育った「苗」は絶対に、「農薬」なしでは秋の実りを迎えることは不可能という現実・・・
つまり、「化学肥料」と「農薬」が、1セットになった稲作、これが現在の主流である、「一般農法」なのです。
しかし一方では・・・
「農薬」は自然環境を破壊するということで、「減農薬」を勧めている「環境保全農業」という考え方も存在します。
今現在使っている「農薬」の使用回数を半分に減らし、その環境下で収穫された米には、「特別栽培農作物」という称号が与えられるそうです。
しかしここにも、笑えない裏話が存在します。
「一般農法」では、有機リン系の「農薬」を20回ほど撒いていました。
そしてそれを、「減農薬」に向け、半分の回数以下の9回にしたとします。
その9回に使用される「農薬」はというと、前とは比較にならない強力な毒性を持つ、ネオニコチノイドと呼ばれるもので、ニコチン基と青酸(青酸カリの主成分)との合成化合物であり、神経系を破壊していきます。
その威力は、大型の「害虫」ゴキブリなどを瞬時に殺傷できる殺虫剤そのものなのです。
これを、「稲」の根の部分から浸透圧を使って無理やり体内に吸収させるため、毒性の強い成分は「稲」の細胞レベルで残効性を持ちながら留まります。
その結果「稲」は、悲鳴をあげるかのように根の成長を止めます。
「米が泣いている・・・」
と網本さんは言う。
こんな育てられ方をしているお米の一生を思い、私の頬にはいつの間にか熱い涙が伝っていました。
何かが間違っている・・・
このままではいけない!!
日本の食と農業を守らなければならない!!
誰かがやらなければ・・・
サンクスアイの志しはここにあるのです。
本当に安全で安心できる、大自然のエネルギーだけでお米を作ることができる、サンクスアイのファーミングリテラシー愛産物農法こそが、これからの日本の未来を切り拓いていくことを信じながら・・・
私たちはこれからも全力投球で頑張って参ります!!!
笑っているお米を届けたい!!
純粋に・・・心からそう思っています。
そして、昨年収穫をいたしました『愛感謝米』は皆様の深きご理解のもと、<完売>を致しました。
ありがとうございました。
本年度の秋の実りもぜひ楽しみにお待ちください。