こんにちは。
師走も半ばを過ぎ、2015年も残すところわずかになりました。
埼玉の田んぼからお届けするお便りは、今回が今年最後の回となりました。
2015年を振り返ると、今年は本当に雨がちで気温も高め、近年でも特異な年でした。
稲作をさせていただいて思うことは、毎年同じことをしているようで、気候も違えば状態も違って、同じことの繰り返しではないのだなぁということ。
例え毎年と同じような気候で、繰り返し同じ農作業をしていたとしても、「今年ここ」に生えた稲は二度と出会えない稲。
一期一会と言いますが、特に私達は田植えイベントを開催させていただいているので、あの子があんな表情でおどけて植えた苗・・・と思い出すと、本当に二度と会えない一期一会の稲です。
出会いと言えば、田んぼならではの出会いもたくさんありました。
田舎の一軒家ならではの珍事件も。
暮れの特番のごとく、今年の生きものとの一期一会をダイジェストでお届けします!
かりかりかり・・・
春のある日、猫のマメ太が自宅の廊下で、何か小石?のようなものをかじっているのです。
?と思ってよく見てみると、亀!
川によくいるクサガメの子と思われます。
ガクブル状態で、手足をこれでもかと引っ込めています。くわえられお持ち帰りをされ、さそがし迷惑だったことでしょう。
傷をつけたりはなかったようで、元気に水音のする方へ帰って行きましたよ。
こちらは・・・
がおーーーーー!
田植イベントの時に、子ども達に捕まったザリガニの赤ちゃんです。
精一杯威嚇しているつもりでしょうが、怖くないよ~笑
来年夏には見事なバルタン星人のような甲羅になっていることでしょうね。
こちらは、自宅の庭で縄張りを主張するかのような百舌鳥(もず)のオス。
赤茶の美しい姿、その獰猛さで、小さな猛禽類とも言われているそうで、自身と大きさの変わらないスズメを襲ったりすることもあるのだとか。
昆虫やカエルなどを主食にしているそうです。
・・・そりゃ、ここでは餌には困らないことでしょうね。
こちらは、その百舌鳥に狙われがちな・・・
雨蛙。葉っぱにつかまりひと休憩。
この日は本当に暑くて、カエルとしてもお風呂中のような伸び具合。
こちらも雨蛙。
隙間にすっぽり、何だか安心?(しているのかな?)なのは、人間としてもわからんではない・・・??
冬の畦を歩いていたら、珍妙な葉っぱを発見しました!
ニラが自生しているのですが、葉っぱが出る時につっかえて、下からはどんどん成長して葉っぱは作られるし・・・で、折りたたまれたのでしょうね。ようやく外に出れた時には、ジグザグ状に形状記憶した、そんなストーリーがあったのでしょう。
一枚一枚に、その時の笑える出会いが詰まっていて、思い出し笑いしてしまいます。
写真に収められなかったざんねんさんも含めて、一年間本当にたくさんの生きものと出会いました。
そして!
田んぼに集うのは、生きもの達ばかり・・・であるはずもなく。
今年もたくさんの方々との出会いがありました!
旧知でずっとお世話になっている方、今年お会いした方、久しぶりに再会の方。
たくさんの方々が、色んな形で支えて下さって、私達は稲作を続けさせていただくことができました。
こうやって記事を読んで下さるというのも、私達の励みになっています!
紙面上で失礼しますが、拙い文にお付き合いくださって、誠にありがとうございました!
佳いクリスマス、新年をお迎え下さいね!
皆さんの2016年が素晴らしい年になりますように!
網本朝香
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