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秋の朝露は

カテゴリー:ブログ 共同研究農家 2015.11.06

ヒヨドリの 「ツイーツイーー」 と長い鳴き声が、秋の穏やかな陽ざしに響き、樹々もだんだん色付いてきました。

みなさん、いかがおすごしですか?

田んぼは、ひと休憩中。

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夏の間、細長いイネ科の草の葉っぱが、それは、それは、背高く茂った畦(あぜ)も、収穫が終わって刈払い機に短く散髪され、あたりの景色は広々とした空間をとり戻したかのようです。

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刈りこんだ畦が、きれいな緑でおおわれていますね。

写真だけ見ると一瞬春のようです。

刈った後に伸びたイネ科の茅(ちがや)の細長い葉っぱの間に、春によく見られる丸っこい葉っぱ・・・クローバーに、地縛り、カラスのエンドウ、スズメのエンドウ、スギナ・・・スイバなんかも生えていました。

秋と春は気温が似ているので、多少似たような植生になるようです。

秋の気温が高い年には、春の半分近くの量の花が咲いたりしますが、今年は葉っぱが出ていてもあまり花は見かけず、見事に静まり返っています。

それだけ残暑がなく、気温が低いということでしょうか。

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朝晩の冷え込みで、早朝は草をびっしり露が包みます。

不思議なもので、朝露はスギナにかたよって宿るようなのです。

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あぜの写真の中央、白っぽく見える10センチ幅ほどの筋が、スギナの一群。

白っぽく見えるのは、スギナを覆う朝露がキラキラして白っぽく見えるのですが、周りのイネ科の草や、丸っこい葉っぱにはそれほどつかず、区別できるほど違いが出ています。

スギナは水分が多いのかな?冷たいから結露する?なぜ?

 

謎は秋と共に深まるばかり。

 

さて、こんなふうに畦が緑でいるのも一瞬で、秋の深まりと共に気温が下がり、草の多くは枯れて、茶色い冬景色に移っていきます。

 

そんな秋の緑のあぜを愛しむかのように、黄色い地縛りの花。

少しずつ寒く、空気が澄んでいく中で、まぶしく一輪咲いていました。

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網本朝香

 

 

 

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