こんにちは。
埼玉県では、このところずっと雨が降り、田んぼも洗濯物もなかなか乾かない毎日です。
皆さんはいかがおすごしですか?
稲刈りが終わると、お礼肥・・・一年のお礼を込めて肥料をまき、固まった田んぼを耕します。
長かった栽培期間が終わり、一息です。
・・・と言いたいところなのですが、この長雨で田んぼに入れず、お礼肥や耕すこともまだ先になりそうです。

さて先日、社長の欣一が、お米の袋詰めの行程での講習を受けに、栃木に行ってきました。
稲作の先生にも久しぶりにお会いしてきました。
私達に成苗稲作の体系を教えて下さった稲葉先生です。
数年ぶりになってしまったので、私も娘を連れて同行してきましたよ。
お元気に海外も飛び回ってらっしゃって、ご活躍何よりでした!
講習を受け終わって雑談の中で、
事務所の南側の田んぼに、今年は随分草が生えてしまったので、原因について質問したところ、
即答で、田植え直前の「代掻き」に問題があるのでは?とアドバイス下さいました。
代掻き・・・田んぼに水を入れ、トラクターで耕し泥を均(なら)す作業で、
慣行栽培では、田植えがしやすいように準備として、「田植え直前に一回」が通常ですが、
先生の成苗稲作の体系では、
泥を均すだけでなく、「草を抑える意味がある代掻きを田植え前に数回」との事なのです。
慣行栽培とは代掻きの目的も変わってくるので、そのやり方が特徴的なのですが、
どうやら私達の2、3回目の代掻きの仕方がまずいのでは、と教えて下さいました。
また、杉戸あたりの田んぼの特徴でもあるのですが、ねっとり粘土質な田んぼの場合、
土の中の酸素が少なくなりやすいので、稲の根っこが酸欠を起こさないよう、
耕し方や肥料にも工夫が必要だとのアドバイスも下さいました。
さすがは先生、即答でした。
研究に研究を重ねられ、
全国、または海外の津々浦々の田んぼをみてこられたこと、それだけでなく、
この原因があると、この結果になる・・・
理路整然と、稲と田んぼや草、生きものの関係が、
順序立てて、体系だって、先生の中にはあるのだろうなぁと、改めて感服!!
さぁ、教えて下さったので、後は情熱をもって実行するのみ、来年は抑草できるはず???
こうご期待!!ですね!