雨がちだった今年の夏休み、お盆休みも雨だったり涼しかったりで、サンクスアイ農場のある、埼玉県春日部市でも雨曇りがちな夏の終わりです。
皆さんいかがおすごしですか?
周りの田んぼは、早くも稲刈り真っ盛り!年々収穫が早くなっているようです。
網本欣一がさせていただいている、サンクスアイさんの農場の収穫は・・・9月半ばあたりになるでしょうか。
楽しみですね!
さて、前回稲の花をご紹介しましたが、花は散り、穂らしく、少しずつカーブにを描くようになってきました!

実るほど頭を垂れる稲穂かな・・・のとおり、稲の花が結実して、実が詰まってくると、重さで垂れてきます。
同じ品種でも、育ち方によって軽い重いとあるのですが、習った成苗稲作の特徴は、何と言っても大きな穂。
ところで、垂れるほど大きな穂を実らせるには、「穂首=穂の根元にある、茎との境目の節」が丈夫でないと、穂の重みに耐えられないそうです。

指先がさしている節が穂首です。
では、この「穂首」がどうしたら丈夫になるかというと、「茎が太く育つ」と丈夫になるそうです。

では、「茎」がどうしたら太く育つかというと、「根がたくさんでて、地中深く張る」と、太く丈夫な茎が育つそうです。
何事も土台から・・・とは昔からよく言われていることですが、稲の場合も、実る穂の一目には見えない根っこのところ・・・土台や基礎が肝心になるのは、全てに共通するところなのでしょうか。
では・・・その、「根」がどうしたら地中深く張るかというと、稲葉先生は、ご指導くださる成苗稲作の体系の中で「苗八割」といって、苗が本来の育ち方をして、すくすく丈夫に育てば、根が張り、茎が太く育ち、大穂を実らせる。
苗で八割稲作が決まるようなものだと、苗の大事さをおっしゃっています。
「土台が大事」
「幼いころの育ち方が大きく影響する」
・・・私は子育て最中なので、どうしても子育てと稲育てが似ているとなぁと見てしまいます。
人間にも稲にも、自然全てに流れる、理のようなことがあるように感じるのは大げさでしょうかね?
さて、稲の根っこの話から膨らみましたが、次回には、ちょうど収穫の様子をお届けできるかもしれませんね。
夏休みも終わり、ちょっぴり・・・いや、かなり名残おしいですが、収穫の秋はすぐそこです。
網本朝香